GC8　クラッチマスターシリンダー（2回目）＆オペレーターOH（3回目）　#2

さてお次はオペレーターのOH。
これも簡単で、ピストン、スプリング、ダストブーツを交換するだけで、何も工具は要りません。

下が新品。
ノックバック防止スプリングの巻き数が多くなっていますね。
原因不明のタッチ不良が多く報告されるからでしょう。

スナップリングなどでの封印もないので飛び出さないように気を付け乍らダストブーツを被せて押さえる感じです。

呼び水効果でエア抜きしやすくなるので、ピストンを組み込む前に新しいフルードを流し込んでおいて、ホースからこぼれないように待機しておきます。

ガスケットを準備し忘れたので、マスキングテープで代用（しかも前回もww）

ま。紙なら何でもいいでしょう。

OHの終わったマスターシリンダーやオペレーターを取り付けていきます。
マスターはしっかり取付する前にペダル側のコの字金具がちゃんとペダルと噛み合ってるか確認しないと二度手間になりますよ。

オペレーターは取り付けてしまうとエア抜きが難しくなるので、ホースまではしっかり取付し本体は固定せず、ニップルを緩めた状態でマスターよりやや高い位置に置いてフルードを通せば一発でエア抜きが完了します。

ニップルを緩めずにペダルを踏むとピストンが飛び出すので注意。
緩めてもゆっくりペダリングしましょう。
エアが出なくなったらニップルを締めてオペレーターを固定して終了。

これでクラッチの油圧系統は完了です。