
おはようございます どんがら です!
今、松井証券が暑い。大手ではないが、独自の信念で投資を主導する面白い証券会社。一歩間違えればやばい道に足を踏み出すかもしれないが、顧客への忠誠心が 自らのモラルが それを食い止めるのかな?ネット証券全盛の時代、別に松井証券がそうでないとは言わないが、ちょっとアナクロな感覚を覚える不思議な集団だ。そう、ミュージック・セキュリティーズと似たにおいを感じる。ほんとは全然違うコンセプトでやっているんだろうがどこかに社会還元とか福祉とかボランティアとか というような 善行のにおいがする。本当のところは知らないので、投資顧問や投資対象にする場合には各人でよく調べて納得してからことにあたってください。投資は自己責任だから、、、。
松井秀喜 誰もが知る日本人大リーガー。日本最強のバッターとしてヤンキースに渡った。一年目から活躍。しかし、日本のようにはホームランはでない。年間50本以上打っていたホームランも20本でればいいところだった。当時松井選手はインタビューでこう答えていた。
”いやー アメリカに来たらホームランバッターだなんて口が裂けてもいえませんね?”
”なぜって。とんでもない怪物がここには山ほどいますからね!同じチームなら ジオンディー選手 なんか腕の筋肉を見たら驚きますよね!プロレスラーより太いんじゃないかな?”
画して、松井はホームランよりアベレージヒッターへと転進してゆく。もちろん、投手が違う。スピードの速いやつは160km/hを越えるやつもいるぐらい。でもスピードガンの計測などあまりたいした意味は無い。問題は回転。ボールの回転がみな変だ。ナチュラルに変化する。その軌道は投手によってさまざまで さらに言えば 壱球一球違う。別にスプリットファーストボールの握りにしなくってもナチュラルに変化するフォーシーム。こんな玉を打たなきゃならないんだから、強く振りすぎたらほとんどあたらない。ファールになる。盆フライやボンゴロが増えてゆく。打率が下がる。出場機会が経るかもしれない。 アベレージヒッターへの転進は 必然。生き残るために松井選手が取った行動を非難することなどできない。誰も文句など言わせない。
ヤンキースの5年目(6年目???) ついに プレーオフでMVPとなる。最高の状態。打ちまくった。勝負どころで打った。世界一へのMVP。世界の最高殊勲選手といっても過言じゃないだろう。
星陵高校(石川県)出身。甲子園ではあまりに恐ろしいので、相手ピッチャーが全打席敬遠したこともあった。ニュースとなり 高校生なんだから勝負に徹するのは速すぎるんじゃないか とか 打たれるのも勉強のはずだとか マスコミはいろいろたたいたが 当時の監督や選手は勝つための方策で最良のものを選択しただけ。だって、石川県のいなかからせっかくでてきたんだから 一試合でも多く 甲子園で試合がしたいもの。
別の大会で高校生の松井選手は相手ピッチャーに完全にタイミングを狂わされ腰砕けになってほとんど右手だけでバットコントロールして打った。あーボンフライかと思ったら、ライトスタンド入り。ばけものだ!
そんな松井選手もついに大リーグを引退。帰国し ミスターと一緒に 国民栄誉章を受けた。王選手の世界一(ホームラン)ではじまったこの章をついにミスターも受けた。松井とともに、、、。
そしていよいよ本題へ
松井さん。私が会社に入ったころ本社の主任さんだった人。徳山に研修に行ったとき 会社のラウンジではじめて飲んだ。何を言ってるのかさっぱりわからなかったがいろいろ話を舌と思う。3人の同期のうち TくんとSくんのことは 話をしてわかったようだが なぜか わたしのことは ”おまえはわからん” となった???
その後 月例で顔は見ていたが 特に話はしない。わたしが報告したらなんか質問してくる。質問がよくわからない。聞こえないのか理解できないのか、、、。私が悪いのか???
そして入社し配属後4ヶ月。新しいテーマを立ち上げろとの指摘。新入社員のペーペーにそんなことはできないと思いながらも、部長のイメージで バイオ関係では 発酵と分析(品質管理)と市場開発、販売、なんかは作ってきたが、製造において 発酵ー化学合成ー分析 のラインがそろったら さらに強化されるはず。たまたま バイオにはいった化学屋がことしひとりいるので そいつになんかやらせえ!とのおたっしだったようだ。
私は基本分析ヤだったが合成などしたことも無かったが 室長が
”君は学生時代 学生実験で合成も経験しただろう。それを思い出してなんかやってくれ!”
とかほざいた。そんな学生実験みたいなことでいいのかと疑問が沸きながらも、とにかく知らんながらも手当たりしだい調べまくった。出身の大学にも何度もいった。山口大には電話して行った。東京の大学は近いのでやめた。東大や京大や東工大なんかの一流どころはみんな本社の人が尋ねているだろうからやめて、私の大学のような地方の大学を調べた。市大にも行った。国立予防衛生研究所も訪ねた。阪大医学部でも話を聞いた。東北大農学部もたずねた。いろんな会社の人ともあった。
そして、考えがまとまらないまま、立ち上げのためのプレゼンテーションの月例。
いきなりかました。調べたことと知っていたことを 物理と化学と生化学 におおまかに分類して たてにワードを配置しまくった。とにかく一杯書いておいた。一応縦方向に時系列に、、、????
いきなり見せたら 会場がどよめいた。
”一応 このPJでは10年先の実用化をめどにしているということですが、わたしは入社して真の無いのでまだ35年くらい働かなければならないので50年くらい先までを勝手に考えてみました。少しだけ解説します。BLMは倍レイヤーリピッドメンブランのことで、ようするに細胞膜の基本単位ですね!サイバー化はサイバネティクス(ジーナー?)からの引用だと思いますが、要するに究極的にはロボットだとかアンドロイドだとかといった人工生命体への系譜となる概念化と思います。
そして、脳科学の発展は コンピュータシステムの深遠さへの組み合わせによって 開放 (脳の開放)へとつながるのではないかと思います。この辺までゆくと ほとんど SFの世界なので この辺西と着ます。!”
という前振りのあと 具体的な合成の計画を述べ、部長の方針に照らし合わせ、結局高い金をかけて安全性試験をしなければならないので、なんとか医薬品に持っていくことを方針としたいと思いますみたいなことを言っといた。
発表の後、部長の質問。”なかなか面白かった。最初のレジメを室長を通してわたしに送れ!”
その後一般の説明。先輩から盛り込んでくれと言われた アナログ の構造式を示す。質問があったがここはじぶんで考えたわけではないので こたえないで ”Iさーん” といって 適当に解説をフッタ。アナログの説明だけはちょっとした。類延体。基本骨格を俘囚し側鎖を変えたものといったら、部長がアナログの解説は別にいいよといったのでそこでやめた。すべての質問が終わった後、引き際に最初のレジメを部長に渡そうとしたら、室長に渡せと言われた。当時はなんでそんな回りくどいことするんだろうかと思ったが、今なら多少わかる、、、。
その後休憩。いきなりゴリさんがよってきた。就職試験のときからすべての学生と会うという人事課のようなおっさん。開発課長。面接の後東京の飲み屋で飲まされた。いろいろ言われた。昨日九大のやつは帰らせた。お前も帰ってもいいんだぜとかなんで府大にいったんだとか、大阪を離れてもやっていけるのかとかいろいろ言われたが、
”すでにバイオセンサーややとってある。こいつはなかなか優秀だから 別にもうひとりはいらない”
とかほざいたので、酒の勢いもありちょっとハラたって
”なんでそのひとにできたのに 俺にできないと言うことになるんですか!”
とすごんでみたら、掌返したように ”いやいやいや そんなことは言ってないよ。明日 朝早いから お風呂にはいってよくお酒を抜いて 時間に遅れるなよ。タクシー拾ったっていいんだよ。” とかぬかしやがった。なんだこっちが強気に出たら挽いてしまうタイプか とか思っていた。
配属になっていきなりのあいさつが ”ぶちょー”。”なにをゆうとるんですか?部長じゃないんですよ、、、。”
そしてプレゼン後 近づいてきたゴリ。今度の挨拶は ”しゃちょー!!!” ”ほんとにあんたはなにをゆうとるんですか?”
こんな感じだった。
このプレゼン後 すでに忘れたかもしれないが 松井さんも近づいてくるようになり いろいろ 話をした。本社に食品素材のことを教えてもらいに行ったとき、すぐに帰ろうとしたら まあまあまあと言って 残された。実験しなきゃいけないのにと思いながらも残された。しばらくして、部長を除く本社の一舞台が集まってきた。そして次長。Y次長。松井さんはこのひとは信頼できるからと紹介してくださった。営業畑を駆け抜けてきた一流。少し話をしたが、まだ技術のことで頭が一杯だったわたしには販売や営業まで頭が回らない。しかたがないので、”ひとりづつまず本社の若手からそして課長さんへ。順次お話をして協力をとりつけたら、その後次長さんにお目通りいただきたいと思います。!” ここで松井さん
”○○ー。いきなりそんなものは飛び越えて次長さんに相談してもいいんだぜ!”
”でも、これが私のポリシーだから、、、逐次順序だって進むのが方針なので、、、”
”わたしの研究対象の最初は 真理とは何か??? その後 人間とは何か?”ですかねとか言っといた。変な新入社員。
そのご松井さんの業績をきいた。20年前にオリジナルのMEKプロセスを完成させる際もっとも難しかった超臨海抽出状態を正確に精密にときほぐし、プラントに還元して完成させた若き才能。アウトロー。今はバイオ関係のコンサル的動き。新しいテーマを探して 世界中飛び回っている。名刺を10000枚以上持っているとのうわさ。英語はぺらぺらだけど代償として日本語がかなり変になってしまった人。頭がよすぎるんだろう、、、。松井さんの言うことは良く聞き取れない。2-3年松井さんと対峙してみて私の分析によると 松井さんはしゃべりながら別のことを同時に考え、しゃべった瞬間自分で解決させると同時に次の話題をしゃべるので、時系列と原因と結果、質問と答えが重調している。そらー普通のやつには聞けないよな。でも、本社でつくえをならべるとだんだん何がいいたいかわかってくるらしい、、、。不思議なものだな。
そんな松井さんも引退して久しい。きっとコンサルタントでもやっとるだろう。あれだけアクティブなおっさんはなんかやってないと死んでしまう。
東京工業大学 出身 S45年入社 TOEICやTOEFUL なら 900点はらくにこえるとのことだった
松井さんキット元気だろう 病気してなければ、、、
今朝は風が涼しい。 さあ 出勤か! 家をでよう、、、。
どんがら