予告から2週間以上、すでに実車とは2周遅れの感がある純正置換タイプのエアクリ交換のインプレ【データ編】です。
データ集計用のEXCELファイルを大改修したため、発表が遅くなりました。
画像下が純正エアフィルター、上が交換した
『ブリッツ サスパワーエアフィルター LM』
です。
まずは加速グラフから
・・・どノーマルとエアクリ素交換のグラフがどうみても同じデータです。。。
orz
エアクリ交換前のデータを記録し忘れたか、集計の時にごっちゃになったっぽい。
これでは比較にならないので以前に記録したどノーマルのデータ(
どノーマル2)に再登場願いました。
・どノーマル:どノーマルのデータのはずでしたが、たぶんエアクリ交換後
・エアクリ素交換:エアクリ交換のみで燃調はノーマル
・エアクリ燃調A:エアクリ交換+ノーマル向け燃調パターン
(4,000rpm以上で8%減量)
・エアクリ燃調B:エアクリ交換+吸気抵抗の少ないエアクリ向け燃調パターン
(3,000~4,000まで3~1%増量、
4,500から3%減、5,500から6.5%減。)
データ名 | 3k-4k | 4k-5k | 5k-6k | 6k-7k | | 3K-5K | 4k-6k | 3K-6K | 4K-7K | 3k-7k |
どノーマル | 0.518 | 2.232 | 3.102 | 3.610 | | 2.749 | 5.334 | 5.851 | 8.943 | 9.461 |
エアクリ素交換 | 0.468 | 2.210 | 3.0852 | 3.591 | | 2.678 | 5.294 | 5.764 | 8.886 | 9.355 |
エアクリ燃調A | 0.659 | 2.403 | 2.096 | 3.248 | | 3.062 | 4.498 | 5.157 | 7.746 | 8.406 |
エアクリ燃調B | 0.539 | 2.457 | 2.278 | 3.411 | | 2.996 | 4.735 | 5.274 | 8.146 | 8.685 |
どノーマル2 | 1.600 | 2.717 | 2.500 | 2.800 | | 4.317 |
5.217 | 6.817 | 8.017 | 9.617 |
予想外の結果です。
エアクリ交換のみでもかなりの効果、5,000rpm以下では最速です!
燃調Aは高回転域で伸びを見せるものの、吸気抵抗の少ないエアクリ向けの燃調Bは全然いいところがありません。
低~中回転域の増量の意味はどこにあるんでしょうか?
でも体感的には
燃調Bが一番トルクフルに感じられたんだよなぁ。。。
次は燃調系各データのグラフ
混み合って見づらいですが、上から順にエアフロ電圧、インジェクタ噴射時間(/10)、ブースト圧の各グループです。
まずはエアフロ電圧から。
4,000rpm付近で若干下回る以外は、エアクリ交換後の方が概ね空気流入量が増えています。
エアクリの吸気抵抗の少なさが実証されました。
6,500rpm付近で
エアクリ素交換と
どノーマルの吸入量が減ったり乱れてるのが気になるところ。
次にインジェクタ噴射時間ですが、4,500rpmをピークに
エアクリ素交換と
どノーマルが異常に突出してます。
吸入量が増えて薄くなった分、燃料増量で補正しようとしているようです。
燃調A・Bはエアフロ電圧と見比べると、ほぼ設定どおりのパターンなのかな?
次にブースト圧の比較。
エアクリ素交換と
どノーマルで若干ブースト圧の上昇とピークの高回転側へのシフトが見て取れます。
どノーマル2のピークは4,000rpmで0.935Hkpa、
素交換とどノーマルは4,100~4,200prm付近がピークで0.95~0.96弱。
記録日が違うので単純比較は出来ませんが、ナチュラルブーストアップってやつでしょうか?
3,500~5,000rpmで
燃調Aのブースト圧が低迷してます。
加速グラフを見ても4,500~5,000rpmで停滞してますし、明らかに減量しすぎの弊害、危険なにほいがします。
最後はO2センサ電圧のグラフ
どノーマル2と比較して他のグラフは総じて下回ってます。
吸気抵抗の減少による空気吸入量の増加で空燃比が下がっているのが感じられます。
燃調Aは4,000~5,000rpmで
かなりヤバ目です。
今後このラインをデッドラインとして下回らないよう気をつけたいと思います。
逆に
燃調Bの3,000~4,000rpmは増量の成果で濃い目に推移してますが、加速グラフを見ると裏目に出ているのがわかります。
でも体感的には(略
もっと吸入抵抗の少ない毒キノコタイプのエアクリだとちょうどいいのかしら?
どノーマルと
エアクリ素交換がごっちゃで紛らわしい結果となりました。
そして大きな成果がひとつ。
燃調Bのプラシーボ効果が実証されました!!www
もっとも全開加速に限定しての結果なんで、パーシャルからのアクセルのつきとは一致しないのかもしれません。
奥が深いです。<燃調
純正置換エアフィルターの明日はどっちかわかりませんでしたが、間違いなく
明日はある!という結論で締めくくりたいと思います。www
次回は性懲りも無く『
車検対応マフラーの明日はどっちだ』でお会いしましょう!www
ブログ一覧 |
ビジュアル系♪ | クルマ
Posted at
2007/06/17 06:28:06