サラブレッドコレクション ステイゴールド(目黒記念)
クレーンゲームの景品なんでしょうか?
メルカリで見かけて思わず購入してしまいましたw
現在JRAのHP上でアイドルホースオーディションが開催されていますが
https://kyotorc-cp.com
選抜メンバー内に…何とステイゴールドが!∑(゚Д゚)
実は私もステイゴールドに投票しましたがw
気代の暴れ馬で、一番好きな馬ですw
父は偉大なる種牡馬、サンデーサイレンス産駒の3世代目であのサイレンスススカと同期の牡馬。
母・ゴールデンサッシュは全兄にG1馬サッカーボーイを持つ良血馬…なのだが。
ステイゴールドの気性面は激しく、新馬戦で上がり最速タイムの3着好走したものの、鞍上のペリエは戻るなり「He is a crazy!」と叫び、2戦目ではレース中に右前脚に骨膜炎を発症し競走を中止しようと手綱を絞るヤネに反発し、シンガリ敗けではあるが走り切ってしまった。
あまりの制御不能ぶりに、ペリエは「二度と乗りたくない」と言い残し去ってしまうほど。
さらには京都の4歳ダート未勝利戦で最終コーナーを曲がらず、後の主戦騎手、穴の熊沢こと名手熊沢重文を振り落として競争中止。
未勝利戦を勝つのに約5ヶ月・6戦もかかった。
1勝した時にはもう5月。
ダービーなんて出られる訳もなく、菊花賞のトライアルである京都新聞杯に出走するも4着で優先出走権を得られなかったが、菊花賞に回避馬が出たことで滑り込み出走。ここではマチカネフクキタルの8着に終わり、栄冠を掴むには至らなかった。
この結果では休養がもらえるはずもなく、年末のゴールデンホイップトロフィーに出走。
圧倒的1番人気に推されるも、伏兵ファーストソニアに屈し2着。
明けて5歳の古馬となったステイゴールドであったが、ここから文字通りの苦闘が幕を開ける。
天皇賞(春)ではメジロブライトに次ぐ2着。
続く宝塚記念でもサイレンススズカの2着。
天皇賞(秋)もオフサイドトラップの2着。
有馬記念はグラスワンダーの3着。
ついたあだ名はシルバーコレクター。
惜敗続きであと少しの所で勝てない。
続く連敗数は28連敗。
実に2年8ヶ月ぶりの勝利を手にするとともに、記念すべき重賞初制覇を遂げたのは武豊に乗り替わった2000年のG2目黒記念。
https://youtu.be/28top-GCRz8
土曜日開催・雨天下のGII競走ながら、観客スタンドからはGIに匹敵する歓声と拍手が送られ、またモニター中継を行っていた中京競馬場でも拍手が湧き起こった程。
その後も重賞レースに出場するも勝ち切れない中、明けて2001年のGⅡ日経新春杯でトップハンデ58.5kgながら重賞二勝目。
さらに後のG1エリザベス女王杯馬トゥザヴィクトリーのドバイ遠征帯同馬としてステイゴールドもドバイへの遠征が決定。
世界最高賞金開催であるドバイミーティングの一競走・GⅡドバイシーマクラシックへ武豊を鞍上に出走。
https://youtu.be/8F2nQVmBXi4
相手は前年覇者の地元UAEのエースであるファンタスティックライト。
鞍上はあの世界的名手ランフランコ・デットーリ。
英ダービー馬のハイライズや凱旋門賞馬のサガミックスを相手に3馬身差の勝利を飾ると、キングジョージ6世&クイーンエリザベスステークスでは凱旋門賞馬モンジューの2着と好走してる後の欧州の年度代表馬、アメリカの芝のチャンピオンにも選出された馬。
対してステイゴールドは16頭立ての10番人気、単勝オッズは34倍でブービー人気のグループ。
輸送で30kg近く馬体重落ちていたと見られ、400kgあるかないか状態でのガリガリの馬体で出場。
が、最後の直線で先に抜け出していたファンタスティックライトをステイゴールドが猛追、並びかけたところでゴール。審議の結果ハナ差で差し切りサンデーサイレンス産駒日本調教馬として初の国外重賞初勝利。
その後種牡馬入りが検討されて売りに出されたものの小柄な馬体が敬遠されて交渉決裂。
結局社台グループ、サラブレッド・ブリーダーズ・クラブ、ビッグレッドファームでシンジケートを構成して同年一杯まで現役続行。
が、ステイゴールドは左に斜行する致命的な悪癖があり、京都大賞典ではテイエムオペラオーと並んでいたナリタトップロードの真ん前を塞いだ結果、ステイゴールドの後ろ脚とナリタトップロードの前脚が交差し、渡辺薫彦騎手を落馬させてしまう。
脱兎のごとく右斜行しながら1着入線を果たしたものの、流石に悪質だと失格処分を食らい、度重なる斜行に激怒したテイエムオペラオーの馬主に怒鳴り込まれるという醜態を晒している。
そして…迎えた通算50戦目の引退レース。
香港シャティン競馬場での国際競走・GⅠ香港ヴァーズ 。
ランフランコ・デットーリ騎乗のエクラールがロングスパートを仕掛けて後続を引き離し、流れが高速化。
鞍上の武豊は無理にこれを追ってもステイゴールドの持ち味を活かせないと判断して中団に留まり、大きなリードを許したまま最後の直線。
残り200メートルの地点では逃げるエクラールから約5馬身の差があり、さらにステイゴールドは武が警戒していた向きとは逆の右側に斜行を始めた。
が、ここで武豊が咄嗟に左側の手綱を締め直すとステイゴールドは態勢を立て直し、エクラールを急追。
後に武豊は
「前を走るエクラールが止まって見えるほど、ステイゴールドの脚が強烈で。
この後に登場してきた無敗の三冠馬、ディープインパクトの走りを“飛ぶ”と表現しましたが、
あのときのステイゴールドは“背中に羽が生えている”ようでした」
と回想してますが、文字通りエクラールが止まって見えるほどの内ラチ沿いギリギリを凄まじい末脚でゴール寸前でアタマ差交わして1着となり、念願のG1制覇を果たしました。
https://youtu.be/-lFIpmFYQos
「ステイゴールド!差し切れ!
ステイゴールド!ステイゴールド!エクラール!
ステイゴールド!ステイゴールド!!ステイゴールド!!!
ステイゴールドォ!!!!」
ラジオ日本 加藤裕介アナウンサーの名実況が沁みる伝説的なレースですね(T-T)
勝てずともひたむきに走り続けて、最後の最後で栄冠を掴む。
非常に感動的でこのうえなくドラマティックであるが、面白いのが事実は180度逆だったことが明らかになっています。
・馬房の前を通ると肉食獣のごとき勢いで突進してくる。
・調教中に立ち上がるのは日常茶飯事。ほぼ垂直に立ち上がってふらつきもせず、あまつさえ10歩ほど二足歩行して見せる。
・騎乗しようとしたら回し蹴りが飛ぶ。
・全身が非常に柔軟で小回りが利き、器用。後半身側に立っていても噛み付いて来るし、狭い馬房の中でも狙いすました蹴りを放ってくる。
・パーソナルスペースがやたらに広い。調教の際、大抵の馬は前後に1mも離しておけば安全なのだが、ステイゴールドは5mは空けないと尻っ跳ねか飛び掛かって来るので非常に危険。
・隙あらば左に斜行し、自らレースをやめようとする
……等々、本当に馬なのか疑わしくなるような逸話が山ほどあり、種牡馬として三冠馬オルフェーヴル、ナカヤマフェスタ、ゴールドシップ、オジュウチョウサンとあまりにも名馬を輩出するものだから、ファンからは
「やっぱこいつ現役時代は手を抜いてた」
という意見が多数を占めるようになったのがまた面白いw
因みに、気性の激しい馬でも小動物には優しい傾向がある様でステイゴールドも例に漏れず、馬房を訪れる猫にデレデレであったという。
隣の馬房のナカヤマフェスタと共に、立ち去る猫を寂しげに見送る姿が撮影されていますw
購入価格 1,500 円 入手ルート その他 ※メルカリ
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