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2016年05月30日

2016 GW 東北弾丸ドライブ記

もうだいぶ経ってしまいましたが、GWのドライブ記をまとめておきます

昨年のGWは西日本から九州まで弾丸ドライブをしてきました。今年は北日本かなぁと漠然と思っていたところ、ひょんな事からARABAKIフェスに参戦することになり、すなわち仙台でGWの幕開けとなったのでまさに、「今年は東北を周れ!」という啓示だな!と勝手に解釈して東北を弾丸ドライブしてきました。

昨年の弾丸ドライブは柳川のお祭りと「米国CNNが選んだ『日本の最も美しい場所』31選」を回るという目的が有ったのですが、同31選でも東北地方は微妙に見ごろの時期を外していたので、結局行き当たりばったりに毎日行く先を決める感じでとりあえず本州最北端まで行ってみるか!というノリで行ってみました。

■松島 四大観

まずは、1日仙台からのスタートでしたが小雨が降ったりやんだりのグレーな天気だったので大きく動くのは止めて近場を確実に攻めよう… という方針で、松島を訪れてみました。松島には四大観(壮観、麗観、偉観、幽観)と呼ばれる昔から有名なビューポイントが4つあるそうで、それぞれ行ってみることにしました。

偉観:多聞山は塩釜側の七ヶ浜町の半島の先にある小高い山で、すぐ側まで車で行けます。そこに見晴台もあるのですが本来のビューポイントはそこから2、3分歩いて降りたところにある毘沙門堂だそうです。 ここの景色は島が重層的に奥行きを持っている景色でした。

幽観:扇谷は陸前浜田から少し行った双観山の内陸側の山で達磨大使にちなんだお堂や1600年代からある洞穴式の墓所などもある場所。一応車が3、4台置けるスペースがありそこから階段を2、3分上るとあります。 少し谷間からの景色なので、ちょうど谷間の切れ込みに見える小さな島と、遠くに横一列に見える島のコントラスト的な物を楽しむのでしょうか。

麗観:富山は更に国道を行き大混雑の松島海岸駅付近はすっ飛ばして陸前富山駅付近から山に向かい砂利道に入ります。車で3分程入ったところにこれまた車が3台ぐらい止められるスペースがありそこから観音堂への参道は階段を5分程歩く必要があります。 当日訪れた時間は小雨で標高もあり少しガスが出てました。ここからの景色は足元から張り出した半島とその先に海と島が薄く水平に重なったミルフィーユ的な景色と言うのでしょうか…

そして最後、壮観:大高森は奥松島、宮戸島の小高い山で20分とか40分とか山登りしないといけないそうで、時間や体力大丈夫かとか思いつつ行ってみました。県道沿いの割とわかりやすい場所(大高森観光ホテルの向かい)に車が5、6台置ける駐車場があり、登山口の案内があります。行程の半分ぐらいは緩い坂道ですが、後半は結構ハードな斜度の階段の登山道で実質片道20分ぐらいかな??登ります。 で到着した景色は苦労して登っただけの事はあるといえる素晴らしい眺めでした。湾内の船や筏、島々の様子も左下から右奥への遠近感の素晴らしい構図が勝手に出来上がってて、本当ににいい景色でした。

その後山を降りて次の移動を考えている時にちょうど曇り空が一瞬はけて夕日が現れました! iPhoneで撮ったこの写真の方がどれよりも見栄えするかもしれません。この夕日が山の上で見れたら最高だったのに…!

松島の四大観めぐり、通過した松島海岸付近以外は4カ所ともGWにも関わらず混雑もなく快適でした。車やバイクで行かれる場合は結構お勧めです。

■唐桑半島 御崎岬

翌2日、気仙沼の一番海側の半島唐桑半島を下って、突端の御崎岬、その少し北の巨釜・半造(おおがまはんぞう)エリアをぷらぷら眺めてきました。御崎岬は海が穏やかならば岩場の先っぽの方まで行けます。このエリア、崖と岩場の風光明媚な景色だらけで、これがリアス式海岸か!と実感しました。

■毛越寺(もうつうじ)

毛越寺は「米国CNNが選んだ『日本の最も美しい場所』31選」にも選ばれているのですが、こちらで有名なのは5月下旬開催の「曲水の宴」の時でして、通常時は広くて美しい庭園のある寺という感じです。桜も殆ど散ってしまっており、ちょっと地味な感じは否めませんでした。こちらへ寄った後は盛岡で宿を取りました。

■箱石駅付近の鯉のぼり

翌3日は、盛岡から浄土ヶ浜を目指して海側へ向かいました。途中の山道で見かけた山桜や、箱石駅付近で川を渡る鯉のぼりを撮ったりしつつ海側へ向かいます。

■浄土ヶ浜‬

浄土ヶ浜は、1680年代に霊鏡和尚という方が「まるで極楽浄土のようだ」と言ったとのことで、この名前なのだそうですが、白っぽい岩が屏風のように連なる非常に美しい湾です。遊覧船に乗ったりするともっといろんな見所に行けるようですが、今回は遊歩道で行ける範囲だけ見てきました。結構な観光地で、人やカヤックや白鳥の足こぎボートやら沢山いましたが。白鳥ボートは地名的にも何か似合わないような…w この後はあまちゃんで有名になった久慈駅に立ち寄って、八戸で宿泊。

■本州最北端 大間崎

4日は寄り道せずに下北半島を北上し、本州最北端の大間崎を目指しました。「津軽海峡冬景色」の歌詞のおかげで最北端は竜飛岬だと思ってたのは私だけでしょうか?w 大間が最北端でした。 あんまり見るべきものは無いんですが、マグロ漁が名物だそうで、マグロ系のお土産沢山ありました。

■仏が浦~陸奥湾

最北端にとりあえず到着して達成感に浸っていたんで、あまり気合を入れてその後のことを考えていなかったんですが、とりあえず景勝地だという情報を見つけて、下北半島の西側を南下して「仏が浦」へ。浄土ヶ浜に続き2日連続で仏教的名称の地名だなぁ…とか思ってたのですが、結構長い階段を下りていくと、また切り立った岩に囲まれたビーチに辿りつきます。左側の一角がほぼ岩に囲まれたクローズドな空間になってて見事な秘境ビーチ。アクセス悪いせいか観光客は少ないし、すごいレア感満載の場所でした。今回のドライブで一番いい場所でした。

全天球パノラマも撮ったので、ご覧ください。

その後は陸奥湾に出たところでちょうど夕暮れ、次の宿を取った青森市へ急ぎました。

■AOMORI春フェスティバル

5日、青森市はちょうとヨサコイの祭り「AOMORI春フェスティバル」というのをやっていたので、出発前に午前中の演舞を少し見てきました。

■弘前城さくら祭り

弘前は丁度さくら祭りの時期だったのですが、肝心の桜がGW前に既に満開を終えて葉桜状態との情報を得ていたので寄るか寄るまいか迷っていたのですが、ちょっと寄ってみました。ヨシノ系の桜はもう終わっていて一部で八重桜や枝垂桜が残っている感じでした。ピークの時期に行ってみたいものです。

少し前に、ツイッター等で話題になってたんですが、弘前にスタバが出来たんだけど、100年前からありそうなたたずまいだ→実は本当に100年近く前に建てられた文化財「旧第八師団長官舎」を利用して営業している! というので話題になったスタバもありました。ちょうど駐車場出たらこれが有って驚きました。他にも旧弘前図書館など歴史のある建物が保存されていました。

■秋田ポートタワーセリオン

続いて、車を飛ばして秋田市へ。目的地を決めていなかったので、途中で調べるとの「道の駅あきた港」に無料で登れる展望タワーがあるとのことで行ってみる事に。 そして行ってみたら、これも3月頃ニュースでも話題になっていた、うどんそばの自販機が移設されていたのが、まさにこの「道の駅あきた港」でしたw
(記事: さよなら…昭和レトロのうどん自販機 秋田港「佐原商店」が閉店
秋田のレトロうどん自販機、道の駅に売却 夜間は利用できず
自販機は既に営業時間が終わってましたが、タワーは無料で秋田港周辺を見渡せるいい施設でした。 この後はまた結構走って山形市に宿を取りました。

■蔵王 御釜

最終日6日まずは、蔵王の噴火口跡のカルデラ湖、「御釜」に。エコーラインというつづれ折りの山道を登り、最後にハイラインという有料道路で頂上に近いレストハウスに到着します。そこから御釜の見える展望場所までは歩いて2、3分ぐらい。更に刈田岳の頂上までも2、3分です。ちょっと薄曇りだったので、少し濁り気味の色合いですが、晴天ならもっと綺麗になるようです。

こちらも360度パノラマがあるのでよろしければ。

■福島南会津 大内宿

最後帰る前にもう一か所、ということでちょっと計画がいろいろ変ったのですが最終的に南会津の大内宿に立ち寄り。大内宿は昔の宿場町の風情を保存し、通り一本まんま昔のままにしてある集落で日中は観光客も多いようですが、計画変更やら事故(別記)のサポート等で時間がかかり到着したら17時を過ぎてたので、お店も閉まってるし、観光客も数えるほど… とりあえず、一番奥にある、子安観音堂付近に登ると、集落の様子が一望できるという事なのでそこに登って写真を取ってきました。 こちらも結構内陸の奥地にあり、アクセスは大変ですがいい場所でした。機会が有ったらぜひどうぞ。

以上で東京に戻り、今回の弾丸ドライブ記はおしまいです。以下、番外と思ったことなど。

■目の前のバイクが転倒事故

 蔵王からの山道を下ってそろそろふもとの集落に入ってきたかな、という辺りで、何とすぐ前を走っていたバイクが、更にその前を走ってた乗用車のブレーキに気づくのが遅れ、急ブレーキから前輪ロック→転倒 という事故がありました。自分は普通に車間距離取ってたので、何も問題なく停止してサポートに入りましたが、やっぱのんびりし過ぎても事故になるもんです。皆さんもご注意を。

■東北をドライブしてみて

 実は風光明媚な場所以外にも、移動途中で東日本震災のニュースでよく聞いた各地に寄り道してきました。1日目は石巻や女川、2日目は陸前高田、3日目は「あまちゃん」で有名になった久慈駅周辺から八戸付近までずっとリアス式海岸沿いを走ってみました。震災報道で何度も見聞きした場所で実際に一度も訪れた事がなかったのですが、やっと自分の目で見る事が出来ました。写真には撮りませんでしたが石巻と女川の間の万石浦とかも景色のいい所で感動しました。

 震災、津波被害から5年を経て、被災エリアも大半の場所では普通の生活に戻ってるように見えました。ただ港湾の近く海抜の低い所ではまだまだ工事の箇所が多く、また内陸や高台に仮設住宅も残っており、影響が無くなったわけではない事を実感しました。  陸前高田は海に近い平地エリアが広く、被害域も大きかったためか他と違う印象。まだまだ復興作業が大量に残っていそうでした。津波被害を受けたパチンコ屋、マンション、学校等の建物がそのまま残してありました。(モニュメント的な位置づけになっているように思えました)また平地エリアの海側にはかなり巨大な防潮壁の構築工事中でしたし、完全に津波の到達しない高さに作る復興道路もまだまだ工事の最中のようでした。

 3日目は岩手県の沿岸を走ってたのですが、頭の中でしか知らなかったリアス式海岸を体験的に実感しました。切り立った山の稜線に海が入り込んでる形なので、高い場所の道路から、海辺のエリアに急な坂道やつづら折りの道路で降りてゆき漁村にたどりつき、さらに隣の海岸に行くのに、そのまま海岸沿いに行けなくて一旦山側まで道が回り込んでグニャグニャ行ってからまた海側に戻る!みたいなややこしい道が沢山残っていました。  しかも海沿いは高速道路やバイパス道路の整備がほとんどされていないので、海沿いを通ると本当に遠まわりになるし時間がかかって、何というか結構生活するのにハードな場所だなと思いました。(今は震災後の特別予算もあり復興道路という太平洋沿岸沿いの高速/バイパス道路を建築中ですがまだ共用区間はほとんどない状況)

 印象的だったのは、海沿いを走る国道45号線に、「この先過去の津波による浸水エリア」「過去の津波による浸水エリアここまで」という大きな看板を、津波浸水の境目になった場所に本当に何十箇所も立てている事。調べたら国交省の対策でしたが、津波の記憶を失わないための取り組みの一つなんですね。

 皆さんもぜひ東北へ観光に行ってみてください。感覚的には去年の西日本ドライブより混雑少ないし、本当に風光明媚な所も多いです。きっと観光に行くことが復興の支援にもつながると思います。(今年は九州熊本も大変なので気になりますが…)

なるべく短くしようと思ってたんですが、とても長いブログになってしまいました。しまった。

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Posted at 2016/05/30 02:45:11

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