ついにフラットTVの本命登場か！？

もの凄く久しぶりに技術系のネタを。

現在市販されているフラットTV（フルHD）は、皆さんご存じのとおり「液晶TV」と「プラズマTV」の２種類ですが、「これらに取って代わる」もしくは「脅かす存在になる」と言われている技術に『有機EL』と『フィールド・エミッション』があります。

一般的にプラズマTVはコントラストが高くダイナミックな映像が得られると言われておりますが、消費電力の高さと言われているほど長寿命ではない点が問題です。
最近では液晶に迫るほどの低消費電力の製品も出てきましたが、如何せんこの方式はお値段が高すぎです・・・。
また、今現在最も普及し、価格もこなれているのが液晶TVですが、コチラには大型であるほど輝度ムラがあったり、視野角が狭かったり、最大の問題は『素早い動きには残像がハッキリ見える！！』というSF映画好き、スポーツ観戦好きには致命的な欠点が存在します。
さらに所詮バックライトは冷陰極管（まぁ蛍光灯みたいなモノ）ですので、寿命だって長いはずもなく。
（知らないうちに暗くなっていき、色合いも変になっているハズ）
去年の後半位から画面の書き換え速度を毎秒120コマ（HDTVの規格は毎秒約60コマ）にする事で、ほぼ普通の人には残像が分からないレベル（ホントはさらにもう少しテクニックを使っている）になってますし、バックライトも今年からLEDのモノが出始めておりますので、ほぼ解決されています。




相対的に値段は跳ね上がってますけどね☆




ちなみにフルHDは、画素数が「1,920 x 1,080」(横x縦)なんですが、年内に縦横さらに２倍のモノが発売される（台湾製は発売済み）予定です。
だからキレイだとは限らないのがアレですが、少なくともBlu-Rayで映画を観るなら現在市販されているフルHDTVはどれもダメだと思います。
（オイラの目にはかえって粗が目立ちすぎ・・・見るに堪えません・・・アナログの方がマシ（汗 ）



という背景もあり、SED（キャノンと東芝の合弁会社として起業するも、現在水面下へ沈降中）に期待しておりましたが、SED関連技術のライセンス元Nano-Proprietary社から提訴されてしまい現在グダグダです（汗

多分、量産化技術にも問題があるのでしょう・・・見通しが甘かったとしか言えませんね（残念


そんな中、SONY系列の『エフ・イー・テクノロジーズ』社が240Hz（秒間約240コマ）の試作品を発表したようです。


発表資料(PDF)はコチラ




まだサイズは19.2型で、画素数は1280×720画素、輝度は400cd/m2、コントラストは20000：1、階調は約1670万色と、コントラスト比以外は平凡ではありますが今後の展開に期待したいところです。

社長の謙虚な態度も高感度高いッスｗ


もっとも・・・・・



間違いなくお値段は高いと思いますけどね！（爆





あぁ、『有機EL』に関してはまたいずれ・・・・・って、いつだ！？（笑）