閉まらなくなったサンルーフの修理

サンルーフが閉まらなくなりました。
これまでも兆候はあって、上から押さえつけながら閉めると収まっていたのですが、ついにそれでも閉まらなくなりましたorz

ちょうど、サンルーフの車両前端部が浮き上がった状態で、このまま高速走行すると風を巻き込んで、サンルーフ自体が少し開いてしまいます。
危険な上、いきなり車内に走行風が入ってくるので対処した次第です。

症状を観察してみると、
・閉まらないのは左右のうち右側だけ。左側は閉まる。
・閉まる寸前に浮き上がってくる。
・右側はガタがある。
というものでした。

写真は右側レールのものです。
…ん、リベットの頭が飛んでるぞ…。写真に写っている、1番右側の穴のところです。

さらによく見ると…
上の写真に写っている1番左側のリベットも破断してました。この写真はリベットの頭を突いたら外れた、の図。

天井内張りも外して、異常が無いか確認しました。

サンルーフAssy.は大まかに言うと、「ベースフレーム」に「ガラスルーフ」「ケーブルユニット」「レール」を一体化させてあります。
今回外れたのは、「ベースフレーム」と「レール」を固定するリベットでした。これが外れたことで、「ベースフレーム」から「レール」が浮き上がってしまい、正しく閉まらなかったものと推察されます。
片側3箇所のリベットで留めてあり、そのうち2本のリベットが破断していました。

驚いたのは、ボルト＆ナットによる締結でなかったことと、リベットがどう見てもアルミ製だということ。こんなもんで強度確保できるんかいヽ(´o｀；

というわけで修理。

ハンドリベッターとブラインドリベットを使いました。
ブラインドリベットはφ3.2で、シャフト・ツバ共にステンレス製のものにしています。

いきなり完成の図。

早速動かしてみる…と、あれれ？まだ浮き上がってしまう。
ただ、上から押さえつけたら閉まるし、これまでよりもガッチリしてる（レール固定したんだから当たり前）。走行しても、開いてしまうことは無くなったけど、閉まらない原因は他にもあるようです…。