2022年10月8日 点いたり消えたりするクライメイトコントロールパネルの電球を交換してみた

2022年10月8日 164,266km

我が愛車W210後期ワゴン(S210) E320アバンギャルドですが、今年で車齢21年を迎えました。
基本的には健全な状態を保っているのですが、さすが21年間使われてきた部品などがチョコチョコと不具合を起こすことがあります。

ここ数か月で、夜間運転中にこの写真にあるクライメイトコントロールパネル(エアコンコントロールパネル)のイルミが消灯してしまい、この液晶画面もボタンも真っ暗になってしまい走行中の操作が困難になってしまいます。
そこで今回イルミ用のバルブ(電球)を交換してみることにしました。

ヤナセでこちらの純正バルブを購入してきました。
451円だったと思います。

基本的にT5 1.2Wバルブの一種だと思われます。

クライメイトコントロールパネルを引き出す作業をするにあたり、センターコンソールのパネルを外す必要はありません。

先日ポルシェ純正部品で購入した、こちらの引き出し用のSSTを利用してクライメイトコントロールパネルを引き出します。

クライメイトコントロールパネルの右下と左下にあるこの挿入口に上記のSSTを挿入します。

正しく挿入できると「カチッ」と音がして、ロックが解除されたことが容易に分かります。

あとはズボッと引っ張るだけです。

コンソール内の配線に余裕があるので、このように完全に引き出すことが可能です。
コントロールパネルに付いている2つのハーネスを取り外すことも考えましたが、これだけ長さに余裕があるのでこのままクルっと裏返して作業をすることにしました。

コントロールパネル裏面にはこのように白いソケットが1個挿入されています。

ソケットを時計回りに90度回転させるとロックが外れます。

ソケットにはまったバルブが取り出せます。

微妙なロックが掛かっていますが、容易にバルブが取り外し出来ます。

新品バルブと並べてみましたが、古いバルブはもともと白色だった樹脂部上部が長期熱劣化で黒くなってしまっています。
またバルブのガラスの部分も真っ黒に煤けてしまっています。

ちなみにソケットを取り除いた後の開口部ですが、このようになっています。
ソケットを挿入してクルっと回すことでロックが掛かるようになっていますね。

新しいバルブを取り空けたソケットを挿入しました。

反時計回りに90度回すとロックされました。

先ほどのSSTがどのようなメカニズムで引き出せるようにしているのか見てみましょう。

見て分かる通り、今はSSTが挿入されている状態です。
写真のど真ん中の部分でSSTとロックの金属が噛み合っていることが分かると思います。

ピンボケしています。。。
iPhone12 Proは近接撮影が苦手です。。。

今コントロールパネル側面の金属を親指で黄色方向に押しています。
そうすると赤の矢印にある噛み合っていた金属ロックが上方向にズレています。
この状態でSSTを引き抜いて取り外します。

両方のSSTを取り外したらコントロールパネルを１DINサイズの開口部に戻します。

最後まで押し込むと、「カチッ」とロック音がして正しく固定されたことが認識できます。

昼間なので確認し難いですが、ヘッドライトスイッチを回し、イルミがちゃんと機能するかを確認します。

これで作業終了です！
今のところ不点灯は再発していませんが、もし再発した場合は接触不良を疑って14枚目の写真の開口部の接点金属にコンタクトスプレー処理してみようと思います。