ANフィッティング入手 。管用規格を理解する1。
目的 |
修理・故障・メンテナンス |
作業 |
DIY |
難易度 |
 初級 |
作業時間 |
30分以内 |
1
ANフィッティングを入手したので大森メーターのオイルフィルター移動ブロックと合わせてみました。
オイルクーラーのベース部品として使ってみます。
90°ベントを使いたくて調査に苦戦しました。
管用(くだよう)ネジ規格が日本とアメリカでそれぞれ有って混乱しますよね。
ボクが調べて判った事を公開します。
まず、日本もアメリカもそれぞれの国で管(くだ)を繋ぐネジ規格を作っている。
漏れを防ぐ為に、ネジ山がテーパーになった規格がそれぞれの国にある。
管用で有りながら、テーパーではなく平行ネジの規格もある。
雄ネジがテーパーと雌ねじがテーパーがある。
雄ネジが平行ネジで雌ねじが平行ネジがある。
雄ネジテーパーと雌ねじテーパーを繋ぐのが正規の管の接続である。
雌ねじが平行ネジの所にテーパーの雄ねじを付けるのは適切な接続では無いが許容出来る。
それぞれの国で管からの漏れを防ぐ為にテーパー接続を編みだし、ネジピッチとネジ山角度が違う規格が出来て長らく運用されている。
以上が基本的な情報になります。
また、日本の規格は表記が変わったが、旧表記が幅を効かせて今でも普通に通用する為、2つ知っていれば済む事を4つは知っておかなければならない。
旧規格表記と現規格表記を覚える余分なコトが必要です。
ネットの情報と自分でPT3/8タケノコを大森オイルブロックに締め込んだ感覚で判明したのは大森メーターのオイルブロックのタケノコ部分のネジはNPSでアメリカ管用平行ネジですね。
同じくアメリカ管用ネジで日本で有名なのはNPTアメリカ管用テーパーネジです。これは日本の管用テーパーネジ(PT)にあたるものですが、ネジピッチとネジ山角度が日本の規格と違うので互換性は無しとされてます。
しかしながら、NPSにPT雄ネジは3山は締め込めたので機械的強度が必要無くて圧力が低く、シールテープとコーキングを併用して接続すれば使えなくは無いと思われます。
2
では、実践。
大森メーター純正のタケノコ左とANの変換アダプター右。
大森オイルブロックの雌ネジはアメリカ管用平行ネジ(NPS)なのでNPS雄ネジの大森純正タケノコは根元まで締めきれる。
ANアダプターの雄ネジはアメリカ管用テーパーネジ(NPT)なのでアメリカ管用平行ネジの雌ねじに締め込んでもテーパーなので途中で止まる。だから根元まで締めきれないです。
しかし、平行ネジの雌ねじにテーパーネジの雄ネジを使うのは許容範囲なので可となります。
ベターなのはAN変換アダプターの雄ネジがアメリカ管用平行ネジ(NPS)になってると根元まで締めきれます。
しかし、このNPSのアメリカ管用平行ネジは日本では超マイナー。はっきり言ってNPS規格を知ってる人すら少ない。
大森メーターさん、日本で流通してないネジ規格で部品を作って自社製フィッティングしか適合しない様にしてたのかな?。
ま、ネジがNPSだと解明できたからネット通販が充実した現代なら部品入手はなんとかなる。
最初はオイルブロックのネジのタイプが解らず、大森純正は根元まで締めれるのに、PT3/8のタケノコを付けたら根元まで締めきれないし違和感ありました。
ネットで様々なポストを見ると大森オイルブロックにPTタケノコやエルボでオイルクーラー を組んでる方もいる。
やってる方が居るから大丈夫だろっ、て思いもしましたが解明したくて時間とお金使ってみました。
管用ネジの事で頭が疲れましたね。
また、今度ANフィッティングとステンレスメッシュホースの接続の ポストします。
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