
最近は走り系のカスタムが続いていたのですが、今回はサウンド系をやろうかと思います。
…と言ってもオーディオではなく、ただのノイズ対策です。
C7の試乗記事では車体剛性が高くコーナリング中にミシリとも鳴らない…等の言い回しが良く使われているのを見かけますが…ここ最近、私のクルマはする様になってきました…ガタピシ音が…
サーキットのスポーツ走行等で、それなりに負荷はかけている筈なので、どこかにヘタリが出てきても不思議ではないのですが、治せるものなら治したいなぁ…という事で対策してみる事にしました!
ドラレコに録音されたノイズはこんな感じ…
鳴っている箇所は左右Aピラーを繋ぐセンタートリム内辺りで、横Gをかけて車体ストレスが高い時というより、特定の場所の路面で振動が一定周波数の時に鳴りやすい感じなので、まずはロードノイズに対する共鳴ノイズを疑って対策方針を考えました。
デッドニングはショップにお願いする事も考えましたが、ノイズが鳴ったり鳴らなかったりなので、大金使って治らなかったらショックが大きい&自分で治せた方が満足度が高いだろう!…という事で今回はDIYで進めます。
まずはフロント側のセンタートリムを取り外します。

リア側も…

内装トリムの取り外しは、正しい手順で行わないとツメを折ってしまったり、歪みを大きくしてしまいかえってビビリ音が出易くなったりしてしまうので、Web上で取り外し方を検索してから作業に入りました。幸いコルベットはDIY事例のフォーラムが多数あるので、それらを参考にする事ができました。
今回使用するものはこちら…

制振材のレアルシルトと、吸音スポンジ、コード類の緩衝テープになります。
まずはレアルシルトをトリムに貼り付けていきます。

そしてその上から吸音スポンジを貼り付け…

こちらのドイツ製っぽい何かのコントロールユニットはプラスチック同士のはめ込みでややカタツキ感を感じるので…

裏面にスポンジを貼り付けて緩衝します。

コード類も振動すると異音を出す事があるので、緩衝テープを巻き固定していきます。

フロント側のセンタートリムはこんな感じにしました。
リア側はこんな感じに…

裏から叩いてみると「カンカン!」という音が「コンコン…」と静かになっていて効果が期待できます!
早速、試走に出てみました。

結果は…
ロードノイズがかなり軽減され、オーディオ類のサウンドが凄くクリアに聴こえる様になりました!
上機嫌でいつも異音が聞こえる場所に来てみると…
………
……
…
ダメでした…まだピシピシ響くような音が出てしまいます…
何か…気にしなければ気にならないレベルではあるので諦めたくもなって来ましたが…
ここまでやったので引っ込みがつかなくなり…
同様の症状が無いか情報収集してみる事にしました。
Corvette Roof Noise みたいなキーワードで検索してみると…
同様の事例がそれなりにある様で…
C6用ではあるものの対策方法を紹介している動画等も見つかりました。
それによるとルーフノイズはピラー側ではなく、リトラクタブルルーフ側の対策が必要で、取り外し部分の固定金具の増し締めとグリスアップ、パッキンへのシリコンオイル塗り込みで対策できるそうです。
早速試してみようかと思いましたが、手元に専用品が無く…かといって海外通販で取り寄せるのも待ち切れないので…手元にあるエアガン用の高粘度グリスとシリコンメンテナンススプレーで代用してみる事にしましたw
エアガン用グリス&オイルは気密用ゴムパッキンと高トルクモーターによるギア潤滑に適しているので、ゴムやプラスチックを侵さない特性なので、多分大丈夫!…と自分に言い聞かせながら…
まずルーフの後ろ側の留め具を増し締めし…グリスを塗ります。

前側の留め具も…

後ろの取付穴…

前の取付穴…

そしてパッキンにシリコンオイルを塗り込みます。

こんな感じで!
…そして、再び試走!
………
……
…
治りました!!!異音が消えて、歯に挟まったモノがようやく取れたような清々しい気分です!結構頑張ってDIYしたのは関係なく、ただの増し締めとグリスアップで治るなんて…と思わなくも無いですが、ロードノイズも間違いなく軽減できているので、それはそれで!
ちなみに…全てやり終えた後で聞いた話なのですが…コルベット伝統のリトラクタブルルーフは、走行距離が少し伸びるとルーフノイズが鳴り始めるのは、昔から持病としてあるそうです。
それを最初に聞いていればこんな遠回りをする事は無かったのですが…まぁ当初の目的には無かった効果も得られた&内装の外し方を覚えられたので満足です!
Posted at 2018/03/11 05:14:39 | |
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