LEXUS純正 SCオルタネータ 130A(改)  

先日、みんカラお友達の『みのじろうさん』と電話で何気無い世間話をしていたんです…。

すると、みのじろうさんが『そろそろ、オルタネータをメンテしようと思ってるんですが、大容量化なんて事は出来ないんですかねぇ…？』と聞かれました。

ワタクシのエスティマも走行距離が120,000kmを走破し、そろそろブラシやベアリングなどを交換したいと考えておりました。

TCRエスティマ純正のオルタ出力は現行モデルの半分以下、たった70Aの容量しかありませんし、『Ⅲ型オルタネータ』と言う旧式のオルタネータなんです…。

最近のクルマとは比較にならない仕様です…。

以前は『アドバンス有限会社』で105A仕様のハイパワーオルタネーターが発売されておりましたが、現在はHPのラインナップに掲載されていません…。

そこで、みのじろうさんと色々と話し合った結果『それなら、大容量＆高出力のオルタネータを加工流用してみよう!!』と言う事になりました…!?


後日、純正オルタネータをエスティマから取り外し、各部のサイズやクリアランスを計測しました。

その後、採寸した寸法を基に流用出来そうなオルタネータを探してみます。

そして、辿り着いた物がこのレクサスの某車種に搭載されている純正オルタネータです!!

SCオルタネータについては株式会社デンソーのHP『http://www.denso-tokyo.com/idea/alternator/pdf/an-02.pdf』に詳しく掲載されていますが、ステータコイルにSC(セグメントコンダクタ)が用いられた、低抵抗で高出力なオルタネータの様です。

今回チョイスしたレクサス某車種純正オルタネータ出力は130Amp(アンペア)の大容量ですので、TCRエスティマ純正オルタと比較して約185％の容量アップになります。

取り付けに関しましては簡単ボルトオンではありませんので、各所に加工を施す必要があります。

装着後、近所をテストランしてみましたが電圧計は安定して14.2V～14.3Vを表示していました。

そして夜間、ヘッドライト(HID55W)/フォグランプ(HID55W)/エアコン/リアデフォッガー/ワイパー等を使用し、Dレンジにてブレーキを踏んだ停車状態(アイドリング回転数:600rpm)の時は13.8Vを表示していました。

純正オルタネータ使用時は上記の状態で12.7V程度しか表示されませんでしたので、電圧降下は確実に改善されました。

大容量オルタネータ特有の発電時の駆動ロスも純正品流用ですので、特に感じられませんでした。

今までは電装品を使う際に電圧計の表示が気になっていましたが、これからは安心して走る事が出来る様になりましたので、ワタクシ的には非常に満足しております。


PS.今回、オルタネータのオーバーホールやアドバイスをして頂き、色々とお世話になった神奈川県某所の電装屋さんの社長様には大変、感謝しております!!

関連情報URL：https://minkara.carview.co.jp/userid/173630/car/64591/2104651/photo.aspx