パワーエディター 現状
目的 |
修理・故障・メンテナンス |
作業 |
DIY |
難易度 |
 初級 |
作業時間 |
1時間以内 |
1
パワーエディターの有無で、エンジン出力がどう変わるかを調べました。
パワーエディターは圧力センサーからの電圧(0〜5V)をゴニョゴニョして車側に擬似電圧をぶち込む代物です(笑)
2
写真はパワーエディターに最初から入っていたデータをエクセルにした物です。
「センサー側」が圧力センサーからの生値(実測値)、「係数」がそこからパワーエディターで何%電圧を変化させるか?、車両側はパワーエディターから入ってくる電圧。
仮に圧力センサーが2Vを発生しても、パワーエディターの係数が-5%なので、車両側には1.86Vが入ります。車両側は「1.86V分の圧力しか掛かって無い」と判断します。
(実際の車には2V分の圧力が掛かっている)
実際に掛けれる圧力電圧は制御的(ECU的)に制限が掛かっていると思われますが、圧力センサーの実測値がその制限値まで行っても車両側は「まだ余裕がある」と判断します。
(要は車のECUを騙している)
それが車がパワーアップする要因となります。
(エンジン本体がそれに耐えれるか?などは別の話)
実際のエンジン出力は、この他に回転数やアクセル開度やエアフロなど色々絡んで決定されるので、騙せる範囲は限定的かと思われます(汗)
(それが出来るのが新商品のパワーエディターRっぽい)
プリセットデータでは電圧が2V〜4Vぐらいの時にガッツリ補正しています。
ですが、その電圧の時はエンジン的にどういう状態なの?が不明です。
例えばエンジン回転数に比例して電圧が上がるのか? 最大トルク時に電圧が一番上がるのか? などなど…
そのため、OBDの情報で圧力センサーの電圧を調べようと思ったら、残念ながら見れず…(汗)
アクセル全開時に回転数と圧力センサー
の関係をグラフ化すればある程度の関係性が分かると思ったんですが…
3
仕方が無いので、現状分かる範囲で調べます。
まずは出力的にどう変化するか?
上下のグラフですが、両方共エンジン出力値(理論値)の値をグラフ化した者です。
(恐らくですが)
上が「Power from MAF」でエアフロから計算したパワーの理論値、下の「出力(燃費)」は燃料噴射から計算したパワーの理論値かと思われます。
(繰り返しますが恐らく、です)
写真はパワーエディター装着前の値
MAFは290馬力ぐらい、出力(燃料)は430馬力ぐらい
燃料ベースの値は無いとして、カタログ値275馬力のVBHで、そこそこハードチューンしたMAF値が290馬力…
ある程度信ぴょう性がありそうな値…(笑)
(ドノーマルでMAFを調べてれば良かったんですが)
4
写真はパワーエディター装着後の値
MAFは330馬力、出力(燃料)は490馬力ぐらい…
MAFも出力(燃料)もパワーエディター装着で約12%パワーが向上しています(笑)
なので、ある程度信ぴょう性がありそうなデータと思われます(笑)
回転数でグラフ化出来れば色々分かるんですが、こいつからデータを抜くのはどうするんだ?(汗)
5
パワーエディターはコネクタの抜き差しで制御介入を選べるので、お手軽に純正も戻せます。
そのため、すぐにパワーエディター有無の効果を比べられます(笑)
チューニングパーツあるあるですが、効果はチューニングパーツを付けた時より外した時の方が実感する時があります(笑)
今回がそれで、装着後の試運転では「あれ〜? 変わったような〜?」と言う感じでしたが、外すと「明らかにダルい」と言う感じでした(笑)
特に4000rpm〜6000rpmが力強く回っていた気がします(笑)
初めてこの車で「あぁ、(エンジン的に)もうコレで良いかな?」と思えました(笑)
とは言ってもせっかくPCで弄れるので、もうちょっと遊びます(笑)
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