W210（中期）メーターの取り外し方法（SST編）

今回は、ご要望のあったメーターの取り外し方法を詳細にレポートします。
取り外しにはSST（スペシャルサーヴィスツール）を使っています。
メーターの車体側にあるエアコン吹き出し口を外して、後ろから押し出す方法もありますが、僕は手が太いので、この方法を使っています。
他の方法もあるみたいなので、試してみたらレポートしてみたいと思います。

これがSSTです。探せば、千数百円で買う事が出来ると思います。

メーターの左右には、このSSTを引っ掛ける切り欠きがあり、そこにこのSSTを引っ掛けます。
右側はここ。

左側はここです。
左右対称の位置にあります。

作業を開始する前に、ハンドルを一番下まで下げ、一番手前にしてください。
メーター配線を外す時、とても楽になります。
また、バッテリーのマイナス端子を外してからの作業が基本ですが、僕の場合、外さなくても大丈夫でした。
安全のため、バッテリーのマイナス端子は外してください。
外さないでの作業は自己責任で。

左右どちらから始めても良いですが、僕は右側から。
時計調整のｈボタンとｍボタンの中央辺りにSSTを差し込み、90度捻ってメーターに引っ掛けます。
引っ張ってみて、外れない事を確認します。

同じように左側の＋ボタンと－ボタンの中央辺りにSSTを差し込み、90度捻ってメーターに引っ掛けます。
この際も引っ張って外れない事を確認します。

両方引っかかったら、左右を交互に少しずつ引き、メーターを外します。

メーターを抜き、裏側を見ると、カプラーが2箇所あります。
これを外せば、メーターが外れます。

カプラーの赤丸部分にある出っ張りを指で押し込み、灰色のレバーを角が丸くなっている方（この写真では右側）に倒します。

こんな感じに倒していきます。
90度倒しきると、カプラーがメーターから外せます。
左右のカプラーを外せば、終了です。

メーターを取り付ける場合、カプラーを差し込んでから灰色のレバーを90度起こし、カチッと止まった事を確認します。

左右のカプラーがきちんと接続できた事を確認したら、メーターを押し込んでいきます。
一気に押し込む事は出来ないので、左右交互に少しずつ押し込みます。
左右均等に奧まで押し込めば、作業は終了です。