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悪魔のエッセのブログ一覧

2016年07月20日 イイね!

散文 128

散文 128コンビニに行こうと思い




私は とても久しぶりに バイクに乗ろうとした。




かなりの 御老体だ。






やはり セルは 回らない。






キックでも エンジンはかからなかった。






仕方なく 押しがけで なんとかなると判断して







バイクを 引きずった…………。














大誤算だった。





エンジンはかからぬまま







とうとう





コンビニに 到着してしまったのだ…。








季節外れに 大汗をかいた私は ビールに手をのばした。






バイクに股がり 半ばヤケクソで 堂々とビールを飲んだ。








鉄の屍となったバイクは 優しく 飲酒を許してくれた。







命を削って走った暴君は




最後に もう一度 私と 走りたかったのかもしれない…。







そう思うと






目頭が 熱くなった…。











人力だが…





そして








あまりに滑稽だが…








コンビニの往復を






確かに コイツは 私と 走り抜けた。








レッドゾーンで回る エキゾーストノートが 聞こえてくる 気がして…









私は そんな寂しい錯覚を









寂しく 楽しんだのだった。
Posted at 2016/07/20 21:20:49 | コメント(4) | トラックバック(0) | 日記
2016年07月14日 イイね!

散文 127

散文 127もしもし…?


もしもし…?







暴走中年ジミーは 架空請求に困惑していた。




峠は 走行料無料のはずだが………






山の精霊は お怒りであった。




栗や山菜を 採取したからではない。


まして ガードレールにHITしたわけでもなかった。







山の自然に相応しくない 轟音と 排気ガスを 撒き散らした罪である。







ジミーは 受話器を置くと 自分自身を戒めた。




精霊に対して 「理由なき反抗」を繰り返していたことに


ようやく 気付いたのだ。





次の日 ジミーは 麓の神社に出向き



御賽銭箱に 小銭を 投げ入れた。




請求に見合う金額ではなかったが 彼なりの誠意であった。









そこでジミーは おみくじを引いた。

















大凶………だった。










(恋愛運)

コンパに行くと撃沈。女性の大半はサクラ。


(健康運)

バカは風邪ひかない。暴走は即死のもと。


(金運)

ガソリン代と 罰則金で散財。


(商売)

悪評は売るほどある。


(願い事)

暴走は 副業にはならない。


(SNS)

いつ炎上しても おかしくない。












燦々たる結果に 愕然とした。




ジミーは 贖罪を噛みしめながら 願った。





御神木の枝に おみくじを 硬く 強く 結んだのだった。












罪人のみなさん




神様からの架空請求… 次は貴方かもしれません。











おもむろに 部屋の電話が 鳴り出し



私は 激しく 狼狽した。










あなたは神様ですか?





あんだって?






あなたは神様ですか?


















とんでもない











あたしゃ 神様だよ…。
Posted at 2016/07/14 20:30:29 | コメント(3) | トラックバック(0) | 日記
2016年07月06日 イイね!

散文 126

散文 126一度 スピードに身を投じた人間には 後遺症がついてまわる。



置きっぱなしのバイクに股がると 彼は 昔みたいな気持ちに 戻ってしまう。





症状が進むと 二輪を見れば みさかいなく股がり



右手首を 捻りこむ。





梅雨時は 古傷の腱鞘炎が 痛み出すらしい…。





2サイクルエンジンの オイルの焦げる匂いには ことさら敏感で


嗅ぐと同時に 色褪せた記憶は 鮮やかな色彩となって





彼は フラッシュバックした。










そんな彼は




盗んだバイクを 盗まれた時に




四輪に転校したと




私は 人づてに 聞いていた。






その後 転校 進学を繰り返すが



彼は いっこうに卒業できない 非行生徒だった。










あと何度 自分自身 転校すれば



本当の自分に たどり着けるだろう?




仕組まれた自由に 誰も気付かずに





あがいた日々も 終わる




この支配からの 卒業…。













スピードからの 卒業…。



















最近 私は 彼の車を 偶然に見つけた。



見つけたというより





音で 気付いたというほうが 正しい。











「この車はサービス向上のため爆音にされています」





という ステッカーが 大きく貼ってあり







とりつくしまは






そこには 無かった…………。







相変わらず






そこには






無かった…。










私は 最後に祈った










全て許されることを……。









そして私は 聞きたい







皆様は 何を卒業されましたか…?




Posted at 2016/07/06 20:27:02 | コメント(2) | トラックバック(0) | 日記

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「イガラッチョ乙」
何シテル?   08/22 20:07
FUELBLOODという造語を生みました。 血管にガソリンが流れていますか? その車は まるで くるおしく みをよじるように はしるという ...
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