
去る3/15はJRダイヤ改正の日でしたが、JR旅客会社の他、JR貨物でも行われました。JR貨物では、機関車19両を新製(⇒
鉄道fan.HPご参照)、これを受け、ネットや鉄道雑誌でも
「EF64重連消滅・EF65定期消滅・EF66運用激減」(⇒
イカロス出版)でも喧伝されるようになってきてしました。
EF66-100番台はJR後のデビューであり、半分位は残るだろうと勝手に思っていましたが、どうも雲行きが怪しい…、とようやく気づいたものの、仕事や所用に追われている内に、ダイヤ改正日となってしまいました。
国鉄型機関車では、やはり
EF66が私としては筆頭です。下記は、バイブルとも言える書籍です。

ハイパワー・ハイスピードを両立、どの形式でも同じ面構えだった国鉄機関車で独特のルックスで登場、鉄道友の会から
ブルーリボン賞を受賞、機関車では未だに唯一ではないかと思います。
0番台は、後半から東京~九州間のブルトレ牽引も務めた他、JR発足後は、技術的には同じですが、🦈サメ顔と言われる100番台も登場しました。
こちらは、ブルトレ「はやぶさ」に乗った際、下関駅でEF66を連結したものを撮ったものです。
私と同様のファンは多いせいか、東洋経済では
「沈黙の引退、国鉄形「EF66」はなぜ人気があるのか」という記事も組まれました。
0番台は既に引退済であり、今回のターゲットは、サメ顔と言われているEF66-100番台です。下記の白い機関車です。
最も新しいもので1991年製で34年経過ですので、鉄道車両としてはまだ使えるような気もしますが、省エネ目的と、使用する機関車の仕様画一化によるコスト削減等で、異端となった老兵にはお引き取り願う、ということかと思います。
EF66は、全機が大阪の吹田機関区に配属されています。
前日までは旧ダイヤでしょうから、EF66仕業で前日発車分で撮影ができそうなものは、大阪貨物ターミナル22:31⇒東京貨物ターミナル6:30の列車があり、これを撮りに行こうと思いました。因みに、東京貨物ターミナルは、大井埠頭にあります(⇒
ご参照)。
目標は、
南武支線の
八条畷駅です。自宅をAM4時過ぎに愛車に乗り出発、湾岸線を通り、川崎へ向かいます。降りるICを乗り過ごし焦りましたが、駅前の駐車場も空いていて、6時にはホームに登ることができました。
東海道線の貨物線は、八条畷の手前で海側に向け大きくカーブし、八条畷で南武支線と合流します。
下記で左2線が東海道貨物線、右1線が南武支線です。因みに、南武支線とは、南武線尻出~浜川崎間の単線で、旅客・貨物いずれも営業しています。
下記は東京貨物ターミナル方面を写したもので、右2線が海底トンネルを潜り東京貨物ターモナルへ向かう東海道貨物線、左1線が南武支線です。
線路音がしてきたので、北側に目をこらすと…、やってきたのは、EF66を駆逐した
EF210でした。愛称は、桃太郎です。

これもいつか廃車になる時は、「桃さま」とか言われ惜しまれるのかもしれません。
次に来たのは…、
待ち焦がれたEF66です。
機関車周辺をTrimmingしてみました。
もう少しアップで撮ろうしたのですが、iPhoneカメラで連写の方法は知らず、中途半端なタイミングでシャッターを押してしまいました。
東京貨物ターモナルへ走り去る姿です。定期便では、東京貨物ターモナルへはラストランかも……💧💧。
撮り鉄は中学校以来ですが、ホーム撮りの基本は、進入している方向のホーム先端から撮る、ということに、EF66が走り去った後に気付きました。これは、最先端から撮った「桃太郎」です。

ここではEF66のリベンジは最早なく、後の祭りです。
次に、万が一の可能性に掛け、府中本町へ向かいますが、この辺のパズルのような線路の一つである、
尻手短絡線へ行くこととしました。
踏切が鳴ると、確かに、アパートのすぐ先に桃太郎が現れました。
東京貨物ターミナル発で、長い貨車を牽いています。
走り去って行きました。
上りで単機運転の桃太郎です。ゆっくり運転でもあり、これだけ、アップで撮れるのは、今は、珍しいかもしれません。
Youtubeで見てどんなところかと気になっていましたが、閑静な住宅の軒先を長大なコンテナ列車が走っているのは初めて見ました。単線とは言え、東京貨物ターミナルと北日本を結ぶ貨物列車の重要路線ということも実感でき、積年の課題をクリアできました。
この後は、府中街道を北上します。運転していると、フト左に機関車の群れが見えました。新鶴見機関区でした。
予定外でしたが、近隣のコインパーキングに停め、見学です。
新川崎駅のペデストリアンは防風パネルで覆われていますが、パネルの隙間から撮りました。柵自体が邪魔なのは、ご容赦下さい。
新川崎駅へ入って、ホームから見学です。
パンタグラフを上げているEF65がいました。ダイヤ改正日ですが、出庫でしょうか?

EF65の走っている姿は見ることができませんでしたが、貨物鉄道の昔からの要衝、新鶴見機関区を見ることが出来たのは、ラッキーでした。
生きているEF65にも会えたというところで、万が一の可能性に掛けて、府中街道を府中本町へ進みます。
万が一の可能性は、以下の2本です。
①隅田川貨物駅10:03⇒東京貨物ターミナル13:04 府中本町は11:45~12:00過ぎ
②新鶴見12:24⇒宇都宮ターミナル16:09 府中本町は12:45
しかし、①は、府中本町の内周りのトンネルから姿を見せたのは、期待外れのEF210でした。
……(゚◇゚)ガーン、
②は、は府中本町のホームで待てど待てど現れませんでした。
結局、本命のEF66は、早朝に見ただけでお終いとなりました。残念無念ですが、1台でも見れただけ、良しとします。
なお、折角出向いた府中本町駅は、ホームの広い撮影スポットでした。
下記は、南武線の立川方面ホームから撮りました。この機関車(EF210-363)、尻手短絡線で単機回送のものを撮影、本ブログ内でもアップしましたが、奇しくもこの折り返しとなっていました。
EF66の関東運用は残るのか?、ボッーとしていないでもっと早く撮影にくれば良かったと後悔しきりとなりました。
そういう失意落胆の中、次の目的地、横浜へ向かいましたが、長くなりましたので、この続きは、別途アップとします。
最後まで、お目通しいただき、ありがとうございました。