親父は辛いよ

金曜の夜
息子からラインが入って来た！


その時、俺は寝ていた。


普段、連絡ない息子！
そんな息子の連絡に嫌な予感がした。

仲悪い嫁と会話なく電車に乗った。

南海 北野田駅


そこから徒歩1km

現場到着！


中に入った。狭い部屋である。
隣家との距離も近い。
だから窓も少ないのだ！


小さい家
大阪だから狭いのもうなずける
息子夫婦にとっては夢の城だろう

約4000万円！
うおぉ～


現場を離れて昼食に行った。


ビールで乾杯。
息子は車なのでノンアル

俺は息子に言った。
「パパは金が無いので援助出来ない！
あと数年すれば、婆さんも俺も滅びて継承者はお前だ！
先程見た家は数年後、手狭で売る事になるだろう〜前の我家の様に。
家を選ぶのはお前だ〜
だが、無理して購入するのは考えろ！
そのうち子供も出来て金も掛かる。
多少、孫には援助するが毎月の支払いは無理するな！」

寿司食ってビール三杯飲んでの俺の言葉である。

ちなみに息子の嫁は海産物は苦手であった。

息子の貯金はほとんどない！

町工場の平社員なのに買える訳ないだろう。
ローン診査が通っても地獄の返済。

俺としてはいくらか出してやりたいが株で大負けして現金は数十万しか無い！


昨年の今頃なら数百万位出してやれたのに〜　トホホ〜

息子夫婦と別れた。

あとは結果を聴いて婆さんに話するしかないだろう〜


俺は途中下車して新今宮で下りた。





疲れた




久しぶりにたこ焼きが食いたかった


そしていつもの場所に


席に着くと気を失った。
目が覚めると前席では？

久しぶりの光景だった


途中で電話が？
息子からであった。
あの後、ローンの説明を受け40年ローンであれば今の家賃と1万円しか変わらないと連絡があった。
今後、40年ローンの審査をやってもらう。

ローンで40年！
今やそんな長期のがあるのか？
孫まで続くローン


その頃、俺も嫁も居ないだろうから支払いは何とかなるだろう

俺は劇場を離れた


何故か腹が減らない


あと2年経てば俺の株も高騰してるハズだ〜

そう考えるしか心が休まらない！




金のない親父は辛いぞ〜