《番外編》次世代ノートe-POWERを彷彿させる新型リーフモニター
| 目的 |
チューニング・カスタム |
| 作業 |
DIY |
| 難易度 |
 初級 |
| 作業時間 |
12時間以上 |
1
新型リーフを2日に渡ってモニター試乗し、約700kmの試乗が出来たので、ノートe-POWERとの比較でレビューします。
ダッシュパネルですが、当然ながら高級感は違いますよね。一体感がありノートのように簡単に分解できる感じはありません。
ナビはリーフ専用のナビでシステムと連動しており、目的地に到達できそうもない充電量の場合は指摘してくれます。また、充電スポットの検索はEVらしい機能です。
残念に思う点としては、メーターパネルのスピードメータがメカニカルなアナログメーターであること。左側のインフォメーションディスプレイが液晶なので、スピードメーターまで液晶にしてアナログ、できればデジタル表示切替で良いのでは?と思いました。
2
センターコンソールですが、私のお気にい入はスタートボタンの下にあるスペースと左右の仕切り。スマホなどを雑に置いても、落ちることがないのでこれは良いと思いました。e-Pedalやプロパーキングのスイッチがありますが、使う頻度が少なそうなので干渉することはないです。
シフトボタンは相変わらずの形ですが、ピアノブラックで良いですよね。
また、ドリンクホルダーはノートよりは使いやすい場所にある思います。
残念な点としては、アームレストが後方にあり、高さが高すぎて、使い物になりません。
3
サイドミラーですが、おそらくノートと同じサイズではないかと思います。そのため、このクラスには少し小さく、見にくいかなと思います。
なお、写真では分かりにくいですが、後方車両を検知するインディケーターが、ミラー右上にあり、とても便利なので、ノートにも欲しい機能です。
4
インテリジェントルームミラーのカメラも当然ながら後付感はありません。次世代のノートe-POWERはこの様になるのでしょうか?
5
フロントのドアですが、上半分はデッドニングされていますが、下半分はありません。
また、ウィンドウスイッチは突起が無いので、手探りでボタンを探すのが難しい。慣れの問題だとは思いますが、ユーザーがインターフェースとしては残念な作りです。
6
代わって、リアのドアですが、全くデッドニングがない感じです。作りも安っぽいので、惜しいですね。
7
リアの17インチタイヤです。ブレーキキャリパーが見えるかと思いますが、リーフのe-Pedalは減速時だけでなく、停止時もブレーキランプが付くようになっており、前後輪の油圧ブレーキにより30%勾配でも停止保持が可能です。これは是非とも次世代のノートe-POWERには取り入れるべき構造だと思います。
8
最後に110kWのモーターと40kWhのバッテリーを搭載したEVとしての評価です。
低速から高速までの静粛性は勿論ですが、その加速力も凄まじい。高速走行時にEcoモードをOFFの状態でアクセルを強く踏み込むと一瞬で150km/hをオーバーする加速力です。
しかしながら、電費という点では高速では低速よりも落ちてしまいます。これはモーターの特性ですね。また、プロパイロットは操舵を行うわけですから、これもまた電費が落ちてしまいます。また、プロパイロット使用中はハンドルに両手を置かなければならないため、時々、手を動かさないとエコノミー症候群になりかねません。個人的にはプロパイロットは不要です。
今回、猛暑でも極寒でもない穏やかな気候で、エアコン設定は25℃で高速でのみ使用。高速、一般道、山道、プロパイロットの有無などをテストして、電費を百分率で示すと平均で2.6km/%です。電力を消費するであろう冬期のことを考えると、3倍ぐらいの向上が望ましいのではないでしょうか。
最後に私の希望になりますが、次世代のe-POWERシステムではトルクフルなモーターを使うよりも、バッテリー容量を増やし、専用の発電エンジンとその小型化によって、EV走行の割合を増やして欲しいと思います。そして、車内の断熱・遮熱を行い、発電エンジンの廃熱やバッテリの放熱など熱回収効率を高めることで、冬期のエネルギー消費が押さえられると思います。プロパイロットやプロパーキングのようなエネルギーを消費する自動運転は不要です。
しかしながら、リーフのようなEVにも将来性を期待したい。その時は、搭載するモーターやバッテリー容量をオプション化して3種類ぐらいから選択できると、それぞれのライフスタイルに合った選択が可能になるのではないかと思います。
以上、新型リーフのモニター走行のレビューでした。
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