アルテッツァ ポップアップモニターの開閉異常の修復
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ポップアップモニターの開閉について、頻繁に閉じなくなったり、閉じようとしているのに開いたり、チルトの間隔がバラバラになったり、明らかに異常な状態になりました。
それを手入れして直りましたので、その方法をご紹介します。
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ポップアップモニターを開きます(動かない場合は手で開きます)。開いた方が作業がやり易いからです。
そして、手前にあるメクラ板を取るとネジが2本出てくるので、それを外します
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写真のように、エアコンの吹き出し口の部分を持って、手前に引きます。写真では撮影のために片手になっていますが、実際には両手で引きます。
パカッと外れます。
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外れた状態です。
外れた部分を、写真のように上に置きます。
この時、インストルメントパネルの置いた場所が傷つくので、傷を気にする人は、下に何かを敷くなり養生することが必須になります。
作業は、この状態で出来ます。後ろのコネクタを外す必要はありません。
なお、以下の作業は撮影のために取り外して行っています。
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ポップアップモニターの左側面に、金属のプレートがネジで止めてあるので、ネジを外してプレートを取ります。
そして、プレートの左に小さいカバーがあるので、これを内装外しなどで外します。爪で取り付けてあるだけです。
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小さいカバーを外すと、可変抵抗器(ポテンショメータ)が出てきます。
この可変抵抗器の抵抗値により、開閉やチルトに関する角度を検知しています。ゲーム機のジョイスティックなどに見られる方法です。
この可変抵抗器が接触不良を起こし異常な抵抗値になったため開閉異常を起こしていました。
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可変抵抗器を外します。
ハマっているだけです。
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接点復活スプレーを写真の場所に塗布します。
液があふれるくらい塗布しても問題ありません。
塗布後に、可変抵抗器を数十回くらい動かします。
作業は以上です。
後は、元に戻すだけです。
ただし、可変抵抗器を取り付ける時に、可変抵抗器のピン部分を本体にある溝部分に必ずハメる必要があるので、注意して下さい。これがハマってないと動作しません。
●注意点(※ 必ず読んで下さい)
・すぐに直るとは限りません。私の場合もすぐには直らず、2日後ぐらいに直りました。接点復活スプレーには溶剤が含まれていますが、溶剤が効くのに時間が掛かったのかもしれません。又は、乾燥するのに時間が掛かったのかもしれません。よって、すぐに直らなかったとしても数日は様子を見た方がいいと思います。
・1回の作業で直らなくても、複数回の作業を行うと直るかもしれません。ちなみに、私は1回で直りました。
・これにより直るとは限りません。可変抵抗器が修復不可能かもしれないですし、モーターやギヤなどの駆動系の故障、又は別の原因かもしれないからです。
・簡単な作業とはいえ、多少の時間を使いますし、接点復活スプレーをお持ちになっていない場合は購入費用もかかりますし、必ず直ることを保障するものではありません。
全て自己責任で行って下さい。
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