前回主柱の延長加工編をお届けして、いよいよメインディッシュの発泡ウレタンによる主柱補強加工に入る訳ですが、以前(25年位前)から発泡ウレタン補強っていうモノに興味は持っていたのですが、実行する機会の無いまま現在に至り・・・遂に自分の目で、手で検証する時を迎える日が来たのです!
ここで申し上げておきたいのですが、実は私個人的には発泡ウレタン補強と言うモノをあまり信用も支持もしておりません。
(;^_^A
特に一般的に言われている「ハンドリングに影響を与えるほどの剛性アップ」と言うモノには否定的であります。
モチロン、ウレタン補強をされている方々をどうこう言うつもりは全くありませんし、言ってしまえば自分も剛性が変わらなくてもウレタン補強はヴィヴィオに実行する予定です。
(=゚ω゚)ノヤルヨー
ただ、車関係やその手の専門的な情報まで色々調べた結果、
サイドシルが”ひしゃげて潰れる”位の入力がある状況(塑性変形領域)でやっと差が出る。
(要は側突で車体がくの字に曲がるとか・・・。)
ってのが真相かと。
判り易く数字で言うと0.005.%位の剛性向上が見込めるとの事。
(;^ω^)
まぁ、ネットで調べるとそりゃあもう。沢山の意見が出てきます。
その人の捉え方次第で正解だったり不正解だったりで・・・。
結局のところ、どうなの?
って事で自分でやってみる事にしました。
(少なくとも自分にとっての正解はコレで分かるハズですから。)
発泡ウレタン補強は受ける恩恵に対してのデメリットが圧倒的に多く、且つ致命的なダメージ(車両寿命の短命化、板金修理の困難化、査定額の低下等々)を被る可能性がかなり高いので、施工の際はそれを十分理解、納得の上で行うべきでしょう。
では、今回の場合はどうでしょうか?
今回は、そもそも柱の補強なので弾性変形領域での剛性は関係ないですし、むしろ(風圧、積雪による柱の倒壊など)塑性変形領域での強化こそが必要な訳です。
車では寿命に影響するサビの発生に関しても、アルミの角材なので問題はありませんし、柱が曲がる位のダメージの際は、修理では無く撤去・交換になるのでこれも問題ありません。
(そうなったらカーポートに置いておく車も無事では済まないので、カーポート自体必要なくなるかもですが。)
重量増加も全く気にしなくて良いので、発泡倍率を落として強度優先しても無問題です。
正に打って付けの補強方法ではありませんか!!
(効果があればですが・・・。汗)
今回は4本も柱があるので、施工してあるモノ、そうでないモノを比較出来るし基部はコンクリートで固めるので、柱の振れの差でどの程度補強になるのか視覚的にわかるかと思います。
今回は内容が薄くて申し訳ありませんが、次回はウレタン充填作業の模様をお届けしたいと思います。
次回もちょっと・・・色々と。ね。
(;^ω^)
ではまた。<m(__)m>