
本日もChatGPTと打ち合いながら、文章を生成しました。
前回書いたように、今回はFL1の足まわりとの関係性を軸に、比較対象としてFL5とGRカローラも引き合いに出しています。
自分では気づけなかった言葉が言語化されていたり、「ちょっと違うな」と思う部分があったりと、生成された文章にはプラスもマイナスもありますが、総じて“使える”と感じています。
赤ペンを入れて自分なりにカスタムする前提であれば、ゼロから書くよりも圧倒的に効率的です(※私は有料版を使用中ですが、無料版でどこまで使えるかは不明です)。
それでは、以下がその本文になります。
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テーマ:標準シートをキャリーオーバーしたFL1シビックRSから、実用スポーツ性と快適性の両立を考える
0. はじめに:RSに期待した「走り」と「装備」
「RS」と聞くと、多くの人がスポーティな走行性能や引き締まった乗り味、そしてそれを支える専用設計の装備を期待するだろう。かつてのEK9やFD2など、ホンダが送り出してきたホットモデルたちは、それぞれが時代に応じた“走り”を提供してきた。その流れの中で、FL1シビックRSはどうなのか? 今回は、走行性能に大きく関わるインターフェースである“シート”に着目し、車両全体の動的性能との関係も交えながらレポートしていく。
1. シートの第一印象──「硬い・薄い・足りない」
納車直後、しばらく乗ってまず感じたのは「思ったより硬い」という印象だった。腰に負荷がかかってしまうのか、運転後しばらくすると鈍いダメージを感じる。特に背中から太もも裏にかけての座面は想像以上にクッション性が乏しく、快適性を確保するために、低反発クッションを敷いたり、ランバーサポートや肘置き用の追加パッドを試すなど、補完的な工夫からスタートすることになった。
2. 実は標準シート──RS専用ではない事実とその違和感
FL1のRSには専用のスポーツシートが搭載されているように見えるが、実際には標準グレードと共通のシートにレッドステッチを加えた仕様で、以前のEXグレードなどと非常に近いデザインだ。かつてEK9に搭載されていた純正レカロのような、太もも・腰・肩をそれぞれ支えるサイドサポートは備わっておらず、購入当初から“RS”という名を冠するモデルとしては、やや物足りなく映った。
3. 馴染んでくるフィット感──素材と身体の歩み寄り
納車から数週間、走行距離が4桁を超えたあたりから、当初感じていた硬さは徐々に和らいできた。これは、シートのウレタンが体圧に馴染んできたのか、あるいは無意識のうちに運転姿勢や体重配分を調整するようになったためかもしれない。2500キロを超えた今では、センターコンソールに取り付けていた肘置き代わりのクッションも不要になり、純正状態で快適にドライブできるようになった。
4. 助手席問題──同乗者からの不満と実用上の影響
ただしこれは、ステアリングも使って身体を保持できる運転席の話。助手席では事情が異なる。開放感のある室内空間と相まって、身体をホールドしてくれるレカロシートのような支えがないため、EK9と比べると明確に劣る印象だ。コーナリング中には身体の上体が横方向に流れやすく、とくに頭部が左右に揺さぶられる。実際に同乗者からは「落ち着かない」といった声がしばしば聞かれる。
そのため、2名乗車が多い私の使い方では、日常の運転でも横Gに対して非常にナーバスな操作を強いられ、運転の楽しさが明らかに損なわれている。ただし1名乗車時であれば、ステアリングでの身体保持が可能なため、ここまでの不満はなく、キビキビとした走りを楽しむことができる。
5. 走行性能とシート設計の相互作用──“しなやかな脚”に“受け止める側”が追いついていない
この問題は、現代ホンダらしく洗練されたFL1シビックRSの足まわりの性格とも密接に関係している。特にフロント側は過度に硬くなく、初期の舵応答では適度なロールを伴う「しなやかさ」を持ち、街乗りからワインディングまで幅広く対応する柔軟性を備えている。
しかしその柔軟性があるがゆえに、車体がロールすると同時に乗員の身体も動く。太もも・腰・肩を支えるサポートがほぼ存在しないこのシートでは、乗員の上体が横Gによって揺すられ、右へ左へと動かされる。シート生地自体は滑りにくい仕様であり座面からずれることはないが、上半身を物理的に保持する要素が欠けているため、自力で踏ん張らざるを得ない。
この影響は助手席で特に顕著だ。ステアリングも使って身体を保持できる運転席とは異なり、全身の支持をシートに委ねる助手席では、体勢を保つのが難しい。結果として、不安感や不満が生まれやすい状況となっている。
つまり、車両の走行性能が劣っているのではなく、むしろ自然で扱いやすいセッティングであるにも関わらず、シートのホールド性能がそれを受け止めきれていない。RSというスポーティなキャラクターに対して、シート単体の完成度がもう少し高ければ、このクルマの持つしなやかな走りをもっと安心して味わえるはずだ。
6. 他車比較:GRカローラとFL5シビックタイプRのシートと足まわり
FL1シビックRSの“走りと座り心地のミスマッチ”を明確にするため、GRカローラおよびFL5シビックタイプRとの比較を試みる。
GRカローラは、ハードなスポーツ走行を前提としたモデルであり、足まわりもロールを抑え込む方向でしっかり引き締められている。ここに組み合わされるのが、腰や肩をしっかり支える専用設計のバケットシート。座面と背もたれはやや硬めだが、ダイレクトな操作感と安心感があり、車体の動きと身体の一体感を感じやすい。
一方で、こうしたバケットシートは日常的な乗降や長距離移動での快適性には妥協が伴う。腰高な着座姿勢や張り出したサイドサポートが気になる人もいるだろう。だが、それを承知で“走りに振った”設計にしている点が、このクルマの性格に合っている。
FL5タイプRも同様に、足まわりはRSよりさらにタイトに締め上げられており、コーナーでの姿勢変化は最小限。だが、それでもシートには一切の妥協がなく、ウルトラスエード素材の専用バケットが上半身を的確に支える。腰・太もも・肩それぞれのホールドが非常に強く、車体の応答と身体の動きが高い次元で同調する。
この2台に共通するのは、「高性能な足まわりに対応する強い支持力を持つシート」が備わっている点。価格帯としては両車とも500万円台に達しており、その対価に見合った装備が用意されている印象だ。
それに対してFL1 RSは、しなやかな動きと適度なロールを持つ足まわりを備えながら、シートのホールド性能がそれに追いついていない。快適性は高いが、ダイナミックな走行シーンではやや物足りない。このギャップは、クルマとしての完成度を惜しく感じさせる要素のひとつだ。
7. まとめ:RSに必要な“もう一歩”のシート改善とは?
FL1シビックRSは、走行性能と快適性を高次元で両立した優れたモデルである。その一方で、スポーツグレードとして名乗るには、シートの完成度にもう一歩の工夫が求められる。
足まわりの素性が良いだけに、追い込んだ走行ではシートによる身体支持が不足し、動きと姿勢が分離してしまう。これは助手席で特に顕著であり、街乗りでも同乗者の満足度を下げてしまう可能性がある。
今後の改良として注目したいのは、サイドサポートの構造。腰・太もも・肩を自然に支える骨格をシート内に持ちつつ、日常の乗降性を損なわない工夫が求められる。張り出しすぎない“ちょうどいい”スポーツシートを、ホンダとその技術陣であれば十分に作れるはずだ。
RS専用での対応が難しいのであれば、ホンダアクセスや無限ブランドを通じて、他車種でも汎用できるシートとして提案してもいい。ディーラーオプションで選べる仕様が増えれば、「肩身の狭い」お父さんも、ワクワクしながらご家族と相談出来るのではないか。
RSは“家族に言い訳できるスポーツグレード”という立ち位置にもあるグレードなので、ホンダにはこの“もう一歩”の挑戦をぜひお願いしたい。
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シビックRS | 日記
Posted at
2025/06/02 14:40:15