
【前回のあらすじ】
尾道の
昭和レトロな温泉宿で
一泊しました。

朝7時。朝食をいただく。
この宿の朝食はちょっと凝ってて、
おかずがちょっとずつ、チョットずつ。
プラス、目玉焼きとアジの開き。

ふつうにいい温泉宿でした。
9月7日(日)
さあ、出発しますぞ。
今回の旅で愛車撮影これだけ。

山陽道にのって、一路呉をめざします。

呉市内に入る。

駐車場に停める。
ここは無料。
しかも幸運なことに、日陰に停めることができた。
残暑キビしい中、これはマジでラッキー。

『アレイからすこじま』が目の前。

潜水艦や護衛艦をナイスビューで撮影できる。
とてもいいスポット。
(京都の舞鶴もこういうふうにしてほしい。)

そこから自転車で坂を上がっていく。
これで今車できた呉市内までもどる。
自分でも無茶やってると思う。
猛暑でしかも坂道とか、身体がヤバそう。
水分補給しながら、ゆっくりと。

途中、造船所のドックが一望できる。
戦艦大和を建造した船渠(ドック)。
これ一枚撮るために、自転車できたんだ。
車が停められない道ぞいだから。

そして、呉市内。
やれやれ、ご苦労さんなこったい。

『大和ミュージアム』は休館中。
しってる。わかってて来ました。

お昼まで時間あるけど、どうするか。
『てつのくじら館』でも入るか。

『戦艦大和の主砲を削った大型旋盤』は、
前にこれだけのために来たし。

主砲なあー。

途方にくれて、海のみえる公園までやってくる。
そういや、いまここに来るとき看板があったな。
なんでも、大和ミュージアム・サテライトとかあるらしい。
行ってみるか。
(本当にこのとき決めました。)

自転車だとすぐだ。
【大和ミュージアム サテライト】

入館料500円。
展示品はすくないし、大した広さはない。

かわりに、これがあった。
零式水上観測機
こいつはスゴイ!

かわぐちかいじ「ジパング」でみて、いつか実機がみたかった。
(第2巻より)

「偵察機? あれは水偵ではない」
「なにィ!?」
「20ミリと7.7ミリ機銃を二門づつ備えた戦闘機だ」

まあ、ジパングに出てきたのは、
二式水上戦闘機
ちがうんですけどね。
下の写真をよくごらんください。
零式水上観測機は翼が2枚ある複葉機。
ちがうんですけどね。
まあ、雰囲気だけ、雰囲気だけ。

↑しかし、想像してたよりでかい。
あと、ここに来る人みんな勘違いすると思うんだけど、戦艦大和のうしろにちょこんと乗っかってるやつじゃないですからね。
大和ミュージアム関連だから、ぜったい誤解すると思う。
これは、零式水上偵察機。
フロートが二つある。
まあ、えらそうに言ってますが、私も帰ってから調べたんですけどね。
ナハハ。

え、コックピットにあがっていいの?

そしたら、写真撮るだけですって。
なんだ、座れるのかと思った。

【呉 ハイカラ食堂】
メチャクチャ混んでてビックリ。

待ってるあいだ、今のうちに注文を考える。
海自カレーはカレーそのものに2種類あって、
「そうりゅうカレー」と「潜水艦カレー」からえらべる。
(カレーの味がちがう)
そうりゅうカレーにしようか。

ところで、ここの入り口にある対空銃座。
「男たちの大和」のセットだけど、10年前来たときは映画見てなかったんで意味が分からなかった。
最近映画みたので、ようやくわかった。
映画に出てくるのね。

20分ほど待って、店内へ。
『潜水艦そうりゅう テッパンカレー 』(1,600円)

あ、コレ持って帰ろう。
(持って帰ってどうする気だ)
ふつうのカレーの味なんだけど、食べ飽きない感じのするカレー。
レジのおばちゃんに、ミュージアム休館中なのになんでこんなにお客さん多いの?って聞いたら、
「艦これですかねー」だって。
ほんまかいな。
【海上自衛隊 呉基地】
10分前に到着したら、すでにすごい行列。
この炎天下で、熱中症で倒れたらどうすんの。

13時20分から受付開始。
順に一人づつ。自分の名前がリストにあって、ほっとした。
だって、受付完了の返信メールがないんですよ。
ちゃんと受付できてるのか、心配だった。
で、13時40分の最後の受付までみんな待機させられる。なぜなんだ。
40分になると、写真のようにようやく移動を開始する。
ようするに、30分かけて20メートルしか移動してなかったことになる。

基地内をみんなでゾロゾロ。
案内もなければ説明もない。

いきなり潜水艦の前に連れてこられる。
なに?意味わかんない。
護衛艦じゃなくて、潜水艦の中に入れるの?
この人数で?

そうじゃなくて、潜水艦の甲板を歩くだけらしい。
そりゃあまあ、潜水艦好きだけどさあ。

で、甲板のうえで一枚写真撮ったら、自衛官から「撮影禁止です」って。
禁止なら禁止と、はじめに注意してほしい。

潜水艦のあと、またこんなふうに
てんでバラバラに歩きだす。
本当に説明も案内もない。
どこに行くのかもわからない。
いい加減、段取りの悪さにイライラし始める。
いちおう軍隊、基地なんだからサ、ちゃんとやろうよ。

あそこに行くのか?

人がいるな。

やはり、あっちだ。
思わず小走りになる。

おいおい、まさかここにある艦ぜんぶ、
乗り放題ってわけじゃないだろうな。

このときとなりにいた見知らぬ男が、「この艦、変だ」とつぶやく。
(軍艦に変もへったくれもなかろうが)
と、内心毒づくが、男の連れが事情通らしく、
「これは廃艦になってる艦だよ」

「ホラ、砲身が切られてる」
(うわ、ホンマや)
思わず声に出そうになる。
見知らぬ人たちの会話が意外とためになったというお話。
どうやらいちばん奥が見学できる艦らしい。

さっそく乗艦して、艦首へ。

ほお、これが砲塔。わりと小ぶりだな。

なになに?
67口径76ミリ速射砲だと?

ぐるっと回って、

艦尾のヘリ格納庫へ。

えッ、ウソッ。
もう終わり!?

おいおい、うそだろ~。
5分しか見てないぞ。
目の前の艦も見学させてくれるんじゃないの!?

目の前の艦は見学できませんでした。
ファランクスは?
ねえ、おれのファランクスは!?

ハープーン・ミサイルは?

遠くから望遠ズームで撮るのみ。
くう~ッ!
はるばる和歌山からきてこれかよ。
情けなくなってくる。
見学できもしない巨大な輸送艦を撮って、この場を去る。

* * *
アレイからすこじまに戻って、
アニメ「宇宙よりも遠い場所」にでてくる珈琲店に入る。

ふう・・・。

珈琲専門店に入り、アイスコーヒーをたのまない暴挙にでる。
(べつに機嫌がわるいからではない)
『広島レモンのレモンスカッシュ』(600円)
舌と脳みそがビリビリくるこの刺激がたまらない。

なんか、どっと疲れた。

このあと呉市内に泊まり、夜の街に繰り出します。
次回はラストオーダー。
「蔵本通りの屋台」
お楽しみはこれからだ。
Posted at 2025/09/19 19:14:49 | |
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