散文 72

証明写真は何故 みな 悪人面なのだろう





「この顔みたら 110番！」


あの


ポスターとかわらない気がする。




例えばパスポート


出国できないのでは？ と思うほどの 悪い顔を時折みかけます。



知り合いのタスポを借りた時は 中東の爆弾魔にしか見えず 脱法ハーブの免罪符かと思いました。



そんな証明写真の中でも 運転免許証は最たるもので


いかに 写真写りが良い者でも かなり 手強い。


免許更新時

無機質な部屋で無感情な撮影係がカシャリと撮る


珠玉の一枚









大概は 犯罪者みたいな顔でおさまる。










問題は








「罪名」である。






どんなに凛々しく写っても

「知能犯」が関の山。


ある者は


「窃盗犯」


また ある者は


「不法入国者」や「賭博犯」




そして




罪が重そうな者にかぎって


ゴールド免許という





非妥当性…。








正直いうと




私の顔は





「性犯罪者」にしか見えない…。











本来なら




「軽犯罪」



という響きに妥当性を感じるのですが




世の中


そう



うまくいかないものである。







貴方の顔…






おっかないんだからぁ♪