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カズ~ヤGTの愛車 [トヨタ マークII]

整備手帳

作業日:2025年1月1日

年末も年始も1/365、だから作業日

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目的 チューニング・カスタム
作業 DIY
難易度

初級

作業時間 30分以内
1
皆様、あけましておめでとうございます。
旧年は、くだらない投稿にもお付き合いいただき、まことにありがとうございました。
本年も引き続き、よろしくお付き合いくださいませ。

と、年末年始もやる事だらけで(主にコイツ)、ご挨拶も全くできていない不届き者の私は、2025年も変わらず整備手帳を主戦場に、参戦していく所存です。


前回の3大セキュリティ(ドラレコセットアップ以外、昨年末完了)装着に気をよくした私です。
エンジン始動も怪しい事もなく(制御面で、時々怪しいですが)、より現代の実用に合わせるべく、電圧計付き充電器を付けてみました。

何せ1000円、電圧計としての精度は不明ですが、とりあえずエンジン稼動以外無負荷状態で、まずまずの数字を出してくれています(できれば、14Vを越えて欲しかったですが)。
2
負荷を掛けるとどうなるか?
かなり昔に、カローラの発電で痛い目に遭った事がある私としては、『旧車は入手後、先ず電源確保』を是としています。
カローラ入手時の状態に比べれば、圧倒的に健全なこのマークⅡですが、その実カローラと同い年です。


左上:ライト点灯、ヘッドライトはLEDなのに、案外落ちました・・・まあ、高級車ですから?しかし・・・
右上:+ウインカーを点けただけなのに、そこまで落ちるか!?

下:+送風全開・・・
コレはマズイ・・・やはり大なり小なり、経年劣化は否めないのでした。

何か対策は・・・打てる対策なんて、あるのかよ!?
3
カローラの電源トラブルは、容量アップのオルタネーター(2TG→3TGT)に交換後間もなく、発電しなくなりました。
原因は、B端子線の焼損、破断・・・
配線って、見た目より確実に内部劣化しています。
また、芯線も間違いなく現代物の方が、クオリティ高いはずです。

試しとて、オルタネーターB端子とバッテリー+端子とを、ダイレクトに繋いで見ました。

これで電圧計の数値に変化があれば、立証されるのですが・・・概ね数値は同じでした。
気も〜〜〜ちドロップは少なかった・・・くらい?


え〜〜〜・・・
じゃあ、オルタネーター・・・?
4
エアコンオーバーホールの際も、非常に気になっていたのですが、この車、ベルトの張りがダルッダルで、特に無駄に二本掛けのオルタベルトは、そのまま外せるんじゃないか?というくらいブヨブヨでした。

特にスリップ音等も無いので、回っていない事は無いと思いますが、一因として考えます。
5
ここでふと、私の脳裏を欲望が染め始めます。
せっかくの連休、試しに・・・

とりあえずオルタネーター外しを目指します。

この車、オルタネーターは下、その真上にパワステポンプが鎮座しますが、『上に“鎮座”』と表すのが適切なほど、ガッチリ陣取っています。
ま〜、下に手が入らない!力が入らない!

アンダーカバー外して、裏から手を入れ・・・たくても、オイルクーラー(インタークーラーが無い代わりに、オイルクーラーが付いています、とメーカーは胸を張っています)の配管が、正にその手を入れられるはずの空間を牛耳っています。

端的に言えば、『整備性が悪過ぎる』。
6
パワステポンプを傍らに退かし(と言っても、手元には残っています)、どうにかオルタネーターに触れられるようになりました。
大元の固定ボルトを緩めます。
7
と、ここで長期戦を覚悟、アンダーカバーも外します。

潜る回数も増えそうなので、ギロチンの可能性もあるナンバープレートも外し、「「「あのお宅の子、また不動車よ」」」と、お母様方に囁かれます。


アンダーカバーが、なんとボルト6本、さすが高級車(カローラ4本)!

・・・なかなかのサビ具合です。
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戻りまして、この車のオルタネーターテンショナーが、なかなか面白い構造で、M6ナットを回すことで、その隣のステーがスライドし、ベルトの張りを調整できます。
また、オルタネーターの上側固定ボルトが、特殊な頭でした。

無事ベルトを外しましたが・・・いつ見ても、4本溝クランクプーリー(もう1本はエアコン)には失笑・・・いや、圧倒されます。
9
オルタネーター裏の、配線、カプラーを外します。

B端子線は、固定ナットがダブルナットのまま回ったので(下のナットに掛けられる薄いスパナを持っていない)、配線も一緒に回ってしまう、もう切りました。

どのみち、後で切断加工しますので・・・


で、オルタネーター・・・引き抜ける?
下には、前述の通り配管があるので、降ろせません。

大事になってきました〜
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オルタ比較〜

右上:確かヴィッツか何か・・・低抵抗、80か90A、よく『オリジナル高性能オルタネーター』のベースに使われる1つです。

下:車種不明、確か軽自動車・・・?

右上が流用できないかなぁ、と考えました。

純正オルタをバラして、プーリーを合わせてみると・・・
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アウトー。

シャフトのプーリー嵌合部の径を見る限り、外径17mm、1mm厚のパイプでも噛ませれば、芯は出せるかもしれませんが・・・
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オフセットも含めて、嵌合部の突き出しが、圧倒的に足りませんでした。
プーリーにスペーサーを噛ませれば、収まるには収まりますが、ネジ部が足りず、ナットが締められません。

適合するようにプーリーを設計すれば、着けられなくもない?
設計図を起こして、ミスミさんに頼んでみるとか・・・


夢幻の如くなり〜
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結局、簡単に清掃しただけに終わりました・・・が、プーリーの留めナットの回りが悪かったので、シャフトのネジ部にダイスを掛け、ナットにタップを掛けたところで・・・

掛けたタップを間違えて、M14、2ミリピッチ(純正は1.5ミリピッチ)で切ってしまい、使い物にならず!

ここだけ(比較的)新型オルタネーターのナットに変更となりました(-_-;)


ここまでが昨年31日夕方までの作業、以前友人に言われた
「お前の車、年末年始動いたためしがないな?」
いや〜、2024年もご多分に漏れず!
14
と〜〜し〜の〜は〜じめ〜の〜は〜い〜せ〜〜ん加工〜
あけまして1人プレイ、今年は初日から配線加工とは、こいつは春から縁起がいいわいなぁ!
散歩中の飼い主さんと犬に見られながら、2025潜り初めです。


後は戻していくだけ、切断したオルタB端子線を剥いてみると・・・

な〜んか頼りない・・・本当に最大60A(寒冷地仕様なら65Aですが、出自が神奈川県と整備記録が残っていたので、標準仕様だと思います)耐えられる?
まあ恐らく、この車のあらゆる電源をフルに使っても、60A越えないのかもしれないけど・・・
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全くの変更無し戻しでは何も解決にならないので(ベルトは張り直しますが)、少しだけ介助として追加します。
どうしても不安が拭いきれないB端子線に、同等くらいの線で、バッテリー直に戻すバイパスを設けます。

かなり昔に買った、エーモン製の『大容量電源取出しコード』が、余りに余っているので、在庫処分します。
5sq、40Aスローブローヒューズ付きですが、配線だけ使用します。
純正配線と比べてみてもほとんど同等、介助としては十分でしょう。

できればハンダ付けしたいところですが、電源レスを持っていないので、圧着に全てを賭けます!
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差し込む前に少しだけ潰して、2配線を合わせて力に物を言わせ、内部に接着剤入りのシュリンクチューブにて、固定としました。
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も〜、オルタネーター小型化したかった・・・

どうにか収め、下の固定ボルトを通せられれば、ゴールは見えてきます。

ついでに、サビっサビのワイヤー式ホースバンドに不安を覚え、板式?ホースバンドに交換しました。
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オルタネーターベルトは、ウォーターポンププーリーにも掛かっていますが、この2本で比較して、僅かに伸びに差があります。
中古だから仕方ない、伸びの少ない方を基準にして、張り直しました。


え、ベルト交換?
2本あるから、大丈夫ですよ!
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後はパワステポンプだけとなり、ブラケットをエンジンに固定、調整側のボルトを取り付ければ・・・

取り付けれ・・・

取り付・・・

整備性が悪過ぎる!!
プーリー邪魔!!
そもそも固定ボルトが、プーリーに阻まれて少し斜めにしなければ、調整ステーの溝にすら入らない!


パワステ、電動化が正しいです・・・
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ようやくエンジン側は完了しました。

オルタネーター引き抜きのために外したエアフロ&ケースの周辺の、汚れたるや・・・せっかくの機会、今磨かなくてどうする!?
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磨きには、アブラ吹き撒いて、ひたすら拭います。
けっこう落ちます、そこそこツヤも出たり。

ずいぶんとスッキリしました。



後にふと気づく、この時車内に、天井塗装の際に使った液体コンパウンドがあったという事を・・・
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さて、オルタネーター介助配線は、比較的細目なので、影を縫って通します。
ボンネットオープンケーブルと並走して、ラジエーターコアサポート下(エアコンコンデンサー上)に入り、そのまま反対側まで走らせます。

さすがに熱源側なので、コルゲートチューブで包んでおきます。
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本当は大きく迂回させてヒューズボックス側から出して、バッテリー裏から直接端子に接続くらいできれば良かったのですが、まあ、こんなに近くまで来ているので、ひょっこり現れて即タッチとしました。

ちょっと『いかにも』感が残念ですが、まだ比較的細目の配線なので、見えない、見えない〜
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エアフロケースは、外側のみ簡単に塗装して、戻します。
エアフロ本体周辺こそ、やるべきでしたが・・・

どうにか一通り、戻しました。
エンジンも無事始動、不具合は感じられません。

それよりもキッカケとなった、電圧はどうなった!?
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無負荷アイドル時の電圧は、ほぼ変わりありません。
右上:送風全開では・・・ドロップが少ないかも!?
左下:+ライト点灯、おお、少ない!しかも安定している!
右下:+ウインカー点灯、ドロップしますが、元の状態より、圧倒的に堪えてくれています!

しばらくこの状態で続けても、12Vを下回ることはありませんでした。
まあ、低目なのは間違いないのですけどね・・・
数値で見る限りは、苦労した甲斐があったようです。


走る時は、しっかり走って充電させてねと、この車が訴えているのでしょう。
そもそもこの電圧計の精度は不明ですけどね・・・

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この記事へのコメント

2025年1月2日 14:07
電圧計がおかしかったと言う落ちも有りそうですね(^^)
コメントへの返答
2025年1月2日 19:41
毎度です〜、本年もどうぞ、よろしくお付き合いください。

実は先ほど、家の車(初代ヴィッツ、67000キロ)で試してみたところ、アイドリングで14.2Vを示しました。

こんな安物ですが、案外精度は悪くないのかもしれません。
となると、今回の改良(と言ってしまいます)は、的外れではなかった・・・と信じます。

このマークⅡは、現状ではそこまで大きな(リスクを伴う)改造はしていませんが、電源で言うなら1つ、点火装置だけは高消費になっていますので、若干発電の容量負けしている可能性も無くはないのですが、せめて12.5Vを保てるのであれば、このままで良いかなと考えています。


実は、クーリングファンの電動化なんて、考えていたりもしましたが・・・

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