
九段下の千代田区役所に用があって出かけた。ここまで来ると、昼飯にいろんな選択肢があって迷うのだけど、久しぶりに室町砂場へ行って、蕎麦を食うことに。
まず焼鳥と胡麻豆腐と浅蜊の煮物を取る。飲み物は?と訊かれて、ほんとは菊正の樽酒を冷で頼みたいところだが、運転する身だから自粛して蕎麦湯を頼む。
食べ終わったところで、ざるを2枚。そして冷し汁粉を食べて満足した。
ここはほんとに粋な蕎麦屋だ。烏山の典座を見つけるまで、蕎麦といえばこの店だった。蕎麦もつまみの料理も酒ももてなしも、一言で言えば男っぽい。骨太の蕎麦屋だ。
夜は、典座に行った。対照的に繊細で柔らかな味わい。鮎の山椒煮、冬瓜の味噌ダレかけ、野菜の天ぷら、どれも旨いが、室町砂場の男っぽさの対極にある味わいだ。仕上げにせいろを頼んだが、こればかりは室町砂場に「一籌を輸す」といったところか。砂場の蕎麦や汁の凛とした味わいには紙一重及ばない。しかし、ここの蕎麦にはここにしかない独特の繊細さがある。せいろより種もののほうが、その良さを生かしている。熱いのでも冷たいのでも種もののほうが旨い。勘定の時、レジの横の貼り紙を見たら今夜の蕎麦は越前福井の蕎麦を使っている、とあった。
Posted at 2006/06/27 23:13:31 | |
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馴染みの美味 | 日記