あいぽろさんがお友達からある車を借りてきました。
それは
プジョー307スタイル。
借り出した経緯とか写真とかその他細かいことはあいぽろさんが書くと思うので(笑)、
私はその307を又借りしてドライブした印象をザッと書いてみたいと思います。
乗り出して最初に感じたのはボディの大きさ。
あいぽろさんの横に乗っていたときも思ったのですが、
この307という車、やけに横幅が大きく感じられます。
前方の視界もまるでミニバンのよう。
4ATは日本車やドイツ車に搭載されているものとは考え方が違うようです。
アクセルを深く踏み込んで加速していった場合、そこからアクセルを緩めても
シフトアップせずに強烈なエンブレがかかります。
逆に上り坂などでパワーが欲しい場面では思ったようにキックダウンしなかったり、
逆に4速でも平気そうなクルージング中に勝手に3速に落としたりと、
どこかちぐはぐな制御のような気がします。
エンジンの美味しいところをなるべくキープしようとしている気配は感じましたが…。
エンジンは1.6リッターですが、実用域のトルクが太くそこそこ活発に走ってくれます。
さて…プジョーといえば、俗に「
猫足」と形容される
しなやかでロードホールディングに優れた足回りに定評があります。
大学の先輩が乗っていたプジョー406スポーツは確かに
「スポーツ」というグレード名ながらもガチガチではなくしなやかな足でした。
しかし先日試乗した207GTは「言われているほどしなやかじゃないなー」という印象。
まぁまだ距離が伸びていない新車だったので、「アタリ」がついていない状態だった可能性が高いですが。
で、今回の307。
ここ数年のプジョーは「猫足」ではなくなってきているという評価を目にすることがありました。
307もデビュー当初は雑誌の記事などで「ドイツ車を意識しすぎ」とか何とかで
「猫足」風味が薄れたとかそんな感じのことをよく書かれていたような記憶がうっすらあります。
ホントのところはどうなのか。一番の関心はここでした。
結論から言うと、
バッチリ猫足です。
アップダウンと中高速コーナーが連続し、路面もあまりきれいとは言えない
近所の展望台まわりの道をそこそこのハイペースで走ってみたのですが、
決してロールを拒もうとはせず、むしろしなやかにロールしながらも
4輪は執拗なまでに粘っこく路面をホールド。
固めた足でタイヤを押し付けるドイツ車とは違う、独特のフィール。
おそらくこれこそが「猫足」の真骨頂なのではないでしょうか。
スパッスパッと向きを変えるようなタイプではありませんが
こちらの操作に対して応答が遅れるといったようなことは無く、
コーナリングスピードもかなりのもの。
おそらくプジョーが主に想定している道がこのような中高速ワインディングなのではないかと。
借り物ということを忘れ(こら)ついつい楽しんでしまいました。
MTだったらもっとよかったのに…。
僅かな時間でしたが、面白い体験をさせてもらいました。
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素人インプレ | クルマ
Posted at
2007/06/09 19:21:46