MiniCar|Kyosho スーパー耐久2009・KYOSHO MAKERS 岡部自動車 RX-7
投稿日 : 2009年12月09日
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2009年は全7戦で各地を転戦したスーパー耐久シリーズ。
元々は市販車をベースに厳しく改造範囲を制限された"N1"から発足した耐久レースシリーズは、エアロパーツをはじめとしたアフターマーケットパーツの装着が許されるようになり、現在のスーパー耐久シリーズへと発展してきました。
マツダRX-7は何といってもスポーツカー然としたルックス、そしてロータリーターボエンジンという孤高の存在感ゆえ多くのファンがいる車種。
そんなRX-7で長年参戦を続けているのOKABE JIDOSHA motorsportの2009年参戦車両がモデル化されました。
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このミニチュア、製造元はKYOSHOで企画は宮沢模型。
実は車体に「MINI-Z」とあるように、実在するレーシングマシンのスポンサーにKYOSHOがなっているという背景から生まれたモデルです。
マシンには車両の透視図がデザインされており、MINI-Zが持つメカニカル感をアピール。
もっともミニチュアは1/43とディテール再現に適したスケールですが、忠実度はいまひとつ。
たとえばサイドビューではタイヤのレタリングこそ再現されていますが、ホイールは実車がWeds sportを装着するのに対して、ミニチュアはノーマル最終型・スピリットRの純正となっています。さらにタイヤそのものもスリックではなく、細かいパターンが刻まれた市販ノーマルのままなのです。
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フロントフェイスも実車が装着しているエアロパーツは再現されていないため、なんとも締まりに欠ける印象。
車高もノーマル以上に高さを感じさせるレベルである上、ナンバープレートベースが存在感を誇張してしまっています。
スポンサーステッカーの類は細かいものまで良く再現されていますが、若干プリントのクオリティに難があるのか、浮き上がっている状態の箇所もチラホラ。
中には角が欠けてしまっている部分も見受けられ、少々残念なクオリティです。
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リアビューも実車のGTウィングに対して、ノーマル最終型の純正リアスポイラーが備わるので、どうにも重たい印象が伝わってきてしまいます。
マフラーもノーマルの2本出し、ここは径の太い出口をアタッチするだけでも、かなり印象が変わってくるところですが・・・。
なお、リアワイパーもご丁寧に残されていますが、もちろん実車では軽量化のために取り外されています。
ちなみに外観パーツではドアミラーもノーマルのままですが、これは正解。実車も後方視界に優れた鏡面の大きいノーマルミラーが装着されています。
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2009年はホンダNSXや日産フェアレディZ、BMW M3などと戦い、シリーズ3位を獲得した「KYOSHO MAKERS 岡部自動車 RX-7」。
KYOSHOがスポンサーということでMINI-Zも同車をモデル化したものがリリースされ、ディスプレイモデルではよりスケールが小さいものも販売されています。
そんな中でコレクションに最適な1/43スケールの登場と相成った訳ですが、クオリティ的には少々肩すかしをくらった印象。
もっとも価格は安めの設定でしたが、もう少し高価でも良いのでコレクションアイテムにふさわしいクオリティが欲しかったところです。
せめて室内から助手席くらいは撤去しておいてほしかった・・・。
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