トヨタが燃料電池車を発売！

トヨタが燃料電池車を発売するというニュースがネットのトップニュースに流れていました。

車両価格が７００万円だそうで、みんからでも『そんな高いの買えるか！』との声が多いようですが、１３年超の車両を持っている人から掠め取った割増自動車税を財源にそのうち高額な補助金が出ると思われますので、もうすこしお安く買えるでしょう（怨

テレビではどういう風に報道されているのか知りませんが、ネットでは半分以上のニュースソースは１０年前にトヨタとホンダが燃料電池車を出したことは『無かったこと』にしているがのごとく ガン無視されているのを見て、違和感を禁じ得ません。

以前に比べれば技術そしてコストも向上しているとは思いますが、サラっとも触れていないところが多いのはどうしてでしょうか。さらに１０年前燃料電池車をデビューさせたにもかかわらず、その後のモデル投入が長年の間 途絶えていた理由もはっきりしません。


ところで昔、工業ガス会社で働いていたことがあったのですが、その会社では天然ガスから水素を分離するノウハウを持っていたので、それに伴い水素ガス販売も手掛けていました。

１０年前に燃料電池車がデビューした時にその会社は『よ～し、これから水素売っちゃうぞ～！』と張り切って設備投資して水素スタンドとか作っちゃったみたいなのですが、テレビを見たら私が新人の時に社員教育してくれた先輩も水素プロジェクトリーダーみたいな肩書きでニュースに出ていて、それを見て『あの先輩はこれから出世するのだろうな』と思いました。

ところがその後、トヨタもホンダもさっぱり燃料電池車を作らなくなってしまったので、水素が売れると読んでいた会社はハシゴを外された形となり、３年前とある工業地帯で見かけた水素スタンドは閉店されており、廃墟になる雰囲気マンマンでした。なによりも 先輩の処遇がとても心配です。