また、おまえは
ブレンボブレーキネタですか?
って言わないでください。
ブレーキって専用品をショップに依頼で購入するとメチャ高額ですから、それを自分で考えて流用してつくると何気に達成感が半端じゃないです。
それに作るときの精度も要求されるしおもしろいです。
オクで買ったキャリパーですが、
全バラのオーバーホールをしました。
純正塗装が粉体塗装でしたので、非常に硬く、剥離剤が中々効かない・・・
剥離剤とサンドブラストでなんとか塗装を剥離しました。
今回は、
パウダー屋さんのサイトで見たこのキャリパーの色に
瞬殺されてしまいパウダー塗装でいくことにしました。ここは、日本の代理店のようで小口から手配してくれています。
パウダー塗装の場合、
200度以上で焼き付けますので内部のゴムシールがどうかなと思い全バラをしたわけです。
この手のキャリパーの場合に内部で左右をつないでいるタイプ(純正に多い)と、外部のコネクションパイプで左右をつないでいる場合があります。
今回使用したキャリパーは内部でつながっているタイプです。
右はブレンボGT3 俗にいう360モデナキャリパー、左は純正キャリパーです。
360モデナキャリパーは外部のパイプで左右がつながっています。
これが内部のゴム製のボディーシールという、ブッシングみたいなOリングみたいなやつ。
ホント、これブレンボから正規に入手はできません。
海外で検索に引っかかるほとんどのショップに問い合わせをしましたが、アウト。
でも、まあなんとか欧州のショップから入手しました。
まっ、気軽にバラすものじゃないという、教訓ですね。
赤丸のパーツ、ボディーシール、パッドリテーナー・・・まともには出ません。
その他のピストンシール、ダストシールは純正もGT系もピストンサイズさえ合えば同じだからと販売してくれました。でもそのショップのサイトでも現在はシール類はリストアップされていません。
これはポルシェカイエンのパーツリスト。
ダストシールは入手できるのかはわかりませんが部品番号はありますね。
でもピストンシールはパーツリストには存在しません。
こちらのボルボのパーツリストではダストシールすら入手不可能。
おそらく、ブレンボは組み上げられたキャリパー自体がひとつのパーツなんでしょうね。。
ちなみに、
wilwoodキャリパーは外部のボルト1本から内部のパーツまですべて供給されます。
しかも、ユーザーにはやさしい価格にて。。。
ブレンボはこのようなパーツの供給状況ですから、全バラはしないで、すなおに溶剤塗装で仕上げるべきですね。耐熱塗装じゃなくても特に問題は無いそうです。いつも行っている塗装屋さんが言っていました。
でも今回はバラしてしまいましたので粉体焼き付け塗装をすることに・・・
仮組して焼き付けました。
なぜって・・・・Youtubeでやっていたから(^^;
この時点で、すでに防錆のためボルトの頭は亜鉛系プライマーのパウダー塗装済みです。
ピンボケしていますが一発目の下地を焼き付けているところです。
焼きあがるとこのようにメッキ調になります。
見ていると不思議な感じです。
しかも、自宅でDIYです。
このメッキ調の上にキャンディ系の粉体を吹き付けるのですが、下地の塗装があるために静電気で粉体を吸着させることができません。(電気が流れない・・)
したがいまして、200度で焼き上げた下地のメッキ調が冷めるまえにトップコートの粉体を吹いて熱で粉を溶かして吸着させて再度オーブンで焼きます。
オーブンから出した焼き立て・・・
どや!
どや!
どや!
すべてDIYです。。
これ、右はブレンボ GT3 通称360モデナキャリパー
4ピストン、中央は今回使用した純正流用
4ピストン、左はwilwood
6ピストン 20mm厚ローター用。
これ、すべてZ34のリア350φローターを使用することで、Z32のリアに取付できます。
一番簡単に取付できるのは、wilwoodの6ピストンです。
ローターは交換していませんがこのように装着できます。
単純にキャリパーが外側にオフセットされる感じ。。
って感じで、ネタは山ほど持っています。。
でもどのキャリパーもいつでも取付できる状態だと、逆にいつでもできる・・・的な感覚で中々取付しません。
たぶん、自分自身で作ることが楽しいんでしょうね(^-^;
Posted at 2022/12/12 01:15:56 | |
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