キャブレターオーバーホール

トモスクラシックのキャブレターは、エンジンをずらさないと外れないので、13mmのボルトを
・上2本は抜く
・下1本は緩める
という形で、作業します。

マフラーを外し、後輪を外してチェーンも緩めて、ハーネスなどが許す限り下にズラします。
下をジャッキなどで支えるとやりやすいです。

キャブレター自体は、ガソリンホースとスロットルを抜くと取れます。
少しコツが要りますが、それだけで取れます。

開けてみたら、フロートとメインジェットが劣化したガソリン＆エンジンオイルでドロドロのクリーム状になっていました。
これではエンジンがかかるはずもありません。

とりあえず、ドライバーがあれば簡単に分解できるので分解してキャブレタークリーナーに漬け込みます。私は2時間ほど漬けました。
また、エアフィルター的なパーツはコジって半ば気合で外れます。

燃料コックからキャブレターへのガソリンホースが劣化して硬くなって割れていたことでガソリン漏れがありましたので、キジマの新しいものへ交換。

ガソリンホース交換後です。
もしホースが入りづらければパーツクリーナーなどで滑りを良くするといいと思います。

あとは分解と逆の手順で組み付けます。
チョークが正常に動作するかは確かめましょう。
(チョークを下ろして、スロットルをフルスロットルにするとカチッと戻るのが正常です)

エンジンをジャッキで持ち上げボルト類を締めて、マフラーを付け、後輪とチェーンを戻せばおしまいです。
無事エンジンがかかりました。

クリーナーへの漬け込み時間がありましたので、作業時間は長めでした。

ODO:5711km