【2022-2023】4xe ATFフルード漏れ【まとめとトラブルバスター】
目的 |
修理・故障・メンテナンス |
作業 |
DIY |
難易度 |
 初級 |
作業時間 |
12時間以上 |
1
ATF漏れからミッション交換までのタイムライン
3/25 納車
4/19 ATFパンに漏れを見つける。
4/25 担当者・整備士が確認
・ガスケット交換を提案される。
5/12 ピックアップ
・ガスケットの交換
5/13 戻ってくる
5/14 再び漏れを発見。
5/17 自走でドック入り
5/19 再検査
・kaishowさんより北米フォーラムの該当スレッドのURL
・ケンタックスさんよりトランスファーオイル漏れの事例の教示を受ける。
・北米フォーラム該当スレッドのリンクと事例を担当者、整備担当者と責任者へ共有
5/26 ストランティスよりミッション交換申請が通った旨の連絡をもらう。
新しいミッションの到着まで時間があるとのこと。
・夕方に一度戻してもらう
5/30 状況の進捗を確認、入庫日の決定。
6/9 担当者ピックアップ→ドック入り
6/17 修理完了。
渋滞にハマって、約束の時間に家に戻れそうも無く、途中のパチンコ屋🅿️にて受け渡し。
2
【確認方法】
2022-2023製造の4xeオーナーは
この位置から下に潜ります。
3
ATFパン後方に濡れがないかを確認してします。
濡れていたら☝️でちょっと触れて、匂いをチェック。
ほんのりネコのオシッコのような匂いがしたら。
それATFフルードです。
4
色はうっすら緑がかった色です。
8&9speed ATF
もしルビー色の液体なら、それはトランスファーケースからのATF +4です。
あとはディーラーと話しましょう。
少し長く掛かる案件ではありますが落ち着いて1つずつ話を進めていってください。
5
【なぜ、漏れるのか?】
オイルクーラーライン接続部付近の鋳物の気孔問題
高温で圧力がかかっているときに、オイルがトランスミッションの鋳物から漏れ出し、角度のついたパン/ガスケット側をゆっくりと後方へ流れ落ちていきます。
気孔はアルミ鋳物に発生する可能性のある既知の欠陥です。
気孔とは?
鋳造時に発生する内部の空洞のこと、日本では“スが入る”という表現をされています。
6
4xe以外のトランスミッションは、米国でFCAによって製造されていることに留意してください。
以下内容に🇺🇸FCA(ZF社)と🇩🇪ZF社が出てきます。混同しないようにしてください。
ZFの設計とライセンスを受けていますが、製造はFCA🇺🇸によって行われています。
ですが、4xeで使用されているトランスミッションは、ドイツの🇩🇪ZFによって製造されています。
どこで製造されているかは非常に重要であり、今回のキモの部分です。
なんらかの事情から2022-2023年度製の4xeには🇩🇪ZF社製造のミッションが使われていて、そのミッションの製造過程でアルミに「ス」が入り、そこから漏れる(染み出してくる)というのが今回の真相になるようです。
もう一度云います。
🇺🇸FCA製のユニットは漏れません(少なくとも異常な量ではありません)
。これは4xeに限った問題で、しかも🇩🇪ドイツ製のトランスミッションに限った問題です。
早い話、これは🇩🇪ZFのせいです。彼らはこのトランスミッションを自社で製造したのです。
皮肉なことに、FCAが米国で製造した🇺🇸ZFのトランスミッションは、かなり漏れにくいユニットです。
7
今回ディーラー責任者とも話しましたが、
本来の交換ステップとしては
①ガスケットの交換
②周辺ニップルやATFパンの交換
これらを何度か繰り返し、時間も掛けて
最終的にミッション交換となるらしいです。
ただ、これはあくまでも想像の話ですが。
4xeが日本で販売されたのは2022-2023
(フェンダー幅の車検証上での数値が間違っていて、販売出来なかったの空白の3ヶ月を除く)
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【妄想の話】
2022年度末の登録車は半年も経てば、保証切れ。
2023年度登録車も約1年後に保証切れ。
ATFが漏れてても、駐車場の床にシミを作る程度だし。
生死に関わることや、事故に発展するようなトラブルもない。
なので、気がついていたとしても
リコールやサービスキャンペーンにはしない。
これは別の件ですが、
実際に本国ではリコールやサービスキャンペーンで直してる箇所が数箇所あります。
日本ではスルー。
そもそもATF周辺に近寄るオーナーは極一部、なおオイル交換時だと距離は近いですが、見ている方向がまったく違うので視界に入らないから気が付かない。
そんな邪推をしてしまいます。
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