中華アンプ(ZK-1002)
投稿日 : 2020年10月24日
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現在、サブウーファはヘッドユニットの内蔵アンプのリア出力から得ています。
しかしながら、リア出力はあくまでリア出力であり、サブウーファの調整機能(LPF:ローパスフィルタ、タイムアライメント等)を活かしきれていません。
そこで、ヘッドユニットのサブウーファのRCA出力を小型で安価な中華産D級アンプを利用してサブウーファのハイレベル・インプットに入力し、ヘッドユニットの調整機能を活かした音質調整ができるようにします。
このアンプはライン入力を3.5mmプラグを利用するため、別途用意したRCA-3.5mmの変換ケーブルで接続します。
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サイズは極めて小型で、手のひらに乗ってしまいます。
この製品は「半完成品」の状態で販売されており、アンプの基板とその基板を保護するための上下のカバー、電源用のプラグ、ボリュームつまみが添付され、自分で組みたてることになります。
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上のカバーを取り外したところです。
中央のヒートシンク下にTI製D級アンプIC(TPA-3116D2)が1CHあたり1個ずつ配置されています。
ヒートシンクとICはシリコングリスで密着させてありますが、取り付けが基板に対して歪んでいたので、固定ネジを外してシリコングリスを付けなおして再固定しました。
また、チョークコイルも微妙に歪んで配置されていたので、指でキレイに整えなおしました。
使用電圧は5V~27Vの範囲内で使えますが、電圧に応じて出力も大きくなります。
カバーの表示100W×2は、電圧を最高値にしたときに得られるのではないかと思われますが、いかに効率の良いD級アンプとは言え、このサイズのヒートシンクで問題ないのか少々気になります。
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横から見たところです。
470μFのコンデンサが5つ配されています。
全体の高さは2cmほどです。
事前に動作テストしたところでは、音量・音質とも、ごく普通に使えると感じました。
TIのデータシートではアンプの帯域は狭めのようですが、今回はサブウーファに用いるので大きなデメリットにはならないでしょう。
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背面のカバーです。
基板上のはんだ部分とヒートシンク固定のネジ部分に穴を開けて逃げを作ってあるため、基板にピッタリと密着します。
中華産も少し使う側に寄り添った細工をするようになったようです。
しかしながら、ヒートシンクは中央の1個のネジで留めてあるだけなので、固定が甘くなったときにズレやすいのではないかと思われます。
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アンプの出力はエーモンのOFCケーブルと24Kメッキのギボシを利用します。
左右の出力が分からなくならないよう、左チャンネルを油性ペンで黒く塗りつぶしておきました。
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今回は運転席側のこの位置に両面テープで固定しました。
今回アンプの電源は、前回設置したパワーアンプと同じバッ直線から得ることとしました。
バッ直線をリレーを介したACC連動線に変更したので、使用都度アンプのスイッチをON-OFFする煩わしさもありません。
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アンプの電源が入っている時は、ボリューム下の青色LEDが点灯します。
サブウーファの効き具合はボリュームで即時に変更できるので、ヘッドユニットのLPFの設定はフラットで運用することとしました。
そのためか音のつながりがかなり自然になりました。
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