異音ストーリー(後編）

「いたきちくん、どうする？・・・これ？」





















・・・・・なぜ、こんなパーツが無造作に・・・・（－－；






悩む！！・・・・・どうする？？







今、買わなくてもきっとそのうち購入するだろう・・・・。






「ＳＹＭＳ製のメタキャタやけど・・・作りいいやろ？」





確かに・・・・いい。ピカピカ・・・たまらんなあ・・・（´Д｀；）





「あと入り口・・・・もうすこし修正するよ」







・・・・うう！！・・・・社外サポートパイプ装着して走り出す気持ちと・・・・・社外サポートパイプそしてメタキャタ装着して走り出す気持ち・・・・・・（－－）




















「・・・・やってください！！！（ノ∀‘）」



















　　　　　　　　　　　　　～時はながれ、夕方～











Ｇ－ＮＯＢさんちに行くと、すでにいたきち号がお店の前に・・・・。













「ＮＯＢさん！！・・・・いたきち号は・・・・・直りましたか！！？？」






ＮＯＢさんは、ニヤリと笑い


「自分で確かめな☆」






ＮＯＢさんの後ろには・・・・綺麗に・・・そして静かにアイドリング中のいたきち号が！！！（≧∀≦)ﾉ








「綺麗な音になったやろ？今バンテ－ジの焼きいれてるんよ」



















おお！！悩みに悩んだメタ様！(笑)









「異音の原因はやっぱこいつやったわ」



そこには、ふにゃふにゃ動く純正タービンサポートが・・・。




「せっかくやからタービンサポートの遮熱板はずしてみようか」



そういううとおもむろにＮＯＢさんは・・・・


















しかし溶接までした遮熱板はなかなかはずれない！









「くそー！！」




叫ぶＮＯＢさん。





「いや、もういいっすよ！十分です！！」




あまりにも頑丈な遮熱板とのバトルにおいらは思わず止めようと・・・






「いたきちくん、こいつにはスバル乗りは泣かされ続けたんや。これは君だけのためにやってるんやない！・・・・これは、チューナーとしての私と・・・・このシャネ（遮熱版の愛称）との・・・男と男の戦いなんだ！だから止めないでくれるか、いたきちくん！」








あまりの迫力に言葉を失う、俺いたきち２２歳（－－）







ＮＯＢさんの額から汗が噴出し、シャネ（遮熱版ね。）からは火花が飛んだ。







あ！・・・・あと一歩！！（＞＜）









「でやーーーー！！！！！！」














































「・・・・・・・終わったよ、いたきち君。」









「はい（ＴＴ）・・・・外れました・・・。」






シャネは、断末魔の叫びをあげ、そして引き裂かれた。





シャネの中には、意外にもジャバ（ジャバラね。）が入っていた。








ＮＯＢさんは、おもむろにシャネを手に取り、おいらの顔に近づけた。






「ほら？わかるかい？いたきちくん。このジャバの所をよく見てみなさい。」









・・・・・・・・あ！




























そこには、紛れもなく亀裂があった。

悪魔の異音の元凶をとうとう発見したのだ。






「とうとうやったんですね！！ＮＯＢさん！！・・・・・ん？？ＮＯＢさん！！？？」










戦いに全てを使ったＧ－ＮＯＢは、自分の愛車であるフォレスターにもたれながら眠り込んでいた。







ＮＯＢさんは、愛車に「・・・・もう大丈夫。全ておわったよ・・・パトラッシュ・・・。」





と、言っているのだろう。









おいらは、起こさないようにいたきち号に乗り込んだ。


アイドリングは、全然静かだった。ただ温室は変わっていた。
ギアをローにいれ、走り出す。

軽い!!
まじで？？？工ｴｴｴｴｪ(ﾟДﾟ；)


２速にいれフルスロットル！！徐々に音量は上がっていき・・・・・速い！！

速い！！！！

いつもなら７千回転でやってくるフン詰まり感が全くやってこなかった（≧∀≦)ﾉ

こんなに変わるの!!??
（直前までのいたきち号は排気漏れしてたから余計そう感じたかも?でもハッキリいって全然違います。）







感動の試乗を終え、再びＮＯＢさんちへ！





駐車に止め、終始感激にひたる。。。。









これが真の・・・・おまえの・・・・・






































こんなに速いなんて・・・・気づいてやれなかった。

走る為のＳＰＥＣ－Ｃだもんね。当然か？

それなのに・・・今までの俺は・・・やれシャコタンだ！やれワイドフェンダーだ！やれレクサスや！


おれはなんて事をしていたんだ！！・゜・（ノ∀‘）・゜・
















「それに・・・・やっときづいたか・・・いたきちくん。」







ＮＯＢさんが、いつのまにか傍に立っていた。





「ＮＯＢさん・・・・俺・・・・俺!!」





「もうええんや・・・・・。いまからでも遅くはない。また昔に戻ったらええやないか？」








「また・・・・・もどれるやろうか？」






「大丈夫！君ならできるよ。」





俺は・・・・泣いていた。


ＮＯＢさんも・・・泣いていた。









「さあさあ・・・今度はなにをする？？」







「・・・え？」





「新しく生まれ変わったいたきちといたきち号。何するかって聞いてるんや。・・・・・なんや？前置きインタークーラーか？タービンキットか？あのブレーキもなんとかしないとな！・・・・どうするいたきち君!!」





ＮＯＢさんの目からもう涙は消えていた。





そして・・・・おれも・・・・・




















「・・・・・・・ＮＯＢさん！実はもうきまってるんや！」











「おお！なんやいうてみい！！いたきちくん！！！」












「新生いたきちの次のターゲットは・・・・・・・」













「うんうん！！」























































　　　　　　　その瞬間、ＮＯＢさん地面に崩れ落ちた(笑)












　　　　　　　　　　　　　　　終わり。
　　　　　　　
　　　　　　　　　　　（ながなってもたー！！(￣▽￣;)!!）