ラジエターファン修理 ラジエターファンが回っていない!アイドリング中にあわやオーバーヒート
| 目的 |
修理・故障・メンテナンス |
| 作業 |
DIY |
| 難易度 |
  中級 |
| 作業時間 |
1時間以内 |
1
前から夏は厳しく、昼間の炎天下で渋滞すると水温が厳しい日はあったのですが、夜間でも水温が厳しい時が。この状態になるとエアコンも冷たい風がでなくなり送風状態。
さらに街乗り信号待ちで水温がガーっと上がる現象が起こるようになり、さすがにコレはおかしいなと。
さらにラジエターアッパーホースで水温計ってるので、後付け水温計は100度超えても純正水温計は動かないという状態だったのですが、純正水温計も上がるようになってきたので、これはおかしいなと。
色々考えて、走行中は問題ない、つまり風が当たっている時は問題ないので、風を送る装置であるファンが回っていないという推測で調査開始。
実はこの車、前にぶつけた時にラジエターファンを壊しましてラジエターファンとコンデンサーファンは社外汎用品なのです。ついに壊れたか?しかしエアコン風もとなるとコンデンサーファンも?両方同時に壊れるのは考えにくい、しかし使用環境を考えるとなきにしもあらず、、、。
2
早速見てみると、ラジエターファンの配線にあるギボシ端子が焦げている。怪しい、、、。
しかもラジエターファン、コンデンサーファン両方この状態。怪しい、、、。
社外汎用品につき購入時は裸線。純正カプラーの先でギボシ接続なのです。
3
まずヒューズを見てみたらヒューズは問題なし。
車の電源入れて純正カプラー部分で電圧計ってみたところ、ラジエターファン、コンデンサーファンともにバッチリ電気は来てました。
となるとカプラーの先に問題があるので、先ほどのギボシか、本体故障かのどちらかに原因は絞られました。
4
問題切り分けのため、ギボシを切断切り離し、裸線をカプラーにぶっ込んで本体動作確認。
するとラジエターファン、コンデンサーファンともに回りました。
ということでギボシ接続に問題が出ていたことが確定です。(内部断線という可能性もありますが)
しかしギボシって、あんな単純なもん壊れるか〜???
5
手相を見てほしい訳ではないです笑
焦げたギボシを分解し観察してみると、端子本体が変色して茶色に。どうやら熱で溶けた絶縁カバーが端子に皮膜を形成して絶縁化、電気が流れないという状態になっていたのではないかと思われます。
要はカバーが溶けたのが原因。
溶ける要因は熱ですよね。ショートしての熱か、過大電流の熱か、その他の熱か。
見たところ+/-繋がっている部分はないので。ショートではなさそう。電流もそもそもこのファン3年目なので過大電流ならもっと早く壊れそう。
ただの熱か、、、。
6
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で、純正ファンより薄いのでどうやら上に熱風が抜けるらしく。赤い部分がファン、青い部分が隙間です。
この隙間のところにカプラーとギボシが位置していたので、ファンの熱風が当たって溶けたのではないかと思われます。
3年目なんですが、一昨年は夏あまり乗ってないし、去年は全塗装で入院していたので夏乗ってないなと。加えて今年の酷暑。
風を下に流す導風板作った方が良さそうですね。
7
純正カプラーは熱に耐えそうなので、とりあえずギボシを少しでも熱から逃そうかと、カバーの上に出してみました。まぁ気休めですがw
8
見事ファンは稼働するようになり、アイドリングも問題なくなりました。試験走行でも問題なし、1日走っても問題なしでした!
導風板つくるかなー。
とりあえず酷暑は車にも厳しいですね。
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