Bose Nd™ ウーファー 修理
目的 |
修理・故障・メンテナンス |
作業 |
DIY |
難易度 |
 初級 |
作業時間 |
1時間以内 |
1
フロントドアスピーカーから異音が出るので、修理しましたという内容です。
散々擦られている内容なので雑談多めです。
故障個所・修理方法は先人の方々と同じ(パクリ)なので、修理方法だけ知りたい方は、先人の方の整備手帳参照推奨。
とりあえず、バッテリーのマイナスを外して30分放置。エアバッグの誤爆とかを防ぐためにやるやつだけど、実際誤爆したことがあるって話は聞かないなぁ。
2
フロントドアを止めているネジ2箇所を外します。
1箇所目、取手下のトレーを手で退ければあります。
3
2箇所目、ドアハンドルの所。こっちは、内張剥がし等、差し入れる何かがないと素手じゃツライ。
4
真横から差し入れて外したけど、外れたパーツの裏面を見る限り、斜め下から差し入れるのが正解っぽい。
5
2個所のネジが取れたら、後はドア内張りを外します。
内張りの端で手を切ったりするので、軍手やゴム手推奨。
【注意】
購入から10年以上経過しているような車のドア内張りを外すと、高確率でドアトリムクリップが、何体かお亡くなりになります。
私は気にせず外しますが、気になる方は事前にクリップ買っておいて下さい。
スピーカーグリルの下辺りは、内張りとインナーパネルの間に隙間があるので、そこから手を入れると外し易い。
内張りが外れたら、パワーウィンドウスイッチに刺さっているカプラー2個を外します。
※私は邪魔なので、カプラー外して内張りを退けましたが、外さないで垂らしたまま作業できなくもないです。
6
ドア内張り外し作業において、尊い2名の犠牲が出ました。
気温が高い影響か、思ったより犠牲が少なかったです。
7
外れた内張りは、厚手の防音シートとか付いていて、頑張っているなぁという感じ。
8
インナーパネルも、サービスホールがプラで蓋されており、蓋の強度もそこそこある感じだったので、頑張っているなぁという感じ。
9
ウーファーはカプラー外して、ネジ4箇所外せば取れます。
10
外してみるとインナーバッフルの内径が、インナーパネルの穴と比較してだいぶデカい。これだと、スピーカーがインナーパネルと干渉しそうだが、
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スピーカーが薄くなっており、干渉しないようになっている。
この230mm Nd ウーファー、普通は23cmのウーファーなんて、ドアに取り付けないが、このBoseのシステムではサブウーファーが存在しないため、このユニットがそれを補っている。
実際、ショップのカスタムで、このスピーカーをBewithのL-165RWサブウーファーに換装するというものもあるようで、やっていることはほぼほぼサブウーファーのようだ。
ただ、重低音だけ出しているサブウーファーと違って、ダッシュボードの60mm中高域スピーカーが出せない低音も出さなければいけない。
通常のセパレートタイプのウーファーユニットなら、重低音の出力はほとんどないため、ウーファーユニットから出力される低音は締りと切れがあるのだが、このユニットは重低音を出力するついでに低音を出している感じ(測ってみると、ピークが60hz付近でそこから緩やかに下がるような特性をしている)で、これにより「量感はあるものの、スピード感の無いもっさりした音質」などと評されてしまう。
ただこれは、好みの問題もあると思う。個人的には、低域~中域ユニットが出力する正確な低音より、重低域~低域ユニットが出力する厚みがある低音の方が好ましく思う(フロントドアサブウーファー(CWRT67)&オンダッシュフルレンジ(CSC44)の構成は試してみたいと思っている)。
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さて故障の症状だが、例に漏れずダンパーがフレームの腐蝕により、剝がれてしまっているというもの。
BoseのNd ウーファー自体、1997年に登場したもので、そこそこ歴史があるはずなのだが、海外の掲示板でもこの症状は散見されているようで(私の残念な英語力が間違いでなければ)、そろそろ改善してほしいと思う。
しかし、昨今の車載Boseは、普通にサブウーファーをインストールするようになったみたいで、Nd ウーファーは、今後もう出ないのかもしれない。
ちなみに、Nd ウーファーのNdだが、たぶんネオジムのことだと思われる。でも、ネオジム使ってたらもっとアピールするだろうし、なんなんだろうなぁと思ってちょっと調べてみた。
結果、よくわからなかった。本国では、商標登録されているようだが、私の英語力では商標の内容まで読み取れなかった。
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とりあえず、故障したウーファーはアロンアルフアに願いを込めて接着。
先人たちの真似をして、洗濯バサミで固定。
※作業時間に記載した1時間には、ボンドを乾かしている時間と、バッテリー抜けるまで待っている時間は含んでないです。
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後は、逆の手順で元に戻すだけ。
ドアパネルを戻すとき、画像のようなクリップの位置が分かるような写真を見ながら、クリップの位置を押し込み、「カチッ」という音をクリップごとに確認しながらやるとスムーズかと。
また、バッテリーのマイナスを戻すとき、エンジンルーム内の工具置忘れには注意。洒落にならないです。
試しに、再生してみたところ異音は消えました。
まぁ、腐蝕したフレームにアロンアルファじゃ、いつ外れてもおかしくないですが・・・・・・
10年目を迎えた車で、あちこち不具合が出るのは、仕方のないことなんでしょうかね
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