
暑いな〜、暑いな〜。
変だな〜、怖いな〜。
そう、夏と言えば「
稲川淳二の怖い話」ですよ…というぐらいの夏日が続く今日この頃、みなさまいかがお過ごしでしょうか。
最近、やたら暑い日が続きましたが、東京で5月に2日連続で真夏日を記録したのは、2004年5月30日と31日だけで、ここ140年間では2回目なんだそうです。
いわゆる「異常気象」ってやつですかね。
そんな異常気象の中、映画を2本ほど観まして…。
タイトルどおり「
百日紅」と「
セッション」です。
「百日紅」は、たまたま、朝新聞を読んでいたら広告が目に入り、気になったので観てきました。
というのも、この「百日紅」の監督が、以前、私が号泣した映画「
カラフル」で監督を務めた原恵一監督だったからです。
みなさんには「カラフル」よりも「クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶ モーレツ!オトナ帝国の逆襲」や「クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶ アッパレ!戦国大合戦」の方がピンとくるかもしれませんが…。
感想としては、杉浦日向子さんが原作の作品だけあって、江戸時代における庶民の生活の様子がよく描かれているなぁ、という感じでしたね。
話自体は、とくに最大な盛り上がりがあるわけではなく、どちらかという淡々と進む感じなのですが、序盤にあった、盲目の少女「お猶(なお)」が初めて隅田川で船に乗って、楽しそうに波に打ち上げられるシーン(このシーンはイメージシーンで、葛飾北斎の代表的な作品「富嶽三十六景」のパロディになっております)が、なんとも言えず胸を打ちました。お猶の人柄を踏まえての感情なので、観た人にしか伝わらないかもしれませんが…。
もう一つの「セッション」ですが、こちらは私自身が趣味でドラムを叩いていることもあり、職場の人に「観た方が良いんじゃないの?」と勧められて観に行ったものです。それまで、私自身はこの映画の存在をほとんど知りませんでした。
で、感想ですが、「素晴らしい」の一言です。
パンフレットで、斎藤工が「10年後もストーリーを覚えている映画」と表現していますが、まさにそのとおりだと思います。
久しぶりに、こんなにスリリングな映画を観ました。これだけハラハラしたのは「アンタッチャブル」以来かもしれません。
しかも、内容が深い。映画のレビューで「自己中な二人が好き放題やってるだけの不快な映画だった」というものがありましたが、これは人生において「何か一つ頑張って取り組んだ」という経験がない人の感想だと思います。
私がドラムを始めたのは、ドラムを叩いている人に憧れたからであり、いつかは同じようになりたいと思ったからです。そして、その思いは更なる欲求へと高まり、いつしか世界の人たちに認められるほどの腕前になりたいと思うまでになりました。
当然、これまでの間に挫折があったから、現在は一凡人に甘んじている訳ですが、ここに落ち着くまでには数々の葛藤があったわけです。
そういう経験をしてきた人であれば、この映画は観る価値があると思います。
そして、観終わった後に「幸せなのはどちらか」という疑問に対して自分なりの回答を探すことになると思います。
おそらく、私は青春時代に、かの有名なオルタナティブ・ロックバンド「ニルヴァーナ」を聴いて育ったことも影響しているかもしれません。
今は亡きカート・コバーンが「有名になったら、昔仲良しだった友人に会えなくなった。どこに行っても、知らない人たちに自分の行動を見張られているようで気が狂いそうだ」とインタビューで答えていたのが思い出されます。
「有名になる」というのは、「旧友との関係を断ってでも世界に名を馳せるほどの地位を築く」のと「そこそこの成果にとどめて、自分のお気に入りの仲間たちと末永く楽しんで暮らす」という、人生における選択で前者を採った人だけが得られる特権なのだと思います。
そこには、「自分を認めて欲しい」という極めて強い欲求が存在するはずです。
芸能人などに「昔はいじめられていた」というエピソードが多いのは、断ち切る旧友がいない、もしくは少ないために、有名になることによって発生するデメリットが少なく、決断する際に、平穏な生活を送っている人に比べて躊躇がないからではないでしょうか。そして、いじめられていたからこそ、「自分を認めて欲しい」という欲求が人一倍強く働くのではないでしょうか。
この映画は、主人公の「自分を認めて欲しい」という欲求が全ての原動力になっています。
ほのぼのと育って、特に人間関係や自己のアイデンティティの面で苦労をしてきていない人には理解できない世界かも知れません。
なんて書くと「お前は何様だ!」なんてお叱りを受けそうですが、気に喰わない人は聞き流してください。
さて、最近、私のお気に入りのカメラであるRICOH GRですが、やたら撮りまくっているため、ここに画像をアップすると大変なことになるので、自分で気に入っているショットだけ、別に起こす記事の方で掲載したいと思います。
…といいつつ、少しだけ、ここでもアップしてしまいます。

かみさんが所有している銀塩時代のGR1Sと。(これはcanon S100で撮影)

スタバでドーナッツ接写。あまり寄れないんですよねぇ。

一度、やってみたかった構図。

朝、ロッタの散歩に行こうとしたら、門の端っこにカエルが乗っていてビックリしました。こういうとき、GR持っていて良かったなぁって実感します。

ポピーかな?調布飛行場滑走路脇にて。
話は変わりますが、以前、購入したTAMRONの超望遠レンズ「SP 150-600mm F/5-6.3 Di VC USD (Model A011) 」は、発売当初から「手振れ補正機能をオンにすると流し撮りが出来ない」という仕様になっており、ユーザーの間でも「なんでやねん」という声が多かったのですが、先日、TAMRONから「
流し撮り対応にしたので無償修理します」という発表があったので、早速、修理に出しました。

「レンズフィルターなどの付属品は外して送ってください」との案内にも関わらず、テレコンを付けっぱなしで送ってしまった間抜けな私。箱にちゃんと収まらない時点で気付きそうなものですが…(苦笑)
そんなわけで、5月14日に送って22日に戻ってきました。約1週間で修理完了です。TAMRONさんGJ!

早速、試し撮りへ。

以前は、VC(流し撮り機能)オンで撮ると残像みたいになってしまったのですが、修理後は問題なく流し撮りできました。これで、プロペラ機も怖くないぜ!といいつつ、やはり1/250では手振れ補正にも限界があるようで、ヒット率はあまり高くありませんでした。これは私の腕に因るところが大きいです。私の腕にも流し撮り対応してくれませんか、TAMRONさん(笑)

静物撮影は以前と変わりありません。当然ですが…。
またまた、話は変わりまして、JAFから「10年目なんでステッカー送りまーす」とのことで、スペシャルステッカーいただきました。
RX-8買って、すぐに入会したので、RX-8も10年目なんですよねぇ。時が経つのは早いなぁ。ちなみに、このステッカーのデザインの内側ってロータリーエンジンのローターがモチーフなんですかね?似てません?
そういえば、今話題の…て、もう古い話になってしまいましたが、噂のレモンジーナを飲んでみました。
結構、酸っぱいです。私はオレンジーナの方が好きですね〜。というわけで、レモンジーナが売り切れても困りません。
さて、こう暑い日が続くと、ロッタの散歩も「あちあちモード」全開です。

舌が出っぱなしです。

「それ、水ですか!?」

「あち〜っ」

ペットボトルに水を入れると、冷たくて気持ちいいのか、ずーっと咥えたまま歩きます。珍しい光景なんでしょうか、すれ違う人によく笑われます。
公園の緑がとても綺麗な時期になりました。

こちらは府中の「フォーリス」の前にある「けやき並木通り」です。

その「けやき並木通り」の先にある大國魂神社です。
この時期になると、多摩川を鮎の稚魚が遡上します。昨年、仕事で初めて鮎の撮影に行ったのですが、ゴールデンウィーク中は暇だったので、今年も趣味で撮りに行ってみました。

場所は多摩川の二ヶ領上河原堰です。

鮎の遡上用に、堰の脇に魚道が設けられています。

この魚道に鯉が紛れ込んでいたりして、鮎の稚魚にとっては魚道すらも難関となっております。

この堰を、一段一段必死に登って行く鮎を見ていると、なんとなく「自分も頑張らないと…」と思わされます。

鮎は写っておりませんが、水しぶきと魚道の緑との対比が綺麗で印象的です。
そして、最後の話題、御岳山であります。
今年も行って参りました御岳山。

眠そうなロッタを叩き起こし…

向かった先の御岳山で見たものは、なんと!看板にある熊の目撃情報!

ここにも!ある意味、稲川淳二の怖い話よりも怖い…。

でも、この日は人も多く、熊が出没する気配はありませんでした。

国指定の天然記念物に指定されている欅。

欅のスペックです。平安時代から生えているそうです。ホントか?って疑いたくなりますね(笑)

登っている途中で見かけた花です。綺麗な花ですが、なんという花なんでしょうか…。

久しぶりに来たら、ケーブルカーの車輌の名前が変わっていました。

上からの眺め。

下からの眺め。天気が良くて暑かったです。
お昼は、かみさんが目をつけていたお店へ。
YOSHIZo Cafe 御岳店

ピザとか…

パスタをいただきました。美味しかったです。酒を飲みたくなるほど良い雰囲気だったのですが、車で来ていたので残念!

関係ありませんが、最後に、先日撮った満月の写真でお別れです。
では、また。