ライディングスポーツ３月号～インタビュー記事

約１０年ぶりにライディングスポーツ誌（略してライスポ）を購入しました。



ここ数年は手に取るもぱらっとめくっただけで棚に戻す程度でした。
最近の紙媒体は衰退の一途ですがライスポも例に漏れずペラッペラです。




しかし、今回購入しようと思った理由は今月号の特集にあります。



中上貴晶選手のロングインタビュー記事です。

この選手は小さい頃から存じており、初めて筑波選手権に参戦した頃は、あのコンパクトなRS125ですらつま先立ちでして、しかも体重が軽すぎる為RS125のフレームに鉛板を貼り付けて調整してました。
その当時はとても素直な子でしたが、お母さんが気さくで面白い方という印象の方が強かったです(笑

簡単に直近の戦歴を紹介すると
２００８年からMotoGPへ参戦を開始し、1０年・１１年はシート獲得する事が出来ず全日本RRへ復帰、１２年からMotoGPのGP-2クラスでイタルトランス（イタリアの物流会社）から復帰し１３年は表彰台の常連に入るほどの成績を上げ１４年への期待へ胸を膨らませるが……

その１４年がそりゃもう目を覆いたくなるようなメッタメタの成績でした(涙

ライスポのインタビュー記事を読んでいると、その理由がしっかり書かれています。
というか応援しているファンはみんなそこが知りたいからです。

まぁ、理由はおおよそ見当通りでしたがその中でも特に印象的だったのは

日本語でのコミュニケーションです。

中上選手が所属しているチームイデミツ（出光）は監督はじめ、スタッフのほとんどが日本人で構成されたチームと聞きます。
世界に出たらＧＰライダーは基本英語で仕事しなければならないのですが、日本語ならむしろ大歓迎じゃないの？って当初は自分も思っていました。

日本語なら表現力も高く、意思疎通もしやすいし問題無いような気がしますけど、本人の話によるとちょっと事情が違うようです。

要は自分以外みんなかなり年上だから、目上の人に対する言葉使いに気を遣うということでした。

　いわゆるタメ語が使えない。

現場では物事を伝えるのに声のトーンや大小の表現、感情の云々を含め必要な要件を遠慮なく簡潔に伝えることが出来たらしいのですが年長者の日本人故に遠慮してしまうそうです。

ですので最後の方は、長年付き合いのあるハルクプロのスタッフを招き入れてうまく仕事を進めていくことが出来てきたとのことです。

ううむ、２２歳も難しいお年頃ですね。

ちなみにこのチームは前年の２０１３年に高橋裕樹選手をチームに招へいしましたが全然成績が出ず、なんと半年でポイしちゃいました。
だから日本のファンは少なからずこのチームに対しては不信感がありました。
２０１４年度はその不信感が見事的中した感じです。
今度は大丈夫ですよね？

チーム監督である岡田忠行監督。

そもそもライダーにこんなこと言わせたらいけないと思う、もっと勉強してきて欲しいですね。
来月のＧ＋で放送されるＭｏｔｏＧＰ座談会で岡田監督がゲストで呼ばれているので何喋るのか楽しみです。


まぁ、そんなネガティブな要素を解消して２０１５年に期待しましょう(^^)