7月の話になるんですが、ウチの大蔵省が所有する206...ミッションブローいたしました
症状としては、大蔵省が運転中に左前から異音がして加速しなくなった...と電話がかかってきました。
幸いにも応急的な事を色々とやってたら動き出したので、そのまま自走できたので何とかやり過ごせた感じでした
後日、状態確認の為、諸々と点検するものの何ら違和感なく1速でもバックでも繋がる状態...
ハテナマークだらけの中、試走の為 駐車場を出て1速...2速...3速で引っ張った所ギャーっと言うような異音と共に加速しなくなり終了しました
あー、クラッチがイッたな...と、こん時は思っていました。
積載呼ぶ距離じゃないし、そう離れてないから手押しで戻すかと押してたら地獄を見ました(笑)
若い時にトラブった時は手押しは日常茶飯事って感じでしたが夏場な上に老体には手押しはキツい...
ひとまずツレに積載要請をし工場へドナドナ...
翌日に色々とやるとして、その日は帰った訳なんですが次の日、ミッション降ろしをやる為に向かってる最中に電話が鳴り相手はツレ...
これミッション、イッてるよ...って言われてナヌー...と
こんな非力車で何が起きた?って感じなんですけどミッションのフルードを抜いて破片が出てきてない事も伝えてあるので、この時点ではカウンターシャフトのクラックか?的な予想でした
まず、前日の段階でディーラーにミッション周り一式の資料をお願いしてあったので資料を受取り工場へ向かった訳なんですが...
着いたらミッションは既に下りてて再度、手動でチェック...
たしかにドラシャが回ってこない...
図面を確認しながらケースを割って分解してくと ん?と思う箇所が1つ...
図面と部品が違う形状になってる
と言うより、なぜ外れてる?的な...
右下に写っているリングギア...ミッションブローの原因です。
同じプジョーの車でも他の車種はわからないのですが、この206には圧入方式の一体型デフを採用してるようです
何か要因がある事からなのか部品精度の問題なのか...リングギアがお釜から外れ空回りしてからの加速不良を起こしたって感じです。
たしかBMWもデフは一体式だったような...むかーしの記憶なので定かではないですけどBMWの場合、抜け止めが圧入した後に抜け止めの処理をしてた記憶があります...
ですがプジョーは単なる圧入タイプ...初めて見たデフです
原因がわかったので修復に向けてシフトしてく事になる訳なんですが.........
ほとんどの部品が国内在庫もゼロ...もちろん対象部品もなし
本国在庫は調べてもらえず...こちらは仕方ないです
むしろ、ここまで資料を提供して頂いたディーラーには感謝しかないです
こうなると選択は中古ミッションの載せ替えとなる訳なんですがディーラーからのアドバイスもありつつ知り得るツテを駆使しましたが、ゼロ回答で全滅
乗り換えの視野もありつつ部品探しをしていたら、たまたまカー◯ンサーでドナー車となる車両を発見しました...が...まだ居たか この手の車屋...的な所で交渉は決裂
媒体に載せてたプライスボードってなんだったんです?思う程アホな金額をふっかけてきてって15分で退散ー
13万km弱で状態不安は否めないものの、これが頼りだったので即買いのつもりで行ったもののキナ臭そうな担当者と言う社長は交渉中に大真面目な顔でプジョーみたいなイタリア車は...って話し出した時は呆れて話しの途中で退散(笑)
余談ですが、その後の部品探ししていても、やっぱり出てくる、この店の車...その日の夕方、媒体ではプライスボードが「応談」になっておりました...最初に見つけた時は10万もしない設定だったのに、どうやら中古車バブルを見出したんですかね?
一生、在庫にしとけ...です
今でもカー◯ンサーに載ってるんじゃないですかねー
206の中古ミッションはあるもののシングルカム用で微妙に形状が違ったりで、この206に合うミッションは、見つかる?見つからない?と言った具合いで完全なる手詰まりでした
幸いにもツレが年内いっぱい置いておけば?って話してくれたので感謝しつつ一旦タイヤを付けれる状態に戻しヤードへ...
と思った翌日...いつも可愛がってもらっている年配の車繋がりの方から1本の情報が...
新潟に同型の部品取り車があるから問い合わせてみたら?と
即、問い合わせし担当の方と話を詰めて行ったらビンゴでミッションが見つかりました
直す事は半ば諦めた翌日の話で、こんな事ってあるんですね...
距離もそれなりに走ってはいるものの最初に部品取り車で買おうとしてた車よりもかなり少なく状態も悪くなさそうなので即決
担当者の方もデフが原因でのミッションブローは知っていて、その上でも このミッションは大丈夫だと思うよ...とのお墨付きももらい探していたミッションが、ようやく見つかりました
待つ事5日...ミッションが工場に届き手動点検も問題なく新たなミッションとエンジンがドッキング...我が家の206復活しました。
手元に来てから6年所持してきたんですが、これまで大きなトラブルもなく起きたトラブルは冷却水のリザーブタンク交換ぐらい...
ずっと快調に走ってくれていて我が家に向かい入れてから走った距離数は35000kmぐらい...トータル7万km台に入ろうとしている所です。
友達とかと出掛けたりするとMT車なの?って驚かれる反面、ヨーロッパではAT車よりMT車が主流なんだよ...って話しをすると、なんだかこの車が可愛く思えてきた...って言われたりフランス車って初めて乗るーとか個性を認められたようで大蔵省は嬉しそうにしています
今回は色んなドラマがありました...こんな短期間で206を復活させる事が出来たのは色んな方達の理解と協力があっての事でホント感謝しかありません
旧車と言われる年代車となりましたが、また元気に走ってくれる事と思います...おしまい