
正月休みの帰り道の話。
クルマ:レガシィRSK
行程:神戸→東京
道路条件:ほぼ高速道路のみ。渋滞区間6km含む
運転条件:乗車人数1名。エアコン不使用
巡航速度:5速3000から3500rpmの間
燃費:14.1km/L←!?!?!?
四半世紀前にデビューしたターボエンジン車にしては優秀な燃費が出て驚きました。今回の記事はその考察です。
ターボエンジンについての前提
・タービンを付けると排気の抜けが悪くなり、掃気が捗らずパワーが出ない。
・過給圧が掛かったときのノッキングを避けるために圧縮比が下げられているため、熱効率が悪い。
・コンプレッサーの過給圧が立ち上がるとインマニが正圧になり、新気の導入が捗り、パワーが出る。
・過給仕事はエンジン出力によって賄われているため、過給圧を維持するためにはエンジンの仕事のうち何割かを排気仕事としてタービンに割り振らないといけない。
BEBHのツインターボエンジンは、大小2つのターボを切り替えてターボラグの解消とピークパワーの両立を図っています(耳タコ)。
新車解説書やサービスマニュアルをチラ見すると、3500rpm付近からセカンダリタービンに徐々に排気ガスを送り始め、4500rpmからはツインターボ領域になると書かれています。セカンダリタービン予回転運転領域下で、セカンダリコンプレッサによって過給された空気はどこに行っちゃうかというと、コンプレッサ上流に捨てられてるようです。
うっかりセカンダリタービン予回転領域で定常運転してしまうと、エンジンの出力をみすみすタービンに持っていかれつつ、コンプレッサーは空振りの仕事を続けるろくでもない状態に陥る、とも言えそうです。
ターボエンジンというのは、回転数が増すほど排気仕事が大きくなるため、「エンジンをゆっくり回しつつ、ちょこっとだけブーストを掛けて掃気が捗る負荷領域」で運転すると効率がよいとのこと。(画像)

(クルマの教室 福野礼一郎より)
ディーゼルエンジンには吸気の吹き抜けやノッキングという概念がないので、中回転でガンガン過給圧を上げてコンプレッサで新気を送り込むことで、美味しいところだけ使えますね。舶用エンジンやトラックなんかはこうなっていると認識しています。
BEレガシィの場合、効率のよい運転領域が百三拾㌖毎時、セカンダリタービンを休止させつつプライマリタービンがちょっとだけ頑張ってる領域が美味しいようです。
ガソリン代の高騰が激しい昨今ですが、経済運転の参考になれば幸いです(?)。
。。。クルマなんもわからん。難しい。
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Posted at
2024/01/13 23:00:43