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2018年02月01日

2017年2月1日 愛知県豊田市 伊世賀美隧道

2017年2月1日 愛知県豊田市 伊世賀美隧道 本記事は旧アカウント時代に投稿したものですが、過去記事アーカイブスという事で改めて投稿してみます。

今回は今からちょうど一年前の2017年2月に訪れた「伊世賀美(いせがみ)隧道」(愛知県豊田市)です。


(上図はグーグルマップ加工)

↑今回記事の伊世賀美隧道は国道153号線の旧道にある明治時代の古隧道です。例によって心霊スポットとしての風評のある物件でもあり、「旧伊勢神トンネル」と呼ばれる事もあります。

本記事ではあくまで近代土木遺産訪問として紹介させていただきます。



↑隧道のある伊勢神峠を目指して国道153号線をひたすら東へ。

上の画像の青看板にある通り、この辺りまでくると長野県飯田市も射程に入ります。飯田まで行ってみたい気もしますが、今回は伊勢神峠でターンです。



↑国道153号線現道の「伊勢神トンネル」の西側に到達しました。今回は一旦この伊勢神トンネルを抜けて東側へ抜け、そこから旧道に入る事にします。

が、トンネル内工事の為片側交互通行、結構な時間待たされました。

この伊勢神トンネルは1960(昭和35)年5月の開通から1971(昭和46)年4月に無料開放されるまでの間は有料トンネルだったそうで、上の画像の地点は料金所跡だそうです。



↑伊勢神トンネルを通過。このトンネルも心霊の噂があるそうですが、こうして人の手が入っているところを見ると頼もしく感じます。

ちなみに「伊勢神改良事業」の名で新トンネルを含むバイパスの建設が進められており、バイパス開通後のこのトンネルの去就が気になる所です。



↑トンネルを抜けてすぐの所に伊世賀美隧道に至る旧道の分岐があります(画像左)。工事用車両が塞いでいますが、何とか旧道に入れました。



↑伊世賀美隧道を目指して旧道をぐいぐいと登っていきます。

例によって路面には落ち葉や木の枝等の堆積物が見られ、あまり通行のない道である事を物語っています。



↑伊勢神峠旧道にて。結構な急坂です。



↑古い道によく見られるコンクリートのブロックがガードレールの役割を果たしています。急カーブ・急勾配の峠道で、走る分には楽しい道です。



↑さらに峠道を登っていきます。所々に路面凍結箇所があり、慎重に歩を進めます。

やがて、伊世賀美隧道の手前にあるという民家が見えてきました(上の画像下段)。この辺りにはかなりの積雪がありました。



↑カーブの奥に目指す隧道が。その手前にはさらに山奥へ分け入っていく道(画像右)への分岐があります。



↑まずは車で隧道を通過。

パイザーのバルブが放つ黄色の光が漆黒の闇を切り裂きます。



↑隧道を無事に駆け抜け、西側坑門付近にて記念写真を。

大阪の自宅を出発して3時間と少し、思えば遠くに来たものです。



↑伊世賀美隧道通過の動画です。



↑伊世賀美隧道の西側の道はよく整備されていて、東海自然歩道の入口もあります。心霊スポットとして有名な所ですが、ハイキングコース・行楽地としての顔も持ち併せた所です。

ここまで走ってきた東側の旧道は「酷」&「険」の部類に入る道なので、その手の道を走り慣れていない人は道幅の広い西側からアプローチした方が無難かと思われます。



↑西側から見た伊世賀美隧道。

例によってカーブした上り坂の先に隧道が口を開けています。





↑「伊世賀美隧道」西側坑門。

1897(明治30)年竣工、延長308m、高さ3.3m、幅員3.15mというスペックの隧道で、2000(平成12)年には国の有形登録文化財に指定されました。

オール花崗岩の隧道で、煉瓦は一切使用されていないそうです。



↑「荘厳」という表現がピッタリの、威厳と風格のある坑門です。



↑右横書きで「伊世賀美」と刻まれた扁額。

この隧道がある伊勢神峠の名はこの地から遠く伊勢の地を遥拝した事に由来(いせおがみ→いせがみ)するそうですが、明治生まれのこの隧道は当て字で「伊世賀美」となっています。



↑いよいよ徒歩にて入洞してみます。

内部もオール石積みで、素掘りの区画は一切存在しない、なかなか豪勢な造りです。

前述の通り、心霊スポットとしての風評のある物件であり、心無き輩による落書きが散見されます。



↑坑口付近から見た西側。



↑洞内をずんずんと進んでいきます。

洞内の路面は未舗装、壁面には送電線が這わされ、かつて灯されていたと思しき照明の灯具や配線・配管が残っています。

延長300m超の隧道であり中央部は漆黒の闇の世界、しかもかなり寒く、「天然の冷凍庫」状態です。冷たい闇が身体にまとわりついてくるような感じがします。



↑身体にまとわりつくような冷たい闇を抜けて、やっと隧道の東側に到達しました。



↑東側の坑門もカーブした上り坂の先にあります。



↑ここ東側では昼間でも街灯が煌々と坑門付近を照らしていました。





↑伊世賀美隧道の東側坑門、西側と同一仕様です。



↑坑門脇の湧水がカチカチに凍結していました。

ここは標高705mの高地、しかも季節は真冬の2月、そりゃ「天然の冷凍庫」状態です(^_^;)。



↑この「伊世賀美隧道」、俗世間ではいろいろな風評があるようですが、私が見た限りでは「荘厳」且つ「神々しい」雰囲気に満ちた、そんな物件であると思いました。
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Posted at 2018/02/01 13:07:35

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