MiniCar|RAI'S 日産スカイラインGT-RオーテックVer 埼玉県警察高速道路交通警察隊
投稿日 : 2009年12月09日
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市販車も僅かに限定422台しか販売されなかった、R33型・日産スカイラインGT-Rのオーテックバージョン。
埼玉県警察には神奈川同様に2台が配備されていましたが、こちらは2台ともに覆面仕様とされていました。
神奈川の制服仕様が高速道路交通警察隊と交通機動隊に各1台ずつ配備されたのに対して、埼玉では2台がともに高速道路交通警察隊で活躍していました。
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遠目にはノーマルのR33型・日産スカイライン4ドアセダンに見えてしまうかもしれません。
しかし良く見るとリアドアからフェンダーにかけて、半端ではないブリスター処理が施されています。さらに足元は鍛造17インチホイールに、245/45ZR17というファットなタイヤをジョイント。
もちろんメカニズム的には2ドアのGT-Rと共通ですから、電子制御フルタイム4WDで5速マニュアルミッションを介して、280psのビッグパワーを路面に伝えています。
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フロントにはグリル前のバンパー上にオートカバー式の前面警光灯を装備。さすがに市販車でこの位置にフォグランプを装着するユーザーは皆無だったでしょうから、昼間の顔つきは警察車両であることを判別しやすい存在だったことでしょう。
もっとも夜間になると話は別。室内の縦2段ルームミラーもそうそう確認できないでしょうから、「後ろから青白いキセノンライトの速そうな車が来たな・・・」なんて思いながらアクセルを開けていると、あっという間に周囲は赤い閃光に包まれてしまったのではないでしょうか。
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リアビューはトランクリッド上に仰々しいスポイラーを装着することもなく、至ってシンプル&クリーン。
何故かトランクリッド左側にあるはずの「Autech Version」のエンブレムが見当たりませんが、右側の「GT-R」エンブレムは残されたまま。
せめてもの秘匿性向上策だったのかもしれませんが、どちらかのエンブレムを残してしまった時点で、この車は世の中に422台しか存在しない稀少車であることをアピールしてしまいます。
昼間は意外と車好きの人たちには、その存在が後ろ姿でアッサリと見破られていた可能性も高いのではないかと思います。
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さすがに現行のR35・GT-Rこそ導入していないものの、R32型以降歴代のGT-Rを欠かさずに配備してきた埼玉県警察。
中でもこのオーテックバージョン・覆面仕様は、ベース車両の稀少性と相まって、とても注目の存在でした。
しかし考えてみれば交通取締車両として、パフォーマンスとスペックは最適な1台だったかもしれません。
もっとも、市販車で498.5万円という価格、これが果たして入札で幾らだったのか? それとも寄贈なのか? といったあたりは気になるところですが。
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