6月20日~21日と代車でi3(エクステンダー)をお借りしました。

そして、そこそこの距離をドライブして電気切れでエンジン始動の発電走行まで体験できました。
いつものようにしょーもないことを書いて行きます。
例によって、オーナーの方など不快に思われることがあったらすみません
m(×_×;)m
前々回のブログにも軽く書きましたが…↓
※元記事「Response」http://response.jp/article/2015/06/22/253929.html
エンジンオブザイヤーはクルマの心臓部、エンジンに着目して優れたエンジンを選出するもので、今年が17回目。5月時点で少なくとも世界1か国以上で販売されている乗用車のエンジンを対象に、世界31か国65名のジャーナリストが投票を実施。グリーンエンジンオブザイヤーはその部門賞で、環境性能に重点を置いて選考が行われた。
グリーンエンジンオブザイヤー2015の結果は以下の通り。
1位:テスラのEVパワートレイン(239点)…モデルS
2位:BMWの1.5リットル3気筒ターボ+モーター(191点)…BMW i8
3位:BMWのEVパワートレイン(109点)…BMW i3
4位:VWの1.4リットル直4ターボ+モーター (98点)…ゴルフなど
5位:フォードの1.0リットル直3ターボ「エコブースト」(95点)…フィエスタなど
6位:BMWの647cc 2気筒ターボ+モーター(64点)…BMW i3
テスラ モデルS用のEVパワートレインが、2014年に続いて、2年連続でグリーンエンジンオブザイヤーに輝いた。ある審査員は、「テスラは依然として、比類なきパワートレインを用意している。航続距離が400kmを超えるEVはない」とコメント。
2位と3位と6位は、BMWの『i8』と『i3』用のPHV/EVパワートレインが入った。環境パワートレインの分野において、強さを発揮している。
とのことで、3位であり6位の車です。
でも、この記事間違っていますね。発電だけのエンジンになぜターボが必要なんだろう。
BMWのホームページの主要諸元にもターボなんてどこにも書いていません。i8とごっちゃになってますね。(本国仕様とかでハイブリットモデルがあったりして(汗))
◎外観

車にほとんど興味のない知人女性に「今回の代車は電気自動車♪」と写真を送ったところ「なんか、ずんぐりむっくりだね」と返信がありました。
ボディの割にタイヤがでかいなぁと言う印象で、なんか他の車両に比べてもタイヤとタイヤハウスのクリアランスがイイ感じに見えます。
鍵も「ずんぐりむっくり」
もっと「ずんぐりむっくり」…

㊥のデザインパクリカー。
◎主要諸元

全長4010㎜、全幅1775㎜、全高1550㎜、ホイールベース2570㎜、最低地上高110㎜、ラゲージルーム容量260リットル、ラゲージルーム後席折りたたみ時容量1100リットル、車両重量1390㎏、車両総重量1610㎏、定員4名
【性能】
最小回転半径4.6m、ハイブリッド燃料消費率JC08モード27.4㎞/L、充電電力使用時走行距離196.1㎞、電力量消費率9.34㎞/kWh、
【駆動用バッテリー】
リチウムイオン電池、個数1(986セル)、電圧355V、容量60A、総電力量21.8kWh
【電気モーター】
型式P250、最高出力125kW(170PS)/5200rpm、最大トルク250Nm(25.5kgm)/100-4800rpm
【発電用エンジン】
型式W20K06A、直列2気筒DOHC/4バルブ、647cc、最高出力28kW(38PS)/5000rpm、最大トルク56Nm(5.7kgm)/4500rpm、燃料 無鉛プレミアムガソリン、燃料タンク容量9L
【タイヤサイズ】
フロント155/70R19(5J×19)、リア175/60R19(5.5J×19)
発電のためだけに、けっこうでかいエンジン積んでいるんですね。
幅は1.7m越えて3ナンバーです。最初5ナンバーかと思っていました。
アルミやカーボンなどをふんだんに使った車体…の割には車両重量は見た目より重かった。
タイヤサイズは前後違うとは意外でした。
最低地上高も110㎜って結構低い気がします(^^;)…と思って調べてみました、最低地上高のカタログ数値。
3シリーズMスポーツで130㎜、5シリーズMスポーツで135㎜、6シリーズのクーペ・グランクーペが共に125㎜、i8で120㎜、M135・M235で130㎜、M3で120㎜、M4で120㎜、M5で115㎜、M6で110㎜。
M6と同じトップクラスの低さでした。しかし、i3はフルタップの車高調が入っているのでBMWの中ではキングオブシャコタン!と言ってもいいと思います。
4人乗りはイマイチですねぇ(ー"ー*)
ついでにF20の1シリーズ(116i Mスポ)との比較です↓
i3:全長4010㎜、全幅1775㎜、全高1550㎜、ホイールベース2570㎜
F20:全長㎜4340㎜、全幅1765㎜、全高1430㎜、ホイールベース2690㎜
i3:ラゲージルーム容量260リットル、ラゲージルーム後席折りたたみ時容量1100リットル
F20:ラゲージルーム容量360リットル、ラゲージルーム後席折りたたみ時容量1200リットル
i3:車両重量1390㎏、車両総重量1610㎏、定員4名
F20:車両重量1430㎏、車両総重量1705㎏、定員5名
i3:最小回転半径4.6m
F20:最小回転半径5.1m
◎運転席回り

※この写真を撮り忘れたのでWeb上から拝借。
今まで乗ってきた車両はクラスやグレードに係わらず「いつもお馴染の」と言う感じでしたが、「i」ともなると「いつもの感」はあまり感じませんね。
「爽やか」という第一印象でした。
運転視界も良好でした。
ちょっと、センターのスイッチ類には遠かったかなという記憶があります。
◎走行性能

BMWは走りに命をかけてるだけあってどれも申し分ないですが、今まで乗った中でもかなりに上位にめり込んでくる乗り味でした。見た目とのアンバランスさが功を奏している可能性もありますが。
とにかく運転がしやすいですね。肩を張って運転しなきゃいけない時が無い感じです。
山道をそこそこのペースで走ってみましたが、路面からの入力も穏やかで、ハンドリングも良く、リラックスして運転できました。

コーナーではバッテリーによる低重心の恩恵なのか、コーナーもヒラヒラ行けました。
タイヤが細いので、やはり急カーブになるとグリップが甘いというか砕ける感じがありましたが、かえって限界がわかりやすく不安のない印象を受けました。
全てにおいてプラスに作用するのは、やはりモーターならではの常に最大トルクが発揮されていて、息継ぎのない加速感のおかげかなと思います。
それと、アホみたいに飛ばさなければブレーキを踏まずにアクセルワークだけで走れるのも一因だと思います。
ただ、こんなフォルムなのに、高速を走っていると風切り音が結構耳に付くことが多かったです(違うのかな?)。
◎足回り

自分的にはちょうどいい硬さでした。
ゴツゴツ感も少なく低速域でも快適でした。
タイヤの細さのせいでコーナーではちょっと不安定な感じも無くは無いですが、何ら不満のない足回りでした。
◎運転モード

「Comfort」「ECO Pro」「ECO Pro+」の3モードでした。
もちろん「SPORTS」や「SPORTS+」なんてものはありません。
「DSCオフ」ができるのかどうかは試すの忘れました。
「ECO Pro+」はエアコンOFFの最高速度も90㎞/hまでに制限されますが、アクセルを強く踏み込めばそのまま90㎞/h以上は出せました。
「ECO Pro+」でエアコンの設定温度表示部までが消されました(笑)(エアコンも完全OFF?)。

↓

↓

ここまで徹底されて省エネモードになるんだったら他にもいろいろ電力カットや制限がされているのかもしれませんね。
◎ドア

ロールスロイスと同じ観音開きです。
この開き方はなかなか使い勝手がいいですね。
他の4枚ドアの車種にも採用してほしいですが、勝手に半ドアになるような車にはちょっと怖いかも…。
◎内装

シート素材とかは布っぽい感じです。布シートは個人的に好きです。
やはり軽さを追求した結果でしょうか?
ひょっとしたらオプションで革もあるのかは不明です。
知らない人が見たら「なんか段ボールみたいでチャチだな」と思われそうです…。

i3はシートやその他の様々な所にペットボトルやケナフ麻由来の内装材や他にも100%リサイクル可能な素材を使っているのこういう風になっています。
◎シガライターソケット

灰皿はいらないけど、いくらあっても困ることのないシガライターソケット。
普通は正面にあるだろうと思うけど見当たらないなぁ…と思っていたらこんなところに有りました。

でも、この位置あまり見えなくていいかも。
やはりなるべく電力は使って欲しくないために隠したんですかね(笑)?
あとは、センターコンソール内とトランクルームにありました。
◎フロントシート

薄っぺらく見えますが、ちょっと座った感じでは好印象です。
ちょっとお出掛け&買い物程度なら全然オッケーです。
しかし今回は300㎞くらいのそこそこのロングドライブをした結果から言うと「ダメ」でした…。
腰が痛くなりました(>_<)…たぶん、座面の角度の調製が出来ないからだと思います。それが出来ればワタシ的には問題なかったと思います。
◎収納・センターコンソール

上部と下部が開きます。
開きますが、上部は例の「i-Phoneスナップインアダプター」です。(私のX5のコレは「日本でも付いているけど使えない」と納車時に説明を受けましたが、今のものは使えるのかな?)
相変わらず使えないのなら、ちょっとしたゴミ箱代わりにはちょうどいい感じです(爆)
下部は大きさこそ感動するほどのものでもありませんが深さがあるので使い勝手は問題なさそうに感じました。

500mlのペットボトルも立てて入ります。
◎ドリンクホルダー

先頭の方にはカップみたいなものが付いていてこのままだとペットボトルが入りませんが、簡単に取れます。でもペットボトルは縦並びより横並びがいいですねぇ。
◎収納・ドアポケット

庶民には重要な収納場所(たぶん)。
私は常に、窓拭きなど用のタオルやCD、エコバックなどを入れています。
ペットボトルも入るし、必要十分な大きさだと思います。
リアドアに収納は無いようです。
◎収納・グローブボックス(ダッシュボード)

BMWの他の車種のグローブボックスはダッシュボードの下部に付いていましたが、i3は上部に付いています。

ここにあるとなんとなく日本車チックにはなりますがこの位置は使いやすいですね。広さも満足の行くものになっています。

ペットボトルも数本入りそうです。
余談ですが、E39→E90→F10→F15とガタイは大きくなっているのに、グローブボックスはどんどん小さくなってきているような気がします。…なぜでしょう?
車検証とかのケースを入れたらほぼ終了な感じには困ります。
ここの窪みも色々使えそう♪
◎収納・トランク

リアシートを起こしていればまぁ普通と言った感じでしょうか。
下をめくってみてもエンジンがあるため、下部には収納は有りませんでした。

丸いキャップを取ったら…エンジンのオイルレベルゲージ?
しかしリアシートを倒すとかなり広い空間になったのはオドロキでした。
◎シフトレバー・ハンドル

知らなきゃスムーズには動かせないと言う点でE65の7シリーズと同じくらい近未来感がありました。
E65↓
ちょっと「START/STOP」がやりにくい感じがしましたが、停車時にハンドルの位置を微妙な位置にしなければ問題なしです。
スイッチ類は「いつもの」
◎リアシート

走行中に乗ってないのでわかりません。
真ん中に出っ張りが無いのはいいですね。
座った感じは悪くないのですが、長距離だとどうなるか…ですね。

まん中かのドリンクホルダーとかいらないから5人乗りにすればよかったのに…。
乗り降りの際にこの出っ張りが邪魔です。

私の母親は頭をぶつけました。
近未来感を出すためにもこのような昔ながらの金具的なものは隠すことは出来なかったのでしょうかねぇ…。
②へ続く…(^^;)