ペター、2011年の動向

「正直なところ、未だ何の手がかりもないよ。スポンサーは一つあるけど、その他はなにもない。なにをしたらいいかわからないよ。やる気は十分ある。WRCで走りたいし、戦いたい。でも、何か奇跡的なことが起きてくれないか待っているしかないんだ。」

「正直、これ以上できることがない。チームは、一年中全力で働き続けていたし、もしレギュレーションに対応したWRカーを手に入れることが容易だと思っていても、それを速く走らせることは困難だ。自分たちはチャンピオンシップでポディウムの頂点に立つために多大な労力を費やしてきた。」

「個人的な話になるが、この二年間ほとんど妻や息子に会っていない。なぜなら、いつもスポンサーとの打ち合わせやWRカーのテストで飛び回らなければならないからだ。だから、ひょっとすると結婚していただけまだラッキーだったかもしれない。そして、家族みんなが同じ情熱をもっていたことが本当に幸運だった。」

「私はとても幸せ者だ。なぜなら一生懸命駆け抜け、頂点に上り詰めたことまであるのだから。どのラリーにも参戦しつづけられたけど、プライベーターとしてはもう難しい。」


wrc.comより。(あまり英語が得意でないので、少々訳が違うところがあると思います^^;)


来年、ペターがWRCからいなくなってしまったらどうなるんだろう･･･。今までペターがいたから見ていたのに･･･。彼の人間性、走り、情熱にあこがれて見ていたのに。
今年、プライベーターとしてワークスに負けない走りを見せてくれて、ペターの実力はだれもが理解しているはず。各国のラリーにおけるプレスカンファレンスではペターのインタビューになると、観客が他のドライバーよりも熱い声援を送っていることが明らかでした。wrc.comでは訳が出てこないので何を言っているのか細かいことはあまりわかりませんが、ローブやラトバラ、オジェ、ヒルボネンらが毎戦ペターとの戦いを楽しみにしているのが伝わってきます。

ペターがいないWRCは考えられない。
きっと、ローブたちもそれは望んではいないと思います。

シトロエンジュニアチームからの参戦という噂も聞きます。新しいレギュレーションではプライベーターで参戦しても今年のような活躍はできないでしょう。どんな形であれワークスからの参戦を願っています。