ロードスターの北海道ツーリング⑭ 最終回
投稿日 : 2013年08月11日
1
北海道滞在の最終日が明けた。
朝からコーヒーを入れ、朝食をかじる。
コーヒーの香りたちこめる。
時刻は7時。
そろそろテントを畳もう。
2
少し山を下ると通称「青い池」がある。
ほぉ、なるほど本当に青い。
立ち枯れとともに幻想的な景観である。
少し雨が降ってきたが、通り雨だろう。
3
朝から美瑛の丘めぐり。
晴れてきたので幌を畳む。
ここは、えっと、なんとかの木。(名前忘れた)
木陰で風が涼しい。
雲は掛かっているが、空は明るい。
4
こういう丘をオープンで走るのは本当に気持ち良い。
曇っているお陰で、日差しは柔らかく、風は涼しい。
でも広大過ぎて中々絵になる写真は撮れない。
カメラを助手席に置いて、自分の目にこの風景を焼きつけることにした。
5
その後、旭川に行き、昼食として旭川ラーメンを食す。
適当に入った店だったが、すごくおいしかった。
汗がひく間、涼しい店内で地図を眺める。
今日はまだ時間がある。
下道で洞爺湖くらいまで足を伸ばそう。
下道を走る。
途中荷物満載の富山ナンバーのカブを発見、声を掛ける。
日本一周中らしい。
まだまだ旅を続けられる事がうらやましい。がんばって。
下道を抜けて16時過ぎには洞爺湖到着。
6
ここを目指した理由は温泉に入りたいと言うのがあった。
ところがここに来ると、くたびれてしまって入る気が無くなってしまった。
今日で北海道最後か…何だかガッカリした気持ちで洞爺湖を眺めていた。
雲の動きが特徴的で、それを撮影するため微速度撮影していたというのもあるが、ボーっと湖を眺めていた。
一体どれだけの時間そこに座っていただろう。
「あのー」
不意に後ろから声を掛けられた。
7
後ろを振り向くと目をキラキラ輝かせた男性が立っている。
「この尾張小牧ナンバーのロードスターはあなたのですか?」と聞くので
「ええそうですが…」
答えながら愛車を見ると、隣にカッコいいNCが停まっていた。
それを見て、気付いたのだ。
この目の前のこの方は、ロードスター仲間だったのだということに。
この方は今年の富良野ミーティングの実行委員の方で、今日は仲間とツーリングした後偶然通りがったのだと言う。
思えば北海道上陸以降、ロドに出会うこともなく、ここまで来てしまった。
だが、最後にこんな素晴らしい方との出会いがあったのは本当に幸せだった。
貴重な富良野ミーティングのパンフを頂いた。
「いつか必ず行きますから」
約束して別れた。
ただ残念なことに、みんカラをしているかを聞くのを忘れてしまった。
8
素晴らしい出会いがあった後は少し元気がわいてきた。
雨の中室蘭に立ち寄る。
豪雨で夜景を写真に収めることはできなかったが、瞼には焼きつけた。
アヨロ温泉で体を綺麗にし、苫小牧からフェリーに乗り込んだ。
フェリーのアナウンスが敦賀への着岸を告げたのは翌日20時だった。
甲板は蒸し暑く、ここが北海道でないことは確実だった。
(完)
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このページをご覧になった方へ。
「ロードスターの北海道ツーリング①~⑭」までご覧いただき、また沢山の「いいね」ありがとうございました。
今回、皆様の「いいね」が本当に励みになり、全14回、写真総枚数112というエラい長いフォトギャラリーを続けることが出来ました。
ありがとうございました。
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