バッテリーメンテナンス
目的 |
修理・故障・メンテナンス |
作業 |
DIY |
難易度 |
 初級 |
作業時間 |
1時間以内 |
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今回は、バッテリーのメンテナンスについて お送りします。
先日ですが、トランクを半日開けたまま放置したらバッテリーが上がる、という事態に見舞われました。
その前日に遠乗りをしているので、充電不足は考えにくく、かつ購入して二年過ぎ位なので寿命と考えるには早すぎます。
原因解明を試みました。
先ずは、バッテリーの電圧を測定します。
10Vしかありません。放電がかなり進行している状態です。
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次にオルタネーターの発電状態を調べるために、セカンドカーのトヨタヴォクシーのバッテリーを拝借してエンジンをかけました。
写真にはありませんが、14.2Vとまずまずの結果です。
そして、エンジンアイドリング時の電流を計測し使用電力を計りたいのですが、オルタネーターの定格出力120Aを計測できる高級な電流計を持っていません。(そんなに流れる訳はありませんが、アイドリングでも40A程度は測定できる機器は必要)
所持している交流用のクランプ計で正し計測はできませんが、ヴォクシーと比較してみることに。
TT(上の写真)は4.9に対しヴォクシー(下の写真)は1.9とほぼ半分です。
こうしてみるとTTが消費電力量が高いことが分かります。結果、バッテリーへの負荷が高く寿命が短くなる傾向です。
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最初の対策として、使用電力量が多いということは充放電を多く繰り返すので、サルフェーション現象によりバッテリー内の亜鉛表面を白い物質(硫酸鉛)が覆ってしまい、充電が出来なくなる状態になります。それを緩和してみます。
それには、パルス充電対応の機器が必要なので購入してみました。
Amazonで3200円です。
安値ですが侮ることなかれ、なんと100ah(多分20時間率)までの大容量バッテリーまで充電可能です。私のバッテリーは62ah(20時間率)ですから余裕です。評判もそこそこです。
取説を掲載しておきました。
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接続して充電を開始します。
充電は、車載したままでも可能見たいですが不具合などで液漏れなどしたら困るので外して行いました。
開始時間をメモしておきました。
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開始直後は全てのランプが矢印の方向に順番に点滅してました。(ナイトライダーみたいに!古っ)これは充電量が25%未満を指しているようです。かなりの放電状態です。
そして6時間後になると25、50%が点灯状態75、100%が交互に点滅状態になりました。バッテリーに耳を近づけるとシュワシュワ音がします。これは充電時に発生する水素ガスと酸素です。(水の電気分解)火気厳禁ですね。
バッテリーによってはバッテリー液が減ってしまう要因ですので、適時バッテリー液を補充してください。私のバッテリーは補充不要タイプです。(液還元機能付き)
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そして13時間が経過した頃確認すると100%を含めた全てのランプが点灯状態になりました。充電が完了したようです。
しかし、バッテリーについているチェックマークを確認すると「要充電」のまま。
試しに車載しその直後はエンジン始動ができました。しかし、2日後の朝にはもうかからない状態でした。
このチェックマークは何を基準に表示しているかというと「比重」になります。水と希硫酸の比重を見るのですが、充電をすると水を電気分解するため結果、希硫酸の濃度が上がり、逆に放電をすると化学反応によって水が生成されるため結果希硫酸の比重が下がるという仕組みです。充電しても希硫酸の濃度が上がっていないみたいです。
結論ですが、保証期間内なのでバッテリー交換をボッシュに申請しましたが、販売店で依頼するルールとのことでAmazonに申し立て。しかし、1週間経ってもまだバッテリーは送られて来ません。通販の宿命ですね。
TT8Nは激しい走行ではバッテリーをかなり酷使することがわかりました。バッテリー品質の高い製品選定が必要であると思います。
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