こんばんわ。
お正月テレビって本当につまんないですね、黒い六連星です。
さて3日にわたって書いてきたシリーズの最終章。
くどい内容なので暇なときにでも読んでください。今日はスポーツカー部門です。
06年スポーツカーにおいて最も話題になったのはこの2台でしょう。
ポルシェ911ターボと
光岡オロチです。
997は触ったことすらないんで、よくわかんないんですけど、とりあえず、911ターボというだけで100人中99人が何にも言えません。素人目にはずっと同じデザインに見えますが、おかげで20年前のモデルでも「すっごーい、これポルシェ?」と婦女子が感動してくれます。ある意味そんだけわかりやすいブランドです。
俺だって出せるなら出すよ、買いたいよ!評論家か医者でもやって無い限り、ポルシェはひとつの世界なんです。男の憧れです。
一方オロチですが、完全なファッション・スーパーカーですね。911がリアルスーパーカーとしたらこっちはスタイル・スーパーカー。
国産でこのデザインで出したことが勲章モノ。
他に注目モデルは
アウディTTと
フォードマスタング。

丁度500万クラスの戦いとなってますが、圧倒的にマスタングの勝ちです。
ゆるさ、でかさ、馬力、デザインどれをとってもお値打ちです。
ポケットにコンドーム忍ばせるような楽しみが戻ってくる貴重な1台と思います。
一方でTTにはがっかりでした。故障の多かった先代でもあのデザインで協賛を得たわけです。世界中のデザイナーが驚いたわけです。それが今回は何の変哲もないスタイリング・・・。
アウディ(T_T)に車名変更したほうがいいでしょう。
同じような雰囲気で登場したのが
BMW335クーペと
アルファ・ブレラ。

個人的にはマジメに大人が乗れるクーペを出してくれるのはすごく喜ばしいことです。国産メーカーはとっくに放棄してしまったジャンルですし。ただ、前から見たら335クーペなのかただの3セダンなのか、多分わかりません。アルファも同様で
159、
147、
166、
スパイダーとここまで似通ってしまっていいのか甚だ疑問ですよ、ジウジアーロさん。
今さらながら「このラインがクーペ独特!」とか「このプレスが芸術的!」とか言っちゃってるのは正直どうなんだろう、と思います。実際にはブレラも335もボディパネルはほとんど専用のものなんですが、
全っ然、わっかんねえって!!
そしてまた、高いんです。ブレラは500万です。同じ500万ならマスタング買うよ、だって楽しいもん。335は直6ツインターボに700万出せる人だけ買えばいいと思います。
これまた性格が真逆の
VWイオスと
プジョー407クーペも今年のモデルです。

イオス、目の付け所はいいと思うんです。明るくて元気、全天候型オープンカー。しかし、実際にディーラーマンに聞いたところ乗り出し500万円の車とは思えないほど乗り心地が悪いらしいです。試乗したら、誰も買わないって。んで、また
内装があり得ないほど、チャチなんですよ、この車。僕なら恥ずかしくてオープンにできません。
407は好嫌いがはっきり分かれる車です。先代以上にマジメに作った車で、自動車雑誌は口をそろえてエレガンス、エレガンスと言いますが、このデザインのどこがエレガンスなのか、さっぱりわかりません。単に
デカイだけじゃん。407セダンからクーペになると100万高くなるんですが、それを「優雅」と呼べるほど僕はリッチではありません。あ、ちなみに内装は流石にセンスいいです。
英国2車はまさしく痛恨です。
ジャガーXKと
ロータス・ヨーロッパです。
僕はクルマを欲しいと思う最大の動機はデザインだと思ってます。特にスポーツカーになれば言わずもがな。
画像はXKR(スーパーチャージャーモデル)なんですが、素のXKは輪をかけて眠たいデザインです。
僕の憧れのジャガーを返してくれと声を大にして叫びたい気分です。流石に1000万オーバーの車種なので内装、快適装備はびっくりするほど充実してますが、同じ1000万払うなら誰だって911に行くと思います。
ヨーロッパもひどいです。
押入れの奥から引っ張り出さないほうがよかったでしょう。
さて、こんな中、期待の星が
ロードスターRHT

ハードトップとなって、このクルマは完成したと思います。多分、世界でもっともコストパフォーマンスの高いオープンカーでしょう。中でもVSの仕上がりは300万以下であることが信じられないほど。乗っても窮屈でもないし、走行性能も充分すぎるほどだし、
コンビニでもサーキットでも六本木でもどこでも行ける。こういう選択肢が日本車に残っていることが嬉しい。
そして黒い六連星が勝手に選んだ06年スポーツカー大賞は
アストンマーチンV8!!!。

もちろん、乗ったこともすれ違ったこともありません。
単純にカッコイイんだもん。そんだけで大賞。生産ロットが遅くなればなるほど完成度が増すというなんともマニアックな性格と、最後のアストンになるのでは?という不安がこのモデルをよりセクシーに見せます。
スポーツカーなんてもの、カッコイイと思わなければ買えませんよ。
僕個人としては日本の交通規制に会わないのをガマンして左ハンドルの911に乗るより、正統派英国スーパーカーを右ハンドルで乗るほうが何倍もカッコイイと思います。
ブガッティ・ヴェイロン(1億8千万)、
フェラーリ599(3千5百万)、
サリーンS7(9千万)、
ノーブル・M400(1千4百万)、
ベントレー・コンチネンタルGTC(2千4百万)、
TVR・サガリス(1千4百万)、
マセラティ・グランスポーツスパイダー(1千5百万)、
ランボルギーニLP640(3千百万)、などなども06年発表ですが、
すれ違うことさえなさそうなクルマですのでコメントは控えます。
ベンツCLとか
ベントレー・アズール、
ボルボC70なども入れていくと際限なくなるので、この辺にしときます。
EKスポーツだって、立派なスポーツカーじゃないか?って話になるし。
先日、東京に帰省しまして、改めてその駐車場事情に閉口しました。23区内だったら、狭い青空駐車場でも月に3万、4万なんてザラです。専用駐車場が併設されてないマンションもたくさんあって、首都圏ではクルマ1台所有するだけでものすごい負担になってしまいます。そういう環境なら、ワゴンとかミニバンとか、適当なサイズのハッチバックが選択されるのも当然なのかもしれません。
07年1月現在、トヨタのラインアップから、現在スポーツカーって1台もないんですよね。スポーツカーって大金持ちか、サーキット小僧だけのものでしょうか?流行じゃないからってだけで、スポーツカーが絶滅の危機に瀕している、日本の自動車文化って本当に薄っぺらいなって思います。
なんて言いながら、僕もセダン乗りなんですけど。。。。
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Posted at
2007/01/04 00:54:46