久しぶりのFD2ネタです。
昨年の車検時のブログ記載の通り、5年ほど前に装着したRE070はイン側の片減りが酷く、トレッドゴムが無くなって基層のゴムが露出しており、コードが剥き出しになるまでは行かないものの、ハイグリップラジアルの真価を発揮する機会に恵まれないまま危険が危ない状態となっていました。
ぼちぼち新しいサマータイヤ、ついでにホイールもセットで購入する予定でしたが、今年の初め頃、オートサロンでENKEIからNVR5という新作のホイールが出展されました。これ中々いいんじゃないの?若干、BBSのRI-Aぽいが。
が、4月からの順次リリースとのアナウンスされているものの、これを検討していた6月初旬、装着したというUserの声が...聞こえてこない。
新色と思われるSonic Silverという色調も未知のもの。採用は見送りました。
するとアレです、NT03RRです。宇宙一洗いづらいという有名なホイールです。
いや、JTCCの97’Castrol 無限 ACCORDが装着していたことで有名なブレースリング入りのホイールですが、このレプリカホイールの令和復刻版です。
(正確にいうと、1998年にNT03が発売され、1999年にGTR専用サイズのNT03RRが、その後にNT03+Mと続き、現行のNT03RRは4世代目にあたる。なお現在でもUS ENKEIではNT03+Mが買える。以上後日追記。)
このホイール、数年前の発売当初、買おうか非常に悩んで店頭で店舗用カタログを無理言って借り受けたりしていたのでした。ただ、当時はカラーがWhiteかSparkle Silverしか選択できなくてどちらも好みに合わず、結局のところ諦めたという経緯があります。
カタログは結局そのまま貰(パク)った。今は反省している。
現在はMatte Dark GunmetallicとHyper Silverが設定されています。
ガンメタは今時の流行の色でこれはこれで悪くないのですが、このHyper Silverという色は黒の下地の上にシルバーを被せた塗装で、黒が透けるのか暗いシルバーですが光の明暗を強調する色調で、個人的に好きな色なんですよね。所持しているGTC01がこの色です。
ENKEIのHPで車種別に検索するとNT03RRは18-8.0J、18-9.0J、どちらも共にオフセット+45が適合サイズとされています。
は?正気か?ENKEI。
(一応9はフェンダーからの突出にご注意下さい。との注意書きあり)
フロントはともかく、リアが9は絶対にフェンダーに当たるのでは?
どうするか、実店舗にて見積ついでに相談することにしました。
店舗(以下の内容により名は伏す)では2組が商談中であったため、店舗内をウロウロして時間を潰すことにしました。程なく1組の商談が終わったようで、店員さんが声をかけてきました。
女性店員「何かお探しですかァ?(ソプラノォ)」
(え、女性の方か。ちょっと不安(偏見、女性蔑視、ミソジニー)。男性店員は...うーん空いてそうにないな...まあ仕方ないか。)
すいません、見積お願いします。ENKEIのNT03RRでサイズは18-9で。あ、車種はシビックのFD2です。
女性店員「そのサイズですとォ現行のシビックタイプRでしたら問題ありませんがァ、FD2だと厳しいサイズになりますねェ」
(おお、分かってらっしゃる!この方は大丈夫な人だ!)
あの、ENKEIのHPだとかくかくしかじかなのですが、大丈夫ですかね?8のほうがいいですかね?
女性店員「その8とか9ゥっていうのはJのことですかァ?」
...?
(...Jのことって何ぞ?大武政夫のJ⇔MのJか?)
女性店員「…J数のことですかァ?」
(... ...。“J数”って何やぁ!Jてのはリムのフランジ形状を指す文言だろうがぁ!JJならJJ数って言うつもりなんかーーい!)
...ええ、はい、J数のことです。
女性店員「0.5J数が大きくなりますとォ、6mmほど外にはみ出してくるとお考えくださいィ」
(なるほどデス。12.7mmの半分ですからネ。うーん、これでは永久に回答に導かれる未来が見えないな...。安牌でリアは8でいいか。)
ではフロント9J、リア8Jでお願いします。
女性店員「エェ!?フロントに太いサイズですかァ?」
はい、そうです。FFですからそれでいいんです(説明放棄)。
女性店員「このサイズはチューナーサイズとなりますのでェ予めご了承下さいィ」
(えっ...チューナーサイズって何ぞ?...聞くべきか?推奨サイズを超えているので自己責任において選定したもの、という扱いってことだろうか?...確か以前DC5で9Jのホイールを購入した時に責任は持てない旨を強調されたので、多分きっとそうだろう。)
組合わせるタイヤはDIREZZAのZⅢ225/40R18で。それから、センターが黒いのが気になるんで、シルバーのセンターキャップも欲しいのですが。(注文時に頼めば無償交換かと思った。が、後の伏線)
女性店員「標準の黒以外のセンターキャップは別売りでェ、御見積は以上含みまして¥何某となりますゥ」
ありがとうございます(残念)。ところで見積金額なんですけど、車両への取付けまで含まれてますか?
女性店員「このサイズはチューナーサイズとなりますのでェ、店舗での車両への取付けは原則行っておりませン。ホイールにタイヤを組込んでキャップを取替えさせてもらった状態でのお引渡しとなりますゥ」
(ここにきてなんとチューナーサイズの謎が解明ッ!単語そのものより遥かに大事ッ!その説明が最初に必須ッ!)
という訳で、注文したタイヤとホイールは無事届き、組付けが終わった旨の連絡が後日あり、受取りに伺いました。持ち帰る前にタイヤとホイールの状態や傷の有無改めて確認下さい、とのことなんだけど、こういうときって気分が高揚して、いそいそと動いちゃいますよね、良く見れんかった...。
積み込みながら店員さんが、
男性店員「前後別サイズ選ばれたんですね。やっぱり、サーキットですか?」
ははは、まあそんなところです(走る予定は未定なんだけどな?)。
はてさて、持ち帰ったホイールを広げて改めてじっくり眺めてみます。

形状による影響もあるのか、色味的にはGTC01のHyper Silverと比べるとやや暗めでしょうか。
うんうん、いや〜実にカッコイイじゃないか... ...んん? しかし...なんだか妙な違和感があります。

んぇ~~???

アッ! アーーーッ!!!
そうです。センターキャップのシルバー色はどちらかというとSparkle Silver寄りの白く輝く色調のもので、暗いHyper Silverとは似て非なるものだったのです。
想定外の出来事に脂汗を滲ませながら、ふと考えてみると、NT03RRもビス留めタイプのセンターキャップが取り付けられることに気付きます。今所有してるGTC01のそれが流用できるのでは?アレはHyper Silverに馴染んでるし。我ながらナイスな気付き!
さて、どうだ。

サイズが合わねーーーエ!
無駄に2万以上費やしたことを認めたくないので、現在のところセンターキャップはシルバー違いのシルバーとなっております。これなら正直黒で良かったのでした。