• 車種別
  • パーツ
  • 整備手帳
  • ブログ
  • みんカラ+
イイね!
2024年01月13日

14.1km/L~掃気と排圧~

14.1km/L~掃気と排圧~ 正月休みの帰り道の話。

クルマ:レガシィRSK
行程:神戸→東京
道路条件:ほぼ高速道路のみ。渋滞区間6km含む
運転条件:乗車人数1名。エアコン不使用
巡航速度:5速3000から3500rpmの間
燃費:14.1km/L←!?!?!?

四半世紀前にデビューしたターボエンジン車にしては優秀な燃費が出て驚きました。今回の記事はその考察です。

ターボエンジンについての前提
・タービンを付けると排気の抜けが悪くなり、掃気が捗らずパワーが出ない。
・過給圧が掛かったときのノッキングを避けるために圧縮比が下げられているため、熱効率が悪い。
・コンプレッサーの過給圧が立ち上がるとインマニが正圧になり、新気の導入が捗り、パワーが出る。
・過給仕事はエンジン出力によって賄われているため、過給圧を維持するためにはエンジンの仕事のうち何割かを排気仕事としてタービンに割り振らないといけない。

BEBHのツインターボエンジンは、大小2つのターボを切り替えてターボラグの解消とピークパワーの両立を図っています(耳タコ)。
新車解説書やサービスマニュアルをチラ見すると、3500rpm付近からセカンダリタービンに徐々に排気ガスを送り始め、4500rpmからはツインターボ領域になると書かれています。セカンダリタービン予回転運転領域下で、セカンダリコンプレッサによって過給された空気はどこに行っちゃうかというと、コンプレッサ上流に捨てられてるようです。

うっかりセカンダリタービン予回転領域で定常運転してしまうと、エンジンの出力をみすみすタービンに持っていかれつつ、コンプレッサーは空振りの仕事を続けるろくでもない状態に陥る、とも言えそうです。

ターボエンジンというのは、回転数が増すほど排気仕事が大きくなるため、「エンジンをゆっくり回しつつ、ちょこっとだけブーストを掛けて掃気が捗る負荷領域」で運転すると効率がよいとのこと。(画像)

(クルマの教室 福野礼一郎より)
ディーゼルエンジンには吸気の吹き抜けやノッキングという概念がないので、中回転でガンガン過給圧を上げてコンプレッサで新気を送り込むことで、美味しいところだけ使えますね。舶用エンジンやトラックなんかはこうなっていると認識しています。

BEレガシィの場合、効率のよい運転領域が百三拾㌖毎時、セカンダリタービンを休止させつつプライマリタービンがちょっとだけ頑張ってる領域が美味しいようです。

ガソリン代の高騰が激しい昨今ですが、経済運転の参考になれば幸いです(?)。

。。。クルマなんもわからん。難しい。
ブログ一覧 | 日記 | 日記
Posted at 2024/01/13 23:00:43

イイね!0件



タグ

今、あなたにおすすめ

関連記事

2025/02/19 ターボとスー ...
ntkd29さん

【水曜ドライブ】箱根での最終調整
NAO'sProject.さん

初代インプレッサにあったNAスポーツ
ユタ.さん

ハイパワーには金がかかる、(○_○ ...
ntkd29さん

かたつむりの伝承
おだんご82さん

三菱 軽自動車初のターボエンジン
ユタ.さん

この記事へのコメント

コメントはありません。

プロフィール

みんカラ新規会員登録

ユーザー内検索

<< 2025/8 >>

     12
3456789
10111213141516
17181920212223
24252627282930
31      

ブログカテゴリー

リンク・クリップ

BH(D型)、GDB世代のAFセンサーとLSU4.9の比較 
カテゴリ:その他(カテゴリ未設定)
2025/08/07 18:26:56
MAZDAのMS-CANとHS-CANについてのまとめ 
カテゴリ:その他(カテゴリ未設定)
2025/08/06 22:09:14
冬タイヤホイール補修 
カテゴリ:その他(カテゴリ未設定)
2025/07/29 20:22:24

愛車一覧

スバル レガシィB4 スバル レガシィB4
インプレッサのような軽快感はありませんが、ねっとりとした走りをします。 目立つ見た目のせ ...
カワサキ ZZR1100 カワサキ ZZR1100
リトルカブからの乗り換えで、排気量が12倍になりました。新幹線みたいなスピードが出るらし ...
ヤマハ YBR125 ヤマハ YBR125
学生時代に中古で購入。 お買い物&林道探索用として活躍中。
スズキ レッツII スズキ レッツII
「不動車あるけど、直してみる?」 「プラグ変えたら走りました。直ったら満足したので手放し ...

過去のブログ

2024年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2023年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2022年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2021年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2019年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
ヘルプ利用規約サイトマップ

あなたの愛車、今いくら?

複数社の査定額を比較して愛車の最高額を調べよう!

あなたの愛車、今いくら?
メーカー
モデル
年式
走行距離(km)
© LY Corporation