私の場合、PCの買い替え時期はいつも「Windowsのサポート終了」に左右されます。
しかし今回は慌てることなく、今年10月に予定されているWindows10のサポート終了に向けて、半年以上じっくりと対処法を考えてきました。
今回ばかりは「CPUの世代落ち」も無視できない要素だったので、いつもとは違い、なるべく新しめのCPUを選ぶことにしました。
これまではといえば、
Windows2000終了時にはXPの中古、XP終了では7の中古、7の終了時にはWindows10にアップグレード済みの中古、といった具合に、毎回1万円台の出費で乗り切ってきました。スペック的にはそれなりの辛さもありますが、インターネットと非接続のスタンドアロン機として、1997年製のPowerMacintosh 7300/180(Mac OS 8.6/クロック0.18GHz!)を今でも現役で使っている身としては、「スピード命」とかなんとかではないんです。
ネット上では、自己責任でWindows10を11にアップグレードする方法も紹介されていますが、いずれどこかの段階でCPUの性能不足が足かせになりそうです。中途半端に切り捨てられるくらいならば、最初からそのCPUに合ったOSで安定運用させた方が、まだマシだと思っています。
最近では、役所や企業からのレンタルアップの再生PCが大量に出回っていますね。
ある日、新聞広告を見て気になったので、実際にその譲渡会に足を運んでみました。売れ筋は5万円台のノートPC。いや、並んでいたのはノートPCばかり。
正直なところ、私の目には「帯に短し襷に長し」にしか見えないPCばかりなのですが、それでも高齢の方々が迷いもなくポンポンと買っていく様子には驚かされました。
CPU性能を脇に置いて、最低限必要な周辺機器を考えながら構成すると、あっという間に8万円近くになってしまいます。そのくせ保証期間はたった6ヶ月。販売は東京に本社・・・、いや、東京にしか会社が無いので、保証対応の手続きも面倒そうです。しかも内蔵バッテリーは保証対象外。つまり、いずれはただの「据え置き型PC」になる可能性が高いと思われます。しかし、そうであるならば今度は、画面サイズや視認性も気になります。
そこでもう少し予算を上乗せして、「最近のデスクトップPCならばどうか?」と方向転換しました。
近所の家電量販店を回ってみると、ほぼオールインワンPC一択の状態。国産ブランドだったら選択肢は、富士通(四つ足ディスプレイ)かNEC(スタンド型ディスプレイ)。どちらも中身はLenovoですけれど。
ちなみに今年3月、台所用テレビを買い替えた際にフナイ製を選んだのですが、四つ足タイプは設置場所の水平に影響されやすく、脚が貧相に見えて不安定。その経験から、ディスプレイの設置方法には敏感になっていました。
ノートPCやテレビのように、本体ごと動かして視認性を調整するようでは疲れやすく、作業にも支障をきたします。だからこそ、上下の角度調整も自由にできるNECを選んだのは、我ながら理にかなった判断だったと思っています。あえてクルマで例えるならば、テレスコピック・ステアリングのようなもの。チルトステアしかない車ならメーターに干渉することもありますが、位置の微調整もできれば快適です。とはいえ、NECでも最近のiMacほどの自由度はありませんけど。
というわけで、最終的にNECの「PC-A23シリーズ」を選びました。
旧型の立体式PCデスクにも設置できました。・・・・・・とはいえ、横幅ギリギリでDVDマルチドライブの利用は厳しいという状態ではありますが。
宣材用写真に、私の環境をハメ込んでみました。
私がプライベート用に新品PCを買ったのは実は今回が初めてです。今まではMacも含めてすべて中古機でした。ただし、今回購入したのは家電量販店の展示処分品。いわば「新古車」的な存在ですな。
オールインワンPCに抵抗はありません。
最初にプライベートで入手したMacもPerforma 5210という一体型。その次は筐体がほぼ同じPowerMacintosh 5500/225。そこで一度オールインワンから離れて、某国立大学で研究用に使われていたPowerMac 7300/180を入手し、中古ショップが仙台駅東口周辺にまだあった頃にメモリ432MBまで増設。拡張スロットにはUSB増設カードを2基装着し、現在に至る・・・という。
そんなわけで、今回のPCは久しぶりのオールインワン機。液晶ディスプレイと周辺機器のコンパクト化、接続端子の共通化など、スッキリとした設計に驚かされました。
それにしても、今では分厚いマニュアルが一切付いてこないんですね。代わりにMicrosoft製の生成AIに質問すれば済む時代。確かに、それならば紙のマニュアルは要らないかもしれません。
これからは、PCにもAIが標準搭載されていくようですが、ギリギリ「AI非搭載世代」機なので、個人的にはむしろ良いタイミングでの購入だったと思っています。
Posted at 2025/07/21 23:30:02 | |
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