まずリビルト品に交換し、幌の開閉を確認し復活しましたので報告します。
ようやく時間が取れて、オイル漏れを起こした油圧シリンダーをリビルト品に交換作業実施しました。
整備手帳の”油圧シリンダー取り換え手順”通りに、幌を外さずオイル漏れした油圧シリンダーを見てみると、やはり上部からのオイル漏れで油圧シリンダーのチューブにオイルが垂れていました。
3本目のオイル漏れです。
漏れ箇所から、オイルシールの劣化に伴うひび割れが原因と思われます。
初めて自分で修理した油圧シリンダーを組み込むのですが、机上で考えていたのとは違い、チューブに取り付けた止ネジ&ナットがボディー側に干渉して組付かないため、止ネジとナットの飛び出しを最小限にして組付くことが出来ました。
組付け完了後、10回程度幌の開閉を実施して問題なく動くことを確認して、全て外したパネル類を元に戻し、もう一度オープンにしようとスイッチを入れてオープン途中で止まってしまいました。
リビルト無理だったのか!
油が漏れているのかチェックしても、どこからも漏れていない。
でも、モーターの回転する音はしている。
幌は、途中で止まったままで手動でオープンしても何かに当たって動かないことを確認した。
これは凹みました。原因がわからない。手で閉まるけど開かない!モーターは回っているけどオイル漏れはない!
気を取り直して、再度油圧シリンダーを取り出しにかかります。
油圧シリンダーを取出し、レバーを動かしてみると途中で止まってしまうのです。
全開が出来ない。油圧シリンダーの中で何かが起きている!分解です。
ピストンとロッドをM5で締結したのですが、板厚の薄いワッシャーと頭の厚みが薄いM5ボルトを使用しましたが、思ったより油圧の力が強くワッシャーとボルトの頭が変形してピストンがロッドから抜け落ちていました。
動くわけがない。油圧シリンダーはリークしてモーターは回るけど圧がかからない状態となっていました。
再度気を取り直して、強化版ピストン締結に改良して難を逃れることが出来ました。
ここでよく考えてみると、油圧シリンダー内でピストンが抜け落ちるぐらいの圧力がかかっているにもかかわらず、オイル漏れが発生しないということは、交換したオイルシール&Oリングの気密性が保られているということです。
意外なところで実証が出来ました。
今では、スムーズに動いています。
しばらく様子見とします。
また何かあれば報告します。
今度、オープン&クローズ時の圧力を測定してみようと思います。
Posted at 2021/10/21 21:17:01 | |
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