エンジンカバーカーボン化（その2）

前回２分割型では脱型はまぁまぁでしたが、真ん中の継ぎ目でなんとなく折れ曲がった製品が出来てしまうことが判明。
なので今回は３分割にしました。
継ぎ目はノーマルエンジンカバーの折れ目の所に合わせました。
これなら多少歪んでもごまかせる・・・ハズ。


しかし、これが後に問題になるとわ。

離型剤としていつものボンリースとシリコンスプレーを。

型用のゲルコートを塗布。乾燥後FRPを積層します。

両サイドのFRPが硬化した後に、真ん中の部分のFRPを積層。

硬化後純正カバーから脱型。
凹凸その他を修正中。

離型処理。
今回はバキュームインフュージョンでやりますので外周のミミの部分にブチル等の気密処理用テープを貼っています。

前回と同じように幅の広いタイプのカーボン繊維を使用します。
サークルカッター（っていうの？これ）で切ってやるとばらけず楽に作業ができます。
（カーボン繊維は軽く、普通に切断作業をしてるつもりでも細かい繊維が舞うようです。導電性があるようなので電化製品に入り込むと最悪故障や火災の恐れがあるようなのでできるだけ屋外で作業しましょう。もちろん防塵マスクも忘れずに）

積層が終わったらピールプライとブリーザークロスを載せて樹脂の配管およびバキューム側の配管を取り付けて、全体をバキュームパックで包みます。
バキュームパックは凹凸のある製品を作る際はかなり余裕をもって固定しましょう。
ここでいったん真空ポンプを動かし、気密をチェックします。
今回はなぜか３分割の型のどこからかエアーが侵入してくるのか全く真空になりませんでした。合わせ目にコーキング打ってみたりしたのですが全く収まらず。なので全面を覆う形にバキュームバックは変更です。

FRP型の細かいエッジなどでバッグに傷がつき、なかなか真空とまではいきませんでしたが、ほぼほぼいけるレベルになったので樹脂を注入。

私が材料を購入してるFRPゾーンなどではバキュームインフュージョン用の低粘度樹脂を売っています。
前回購入した物の余りがあったので硬化するか試してみたところ、全く使い物にならなかったので、仕方なくハンドレイアップ用の普通の透明樹脂を使用しました。
上手く樹脂が回るか心配でしたが、なんとか形に。

あとは硬化するまでひたすら待ちなので

家スロで暇つぶしｗ

脱型してみたところ、何故か前より酷い有様。
ゲルコートが硬化不十分のところへ新しい樹脂が、きたのが原因なのか、盛大にシワが寄ってしまいました。
さらに、型の離型処理がイマイチだったようで、型も壊れる始末。
幾ら無駄にすれば気が済むのか(笑)