
まだケイマンは届いていないが、PEC TOKYOの招待メールが来てからだいぶ経っているので、そろそろ・・・と思って遊びに行ってきた。
08:00~09:30 の枠を予約したので、朝暗いうちに家を出て07:15頃に到着。
色とりどりのポルシェが並んでいて気分が上がる!
今回乗るのは、アイスグレーメタリックの718 Cayman GTS4.0 (PDK)
最初は、各コースをインストラクターの方がテストドライブして説明をしてもらう。
その後、ドライバーを交代して自分の好きなコースを好きな順でまわっていくという流れ。
乗って最初に思ったのは、アクセルとブレーキが左にオフセットされているのが気になった。
ロードスターはかなり右寄りなので、気を付けないとブレーキを踏んだつもりでアクセルを踏みつけてしまいそう💦
ということで最初はダイナミックエリアから。
フル加速からのブレーキングとパイロンスラロームができるのだが、フル加速がスゴイ。(最初は怖くて全開にできなかった...)
PSM完全オフの状態でもリアグリップはほとんど抜けず、鬼トラクションで加速する。ミッドシップ恐るべし。
何度か試したあと、一番楽しみにしていたドリフトサークルへ。
GTSの第一印象は、鬼アクセルレスポンスのFD3S。
FD同様に、アクセルオンオン→オフ→オンの僅かな荷重移動のみで簡単にリアを振り出すことができる。で、スピン💦
重量バランスをはじめとして、定常円での運転感覚が非常にFD3Sと似ているように感じる。
ウェット路面では、ほんのちょっとアクセルを多く踏むだけでテールスライドが発生するため、雨の日のドライブは本当に気をつけないと危ないと感じた。そりゃ、雨の沖縄のワインディングでリアが出ても不思議じゃないわ。。。
最初はスピンしかしなかったが、少し繰り返していると定常円の感覚を思い出してきて、1~2周くらいならスライドコントロールを続けられるようになってきた。
ただ内側の円に合わせるよりも、外側の円に合わせるのが難しい。外側でスライドを開始しようとすると、初期のドリフトアングルが付きすぎてしまいスピンしてしまう。内側でドリフトを開始して、外に寄せていく方が簡単な気がする。
スライドコントロールの難易度もFDと同じくらいかな・・・(ブランク長すぎるので比較難しいけど)
キックプレートはどちら動くのかわからないため、滑り出すのがわかっていてもカウンター当てるのが難しい。。
30km/hなら問題ないのだが、35km/hになると急激に難しくなってくる。一度間違えて逆にカウンターを当てそうになってしまったことも💣
続いてローフリクションハンドリングトラック。
磨き上げたツルツル路面ということだが、見た目よりはグリップする。とはいえ、しっかりと荷重を入れないと簡単にドアンダー・・・。
コースがタイトで速度も出ない(出たら出たで危険)ので、ちょうどいい荷重を入れるブレーキコントロールがまた難しい。荷重が足りなくてアンダー。ブレーキ入れすぎて速度落ちすぎ。。
PSMスポーツモードだけで走っていたが、ちょうどいい感じのところで制御が入ってくれる感じだった。PSMオフでドリフトできたら楽しいだろうけど、もう自分には無理でしょう😅
そしてハンドリングトラック。
鈴鹿を意識したS字、ニュルブルクリンクのカルーセル、ラグナセカのコークスクリューなどバリエーションに富んだコーナーが用意されているトラックで、なかなか面白い。
限界に挑むことはNGなので、最高で120~130km/hくらいまでしか出せないわけだが、それでも十分過ぎるくらい楽しむことができる。
コーナーで限界の50%程度をイメージして走るとしても、S字はRがそれぞれ違っていて進入スピードのコントロールが難しく、また回り込んでいる右コーナーもあったりでライン取りも奥が深い。
S字からカルーセルに脱出する緩いS字区間はアクセル全開で直線的に抜けていけるが、勾配の影響でコースの先が見えない。
コークスクリューの1つ手前のコーナーは直線的にブレーキをかけて速度調整し、コークスクリューに入るところでアウト側につくようにする。
コークスクリューの先は長いストレートなので、2つめではなるべく早くアクセルを開けられるよう、1つめを抜ける車の向きをコントロール。
最終コーナーはかなりの下り勾配でぐっと回りこんでいる。レーシングスピードだと、下手にアクセルオフしようものなら一気に巻いてしまいそうな雰囲気。
なので、アクセルを入れたままクリップをかすめ、1コーナーに向かって早めにアクセルを入れていく・・・なーんてことが、イメージできるくらいの速度感で楽しむことができた。
ハンドリングトラックに一番時間を割いて遊んでいたかも😅
懐かしいタイヤの焼けたような匂い、イイネ👍
そして、せっかくPECまで来たので、992のGT3RSのデモンストレーションラップを申し込んでみた。
2周で\18,0000!!😱(もう二度と乗ることはないであろう...)
エンジンのスペックは525ps、465Nm。
裏のカルーセルを立ち上がったところから全開!!
その加速がまた異次元で、GTS4.0よりも二回りくらい早い。GTS4.0はギリギリ手の内でコントロールできるパワーと感じていたが、これはもう絶対に無理。しかも、これをリアの二輪だけで受け止めているなんて。。
コーナーで「ここまでかな」と思っているところでも全然余裕があり、さらに内側に曲がっていく・・・カップタイヤを履いているということだったので、Sタイヤ並みのグリップがあるということか。
シフトアップポイントはだいたい8500~8800rpmくらい。リアか聞こえるエンジン音がかなり大きく、またすごく気持ちいい!!(でも次々とコーナーが迫ってくるので聞いている余裕がない💦)
走行中はビターっと路面に張り付いていて全く不安感なし。
S字を抜けてカルーセルに入っていくところでは、アンジュレーションでタイヤが大きく動くのだが、脚が超絶的にしなやかでタイヤは路面に張り付いたまま。全く跳ねることなく全開でいけていけてしまう。
脚もスゴイが、リアウィングをはじめとした空力効果もかなりあるということだった。(数百kgのダウンフォースをを発生するとか)
クルマにはまだまだ余裕があるのはわかるとしても、超絶早いペースで走っているのにも関わらずドライバーさんは涼しい顔で、いろいろと解説しながら走ってくれる。すごい!
数十年ぶりのレーシングスピード体験ということもあり、走っている間はサーキット走っていた時の感覚をちょっと思い出していた。だが、反射神経等の身体面がこのグリップやスピードにはついていけないなーとも感じた。
ヘルメットなどの調達を中止し、どうしても走りたくなったら、PECに遊びに来れば十分かも💦
また、今回992.2GTSのバナジウムグレーがあるということで、初めてバナジウムグレーの実車を見ることができた。
若干青みがかかったようなメタリックグレーで、逆光で見るとかなり濃い色に見える。
一方で、巡光だとシルバーのようにも見えるので、予想通り陰影がはっきり出るタイプの色。落ち着いていて、とても良い色だった。
はやく自分のクルマでこの色を見たい!!😊
最後はランチで〆。
内容はランチコースと同じだったが、本当に美味しかった。ごちそうさまです。